今回は趣味の鉄道模型、Nゲージのお話です
KATO
10-411 叡電900系「きらら」メープルレッドを整備します♪
私が手にしたのは05年ロットの旧製品です
初回ロットとは車体の塗装の明るさに違いを感じました
実車を見たことが無いのでどちらが正解か分かりませんが、初回ロットよりも暗めな印象ですね
現行製品(品番違い)とは、動力台車のカバーの色違いと、ヘッドライトが電球色から白色になった点
そして公式にR150曲線通過可能をアナウンスしている点
加えて、現行のワンマン化や京阪ロゴの印刷表現に、付属シールの変更があった模様です
つまり現行と、旧製品との差異は少ないと私は思います
特に動力に関しては…(笑)
さて
入手する前に情報を仕入れたのですが「動力車の集電が1台車のみで走行に不安定さがある」との記載が散見されたこと
上手く、安定して走らない動力だと言う内容が複数ありました
付随車から配線を伸ばして集電を改良した方もありましたね…
で、疑問に感じたのですよ
KATOの製品が、1台車のみで集電をしているとは思えない
何か勘違いがあるのでは?と…
そんなこんなで入手した
KATO 叡電900系です(笑)
先ずは付随車から分解
ライトのちらつきがありましたので分解しまして整備をします
通常のKATO製品と同様のハメコミによる組み立てでして
簡単に分解が出来ました
床下部分の組み合わせが固かったので、破損を恐れて今回は分解を諦めましたが
集電板、台車の集電シュー、車輪を磨いて整備完了
逆の行程で組み立てて完了です
次は動力車です
片側の台車のみ駆動する「0、5M」であることが分かります
近年のフライホイール付き動力で、同様の動力構成の車両がありますが、1世代前のフライホイール無しの動力でこの仕組みなのはワクワクしますね(笑)
モーターは見慣れたGM-5モーター
しかも「両軸」のままで用いられています
更に当ブログで良く登場する、見た事のあるサイズの「6014」ジョイントは、手持ちの部品が使えます
経年劣化してましたので、手持ちの新品のジョイントと交換してます
勿論専用部品もありますが、KATOさんの製品ですので
共通部品で構成されている部分も多くて扱いやすい感じですね
床下機器の部品(モーターカバー部分)が、内部の骨格の一部にもなっているので、取り扱いには気をつかう部分もありますが…
さて
動力車の集電ですが、動力台車からと、運転台側の付随台車の両方から集電されていました(笑)
勾配の走破性能はさておき
動力の不安定さの原因は、どうやらドローバーにありそうです
付随車と動力車を繋げるのは、台車マウントのドローバーでして、この部品の上下方向への遊びが少なくて、捻り方向にも対応範囲が少ない印象です
それ故に2つの台車が浮き上がる事がある模様です
ちょっとラフな線路状況だと、たちまち浮き上がって動力が線路に伝わらない感じですかね…
元々軽い車両ですし
車軸間も短い台車なので、どうしても追従性能が劣るかもしれません
補重するとか対策が練れそうですね
通常のカプラーならば起き得なかった事象かも知れません
この事象は
最近のリアルカプラーでも有り得る事ですので
ひとつの要因として記しておきます
付随車同様に
集電板、集電シュー、車輪を磨いて
ジョイント交換と
ギアまわりのホコリ除去、モーターのカーボン煤除去を行って整備完了です
因みに私の環境では、スローも効いて
パワフルな旧動力の走りでしたよ
勿論、フライホイール付きやコアレスの様な繊細な走りには及びませんが(笑)
なかなか良い買い物をしたと満足しています
残り2色も集めちゃおうか?
それ位、魅力的な車両ですねコレは
そんなKATO 叡電900系の整備のお話でした…m(_ _)m