左:6点方式の点字を発明したルイ・ブライユ(1809-1852、フランス人)
右:数学点字を発明したアブラハム・ネメス(1918-2013、アメリカ人の数学者)
右:数学点字を発明したアブラハム・ネメス(1918-2013、アメリカ人の数学者)
「視覚障害者が読める理数系書籍や学習環境について(リンク集)」という記事で紹介したページを調査し、数式を点字で効率的に入力するための方法を模索し始めたのだが、おおまかに今後の方針を決めたので紹介することにした。
僕は小説など一般向けの本の点訳に興味があるわけでなく、あくまで「理科復活プロジェクト」のひとつとして「数式の表現」にこだわっているのだ。理数系マインドは少しも揺らいではいない。何か面白そうだからやっているわけである。
これから投稿していく一連の記事をお読みいただいて、理数系本の点訳や数式をサポートしている点訳エディタの開発をやってみようという人がでてきて、理数系書籍の点字本が増えることを期待し、その結果、同志として理数系の視覚障害者の人口を増やしていこうという
次の項目に分けて述べていく。
1) 点字の発明者、数学点字の発明者
2) 点訳の方法の昔と今
3) 数学点字の入力方法の現状
4) これまでの調査結果
5) 今後の方針
1) 点字の発明者、数学点字の発明者
点字を世界で初めて発明したのはシャルル・バルビエ(1767-1841)というフランスの軍人だ。ただ彼が発明したのは12点を使った点字だったので複雑過ぎて普及することはなかった。
現在、世界中に普及している6点方式の点字を発明したのはルイ・ブライユ(1809-1852)で、彼もフランス人である。点字はフランス生まれということになる。(参考:フランス語の点字表記)6点点字が完成したのは1825年のこと。ルイ・ブライユについての詳細はウィキペディアの記事をお読みいただきたい。
日本の点字の発明者は幕末に浜松藩で生まれた石川倉治(1859~1944)という小学校教師で、1890年(明治23年)11月1日に東京盲唖(もうあ)学校で石川倉治が考案した点字配列が採用されることに決まった。石川は「点字器」、「点字ライター」も開発し、日本点字の父といわれている。そして11月1日は日本の点字記念日に定められた。(ウィキペディアの記事)
漢字を表記するための漢点字は大阪府立盲学校教諭だった川上泰一が1969年に考案したが8点で表記するものだったので広く普及するには至っていない。(参照:漢点字、日本漢点字協会)また6点漢字の素案は1972年、元筑波大学付属盲学校(現在の筑波大学附属視覚特別支援学校)教諭、長谷川貞夫によって素案が公開されたが普及するには至っていない。(参照:六点漢字の創案)
つまり標準的に普及している日本語の点字は「かな、句読点を含む各種記号、英数字」を使い、読みやすくするために文節や単語の間に空白を挿入する「分かち書きの規則」に従って表記されている。
数学で使われる複雑な数式を6点方式の点字で表現する方法を発明したのがアブラハム・ネメス(1918-2013)という全盲のアメリカ人数学者である。残念ながらネメス博士は昨年10月2日に94歳で逝去されたばかりなのだ。以下の追悼ページでは3ページに渡って晩年の博士の写真を見ることができる。温厚なお人柄がよくわかる写真ばかりだ。少々太りすぎだと思うが94歳は大往生である。
Dr. Abraham Nemeth, inventor of the Braille math code, dies at 94
(The New York Institute of Special Education, since 1831)
http://www.digitaljournal.com/article/359503
次のページは2009年、博士が90歳のときに行われたインタビューの記事。博士ご自身やネメス点字が考案されたいきさつや改善の過程を知ることができる。近いうちにこのページを翻訳して記事として紹介したいと思っている。
The History of the Nemeth Code: An Interview with Dr. Abraham Nemeth (2009)
https://nfb.org/images/nfb/publications/fr/fr28/fr280110.htm
ネメス点字を知るには次の2つが特にお勧め。複雑な数式を点字で表記することがいかに困難なことかがおわかりいただけるだろう。
ネメス点字(Nemeth Braille)とは
http://en.wikipedia.org/wiki/Nemeth_Braille
Nemeth Braille(PDFによる詳細例)
http://www.brailleauthority.org/mathscience/nemeth1972.pdf
