半年程かけて準備した企画が無事終了しました。まずは、ほっとしましたが、簡単にメモしておきます。
●要点
・図書館システムの今後や、サービスとの連携、データ連携などの点で、いいスピーカーに発表いただいたと思います。
・討論は、従来的な履歴活用のことが多かったように思います。
・「つながり、コミュニティ」
・ともかく、次につなげることが大事です。
以下、やや詳細です。例によって、個人的な理解に基づく、個人的なメモです。
また、私は今回司会でしたので、全体の分量は少ないですが、司会としての反省も含まれています。
(いきなりの参考サイト)
・空手家図書館員の奮戦記(一緒に準備した井上さんのブログ)
http://karatekalibrarian.blogspot.com/2010/09/2.html
・当日のUst(動画)
http://www.ustream.tv/channel/bibliobattle-dtk41
■国内外の事例から見るWeb時代の図書館システム
-利用履歴活用、図書館ポータル、情報発信、コミュニティ
まずは、小野さんの発表です。
発表資料は、大図研大会公式サイトにあります。
http://sites.google.com/site/dtk2010osaka/puroguramu/kadai-betsu-bunka-kai#dai4
私としては、発表資料になかった筑波大図書館のTulips 2010 についてのところに興味を感じました。宇陀先生作成の資料を託されて、話してくるようにと指示されたとか。
私も昨年秋に、同図書館にお邪魔して、お話を伺ったことがありますが、導入の背景や結果をお聞きすることができて、大変興味深かったです。
○Tulips 2010
ポータル → 次世代OPACシステム
メタリブ、SFX → ...を部品にした製品開発
→ インターフェースを重視
Rich but complex → Simple & quick
・2002 お知らせが半分以上
・2006 8割程度がリソースへのリンク
文献への距離の遠さ、操作が煩雑、入手して終わり
→ 文献に最短距離、シンプル操作、文献管理
・2006で得られた知見
ユーザパスとシステムパスが一致しない。
入り口を提供しただけ=製品の寄せ集め、という意味か。
・導入経緯
・2010の紹介
データベースの一覧はユーザが組み替えられる。
デザインが得意な学生とも協同
ガジェット
○「リアル」を有効に活用するための「バーチャル」
…というのも大事な視点かと思いました。
それを実現する手段が「システム」ということでしょう、ひとことで言えば。
○人のつながりとシステム・データ
○討論
作戦としては、特に話題は準備せず、フロアの発言に任せ、それをまとめていくという方向でした。
結果としては、従来的な履歴活用の話題が多く、当初この分科会でねらっていた、その先にある話題に時間を割くことができませんでした。最後の方で、そこに触れた発言は出してもらえたのですが。
運営側の反省は多いですが、一方で図書館業界が普通に履歴活用を語る(ないし語らない)のには時間がかかるということなのかもしれません。ただ、一定の”ガス抜き”はできたのであればよいと思っています。
(それ以外の点は、後述)
■NACSIS-CAT/ILL 課題と展望
京都大学図書館の渡邉さんには、標記のテーマで発表いただきました。
NIIの方でも議論がスタートしているらしいことや、書誌レコードの連携を考える時に必須のNACSIS-CATについても、今後、大事なトピックになると思いましたので、短い時間ですが、問題の投げかけ的に発表してもらうことにしました。
内容についてはあまり触れませんが、渡邉さんも発表の中で、
Connect: Data, system, service, people
ということに触れていたのは印象的でした。
多くの関係者が、何かを考えるに当たっての手がかりや仲間を求めているのでしょう。言い方を変えると、そうした方がいいものが生まれるはずということかもしれません。
とても大事な点かと思いますので、今回の分科会や、その他のセミナー等の場で広げていかなければならないと感じます。
今回は、時間が短かったことは発表者の渡邉さんをはじめ、参加者の皆さんにも不十分さを感じさせたかもしれませんが、まずは問題提起と、それについて多少の意見交換ができたと前向きに受け止めていただければと思います。
また、UstのおかげでNIIのYさんからTwitter上で反応いただき、場外(!?)でちょっとした議論があったのも、予期せぬ楽しいハプニングだったと思います。
○司会としての反省
全体を通して、司会としての反省は(全て結果論ですが)控え目にしすぎたかというところです。特に小野さんの討論の時に、積極的に議論を誘導すべきだったかとも感じました。個人的には、仕様の共通化やデータ連携といった話題をもう少し取り上げても面白いと感じていましたので。
討論も、一対一の質疑応答ではなく、いわゆるスター(☆)型の討論としたかったですが、さすがに80人もいるとそうもいかないものでしょうか。
また、Ustをあとで少しだけ見てみましたが、発表者がしっかりしていたので、司会もいい感じで目立たず控えめでもよかったかとも思いました。まぁ、私が思う程、参加者の皆さんは司会の存在は気にされていなかったでしょうし(汗…)
もっと個人的な反省は、私の声、やっぱ細い。かつてスピーチを習っていた頃も定番の指摘事項でした。お聞き苦しかったことは申し訳ありませんが、声の改善はどうしたら図れるのか、どなたかご教示を。
○謝辞
最後に、発表いただいた小野さん、渡邉さん、一緒に準備した大綱さん、井上さん、個人的サポーターの阪神地区のTさんとTさん、当日急遽Ustを実施してくれたNさんに感謝します。
また、運営の補助のため個人的なカンパをいただいた関西地区と沖縄地区の皆さん、当日お越しの皆さん、Ustをご覧になった方々、応援いただいた全ての皆さんに感謝します。
