9.11. 9年目

随分時間もたちましたし、その後の戦争もあったりで、遠い記憶のままにしておこうとも思いましたが、少しだけ。

約1年半後の記録と、カナダ旅行中だったその前日と当日の様子は、ここにも書きました。

カナダ図書館訪問記－－地方都市編．１，ケロウナ－－（大図研　大阪支部報）
http://dtkosaka.hp.infoseek.co.jp/shibuho/168.html

旅行中でしたので、当時日本にいたよりも情報量は少なかったですが、ニュースで流れる映像は「映画みたい」などというものではなく、目の前で起きたような現実感がありました。怖かったです。
戦争が始まるかもしれない、その当事国から非常に近い国にいるというのも怖さを感じました。（当時は今ほど国際情勢に関心を持っていませんでしたが、紛争はあちらこちらで起きていたでしょう。）

今回の写真は、避難先(?)のバンクーバーアイランド、ビクトリアで写したものです。
当日から2日ほどはケロウナに滞在していたのですが、帰国便の予約が4日ほど先になってしまったのと、滞在中のホステルも満室になったので、移動を決意したのです。バスの時間を調べ、発車前の時間に公衆電話から宿の予約を入れました。Vancouverから先に乗り継げなかった場合を考え、Vancouverの宿も念のため確保したりもしました。
そして、たどり着いたビクトリアで数日ぶりに見た空飛ぶ飛行機(←変な表現)が嬉しくて、写したものです。(Vancouver空港には山ほど飛行機がいましたが)

当時は電子メールは今ほど普及していなかったですし、インターネット上のサービスもそれ程ではなかったでしょう。自分の経験で言えば、例えば、宿の予約は電話を使うことの方が多かったです。

私がカナダをよく旅することをご存じな方もおられるでしょうが、こんな強い経験と、その時に感じた雰囲気も作用しているのかもしれません。