ネメス点字でアラビア数字は次のようになる。一般的に使われている点字に対して1段下がっているのだ。視覚障害者にとっては問題ないが、6点方式で入力する点訳者にはまぎらわしい。
ネメス点字
通常の点字
2) 点訳の方法の昔と今
実をいうと僕は大学生だった1980年代半ばから卒業するまでの少しの期間、大学外の一般の点訳ボランティア・サークルに所属していたことがある。月1度の定例会に出席した程度で、気合いを入れて点訳をしていたわけではない。初級点字講習をマスターした程度だ。
その当時はまだパソコン点訳が始まる前で、点訳者は点字板や6つのキーで入力する点字タイプライターを使っていた。点字プリンターもほとんどなく、点訳システムはパナソニックが開発したブレイルマスターという800万円もする装置があるだけだった。ブレイルマスターについては以下のページで知ることができる。
「視覚障害者とパソコン」 その歴史をたどる
http://www.edu.pref.kagoshima.jp/ss/Kagoshima-B/historyl.html
当時の状況は、点字板による点訳はさしずめ15世紀半ばグーテンベルクの活版印刷機が発明される前の「写本」による時代のようで、点字タイプライターは機械式の英文タイプライターによる入力作業のようなものである。点字本は一般向けの本と違い、指の腹で触って読むから点がつぶれたりすることによる劣化が激しい。コピーをとるように複製もできないから視覚障害者が読むことのできる本は現在とは比較にならないほど少なかった。
点字板や点字タイプライタで入力中に間違えると、用紙をはずして間違えて打った点をつぶさなければならない。また間違えたことを後になって気がつくとほとんど修正不可能になるので、そのページはやりなおしになる。常に緊張していなければならない根気のいる作業だった。
だから1987年にMS-DOS上で動く日本初の点訳ソフト「コータクン」がリリースされたのは画期的な出来事だった。このソフトによって入力や編集時の修正、点字ファイルを使った印刷や複製、パソコン通信やフロッピーによる点字本の受け渡しが可能になったからだ。「コータクン」はその後Windowsに移植され、現在はWindows7までサポートされている。
Windows用点訳「コータクン」完成(つつじ点訳友の会)
http://www.tutuji.org/ktn_win.html
ただし「コータクン」は6点入力方式なので、かな入力やローマ字入力ができない。慣れてくると6点入力のほうが早いらしいのだが、入門者にはハードルが高いのも事実。パソコン点訳が始まる前に使われていた点字タイプライターの操作は次の動画で見ることができる。
点字ファイルさえできてしまえば点字プリンタで印刷できるほか、現在ではこのようなWiFi機能付きのハイテク情報端末で点字ファイルをダウンロードして書籍端末として利用できる。音声による読み上げも可能だ。
商品説明ページ:
ブレイルセンスU2日本語版(視覚障害者のために開発された携帯情報端末。)
http://www.extra.co.jp/sense/bsu2.html
ブレイルセンスオンハンドU2ミニ日本語版(その小型版)
http://www.extra.co.jp/sense/bso_u2mini.html
その後90年代には、無料と有料のものも含めてかな入力やローマ字入力ができる点訳ソフトが開発、提供されるようになった。
しかし、今回調査したところその多くが32ビットのWindows95やXPまでしか対応していず、64ビットのWindows環境で使えるものはかなり減っていることがわかった。64ビットで動作するソフトもそれぞれ特色があり、長所短所がある。そしてそのどれについても数学点字(ネメス点字)はサポートされていないのが現状だ。6点入力でネメス点字を入力することはできるが、晴眼者が読める「墨字モード表示」にするとサポートされていない箇所は文字化けしたりその前後も含めて判読不能になってしまう。
数学の教科書も含めて高校までの教科書や参考書の点訳はパソコン点訳が始まる前から行われていた。数多くの点訳者の地道な手作業によって培われてきた長い歴史とノウハウの蓄積があるわけである。実際に使われている数学点字とネメス点字の違いについてもわかる範囲で調べてみたい。
3) 数学点字の入力方法の現状
パソコン点訳が実現したからといっても、効率的に点訳できるようになったのは文芸書や小説など数式を含まない文章で書かれた本だけである。
また、数式を含まない一般向けの本には図や表などが含まれていることもある。簿記や会計の教科書などがよい例だ。これについては「エーデル」に代表されるような図表点訳ソフトによって行なえるようになった。