●要点
・図書館システムの今後や、サービスとの連携、データ連携などの点で、いいスピーカーに発表いただいたと思います。
・討論は、従来的な履歴活用のことが多かったように思います。
・「つながり、コミュニティ」
・ともかく、次につなげることが大事です。
以下、やや詳細です。例によって、個人的な理解に基づく、個人的なメモです。
また、私は今回司会でしたので、全体の分量は少ないですが、司会としての反省も含まれています。
(いきなりの参考サイト)
・空手家図書館員の奮戦記(一緒に準備した井上さんのブログ)
http://karatekalibrarian.blogspot.com/2010/09/2.html
・当日のUst(動画)
http://www.ustream.tv/channel/bibliobattle-dtk41
■国内外の事例から見るWeb時代の図書館システム
-利用履歴活用、図書館ポータル、情報発信、コミュニティ
まずは、小野さんの発表です。
発表資料は、大図研大会公式サイトにあります。
http://sites.google.com/site/dtk2010osaka/puroguramu/kadai-betsu-bunka-kai#dai4
私としては、発表資料になかった筑波大図書館のTulips 2010 についてのところに興味を感じました。宇陀先生作成の資料を託されて、話してくるようにと指示されたとか。
私も昨年秋に、同図書館にお邪魔して、お話を伺ったことがありますが、導入の背景や結果をお聞きすることができて、大変興味深かったです。
○Tulips 2010
ポータル → 次世代OPACシステム
メタリブ、SFX → ...を部品にした製品開発
→ インターフェースを重視
Rich but complex → Simple & quick
・2002 お知らせが半分以上
・2006 8割程度がリソースへのリンク
文献への距離の遠さ、操作が煩雑、入手して終わり
→ 文献に最短距離、シンプル操作、文献管理
・2006で得られた知見
ユーザパスとシステムパスが一致しない。
入り口を提供しただけ=製品の寄せ集め、という意味か。
・導入経緯
・2010の紹介
データベースの一覧はユーザが組み替えられる。
デザインが得意な学生とも協同
ガジェット
○「リアル」を有効に活用するための「バーチャル」
…というのも大事な視点かと思いました。
それを実現する手段が「システム」ということでしょう、ひとことで言えば。
○人のつながりとシステム・データ
○討論
作戦としては、特に話題は準備せず、フロアの発言に任せ、それをまとめていくという方向でした。
結果としては、従来的な履歴活用の話題が多く、当初この分科会でねらっていた、その先にある話題に時間を割くことができませんでした。最後の方で、そこに触れた発言は出してもらえたのですが。
運営側の反省は多いですが、一方で図書館業界が普通に履歴活用を語る(ないし語らない)のには時間がかかるということなのかもしれません。ただ、一定の”ガス抜き”はできたのであればよいと思っています。
(それ以外の点は、後述)
■NACSIS-CAT/ILL 課題と展望
京都大学図書館の渡邉さんには、標記のテーマで発表いただきました。
NIIの方でも議論がスタートしているらしいことや、書誌レコードの連携を考える時に必須のNACSIS-CATについても、今後、大事なトピックになると思いましたので、短い時間ですが、問題の投げかけ的に発表してもらうことにしました。
内容についてはあまり触れませんが、渡邉さんも発表の中で、
Connect: Data, system, service, people
ということに触れていたのは印象的でした。
多くの関係者が、何かを考えるに当たっての手がかりや仲間を求めているのでしょう。言い方を変えると、そうした方がいいものが生まれるはずということかもしれません。
とても大事な点かと思いますので、今回の分科会や、その他のセミナー等の場で広げていかなければならないと感じます。
今回は、時間が短かったことは発表者の渡邉さんをはじめ、参加者の皆さんにも不十分さを感じさせたかもしれませんが、まずは問題提起と、それについて多少の意見交換ができたと前向きに受け止めていただければと思います。
また、UstのおかげでNIIのYさんからTwitter上で反応いただき、場外(!?)でちょっとした議論があったのも、予期せぬ楽しいハプニングだったと思います。
○司会としての反省
全体を通して、司会としての反省は(全て結果論ですが)控え目にしすぎたかというところです。特に小野さんの討論の時に、積極的に議論を誘導すべきだったかとも感じました。個人的には、仕様の共通化やデータ連携といった話題をもう少し取り上げても面白いと感じていましたので。
討論も、一対一の質疑応答ではなく、いわゆるスター(☆)型の討論としたかったですが、さすがに80人もいるとそうもいかないものでしょうか。
また、Ustをあとで少しだけ見てみましたが、発表者がしっかりしていたので、司会もいい感じで目立たず控えめでもよかったかとも思いました。まぁ、私が思う程、参加者の皆さんは司会の存在は気にされていなかったでしょうし(汗…)
もっと個人的な反省は、私の声、やっぱ細い。かつてスピーチを習っていた頃も定番の指摘事項でした。お聞き苦しかったことは申し訳ありませんが、声の改善はどうしたら図れるのか、どなたかご教示を。
○謝辞
最後に、発表いただいた小野さん、渡邉さん、一緒に準備した大綱さん、井上さん、個人的サポーターの阪神地区のTさんとTさん、当日急遽Ustを実施してくれたNさんに感謝します。
また、運営の補助のため個人的なカンパをいただいた関西地区と沖縄地区の皆さん、当日お越しの皆さん、Ustをご覧になった方々、応援いただいた全ての皆さんに感謝します。
企画・準備・当日と、いずれも久保山さんの力なしには、できませんでした。
本当に、ありがとうございました!