したがって数学点字についてはほとんど効率的な方法が確立できていないのだ。点訳者が数学の記号の点字表示を覚えるか、その都度調べるかした上で、点訳ソフト上の6点表示を確認しながら慎重に入力しているというのが、現在広く行われている作業方法である。
高校までの範囲の数学ならばなんとか読めても、大学で使われる数学教科書の記号になると難易度はぐっと上がる。数式に使われている「∂(偏微分)」や「∇(ナブラ)」、ギリシア文字の読み方や使われ方を知らない点訳者にとって入力に非常に時間がかかっているのが現在の状況だ。
4) これまでの調査結果
「視覚障害者が読める理数系書籍や学習環境について(リンク集)」の記事を書いてから今日までに次のようなことを行なった。
ネメス点字について利用するホームページやPDF資料の選定と絞り込み
次の3つのホームページとPDF資料を参考にすることにした。
ネメス点字(Nemeth Braille)とは
http://en.wikipedia.org/wiki/Nemeth_Braille
Nemeth Braille(PDFによる詳細例)
http://www.brailleauthority.org/mathscience/nemeth1972.pdf
Nemeth Braille Code for Mathematics and Science 1972 Revision
http://www.gh-mathspeak.com/examples/NemethBook/
今後の調査に使用する点訳ソフトやWebサービスの選定と絞り込み
- Tエディタ2:無料の点訳ソフト
点字ファイル(BSE形式)を直接開いて編集、保存ができることや、使うことのできる機能、操作性の良さなどから判断した結果、このソフトを使わせていただくことにした。
Tエディタ2のホームページ
http://www6.ocn.ne.jp/~t-editor/
Tエディタ2の編集画面
- 点字ビューア:無料の点字表示ソフト
シンプルなソフトだが、数式点字を含む点字ファイルを開いても文字化けがあまりしないことと、6点表示に切り替えるとサポートしていない点字の箇所が赤く表示されるので、問題の原因箇所を見つけやすくなると思ったので使わせていただくことにした。
点字ビューアのホームページ
http://hp.vector.co.jp/authors/VA049672/viewer.html
- Infty Editor + BrailleInfty Package
Infty Editorは有料の数式入力、作成ソフト、LaTeXもサポートしている。数式入力を必要としている理数系の晴眼者にとっても便利なソフトだ。
BrailleInfty Packageは無料の数学文書用の点字変換、点字編集ソフトで、Infty EditorのPlug-Inとして提供されている。2008年6月からリリースが中断し、ダウンロードできない状態が続いていたのだが、Twitterでいつもやり取りをさせていただいている @HorizonEternity さんのご尽力により10月22に公開していただきました。@HorizonEternityさん、そして公開元のサクセスネット様、ありがとうございました。
Infty Editor、BrailleInfty Packageを公開しているサクセスネットのホームページ
http://www.sciaccess.net/jp/index.html
- Webサービス
漢字かな混じりのテキストらの点訳、点字ファイル(BSE形式)への出力のために次の2つのWebサービスを利用する。これらのサービスを使えばホームページから文章をコピーしてあっという間に点訳し、生成された点字ファイルを点字エディタで開いて編集できるようになるわけだ。
もちろんこれらのWebサービスは数式点字を扱えない。どうやれば扱えるようにできるのかを考えるのが知恵の見せ所である。
点字自動翻訳システム(双方向):Web版なのでインストール不要
http://muzik.gr.jp/tenji/default.asp
点字に自動翻訳するサーバー(点字ファイル(BSE形式)が出力できる。英語点字にも対応。):Web版なのでインストール不要
http://ebraille.med.kobe-u.ac.jp/
- エーデル
表や図、グラフはこの無料ソフトで行う。ただしこれは作業の効率化がいちばん難しいので、僕の調査対象の中での優先度は低い。すくなくとも自分で操作して、どのように表や図、グラフを点訳すればよいかを知るために試してみることにしたい。
エーデルをはじめよう!(点字・点図編集ソフト):ソフトのダウンロードサイトはここ。
http://www.ntut-braille-net.org/EDEL-Web/index.html
エーデルの編集画面
調査に使う数学書籍の点字ファイルの入手、参照用に使う資料や書籍の購入
- 点字ファイル:数学30講シリーズ
数式の点字表現の調査は自分でゼロから始めるよりも、すでに出来上がっている実例を参考にするほうが手っ取り早い。好都合なことに志賀浩二先生の「数学30講シリーズ」の最初の5巻は点訳済みで、次のページからBASE (BSE)ファイルを無料でダウンロードすることができた。なお好都合なことに、これらのファイルは上記 InftyBraille で作成されたものなのだ。
科学へジャンプ・点字図書ライブラリー
http://www.sciaccess.net/BBLib/
「数学30講シリーズ」では各巻それぞれ数学の代表的な分野を解説しているので、各分野の数式のパターンが網羅されている。調査をもれなく効率的に行うことができるのがよい点だ。
- 数学30講シリーズの書籍
点字データを見ても元の数式がわからないと分析はできない。点訳したときに使った原本は必須だ。このシリーズはすでに何冊か持っていたので、点訳済みの5冊に対して足りない巻を中古で購入して揃えておいた。(群論の巻は点訳されていないが、もともと持っていたので写真に含めた。)
- 点字数学記号解説(暫定改訂版)と点字表記辞典第6版
日本点字委員会(日点委)は、日本における点字表記法の唯一の決定機関として1966年に発足した団体だ。高校までの数学の教科書はこの委員会が定めた「点字数学記号解説」の表記法に従っている。また点訳で使用される日本語の分かち書きは例外があったりして初心者には難しいものだ。分かち書きの標準として利用できるのが点字表記辞典だ。この2冊は参照資料として欠かせない。点字表記辞典はすぐ必要になるものではないけれども、3000円以上の購入でクレジットカード払いができるようになっていたので2冊まとめて購入しておいた。
ちなみに点訳ソフトに備えられている「辞書」とは分かち書きを自動的に行うために検索される辞書のことである。
点字数学記号解説(暫定改訂版)
http://www.braille.jp/data/suugakukigou.html
点字表記辞典第6版:この版は2014年6月30日に刊行されたばかりだ。
http://yougu.nittento.or.jp/product1438_132.html
点訳ソフトのインストール、基本操作の習得
- Tエディタ2のインストールと基本操作の習得
Tエディタの基本操作は以下の入門用ページをすべて試しながら学んでおいた。
T・エディタ入門 | BASING ROOM
http://basingroom.com/node/1201
この入門ページを公開している「BASING ROOM」はネット上で活動している点訳グループで、サイトに登録した点訳者が協力し、本ごとに設けられたフォーラムに参加して点訳を進めている。
ホームページや運用のシステムもセンスがよく、内容も充実しているので、まさに僕がイメージしていた現代版パソコン点訳そのものだ。「BASING ROOM 製作の点字図書リスト」を見てわかるように活発に活動している。点訳しているのはライトノベルや文芸書が中心なので、数学とは関係ない一般書籍の点訳に興味を持たれた方は参加してみるとよいだろう。
- 数式のverbose semanticsから点字ファイルの生成の実験
「Nemeth Braille Code for Mathematics and Science 1972 Revision」のページで「14. Modifiers」のページを表示させてからBraille:で「Unicode Braille」を選択してから「Apply」をクリックするとページの中ほどに次の表記が表示される。
クリックで拡大
背景が薄緑色表示されている箇所の「sigma-summation Underscript n equals 1 Overscript infinity EndScripts StartFraction 1 Over 2 Superscript n Baseline EndFraction equals 1」のことをこのサイトではverbose semanticsと呼んでいるわけだが、この文字列はこの数式を構成する各部分の点字表記の順番に沿う形で数式の構造を表現しているのだ。このverbose semanticsは数式の音声読み上げのためにも使うことができる。
この数式例についてverbose semanticsの文字列から点字ファイルを生成する手順を手作業を含む半自動的な方法で行うことができた。この手順については次回の記事で説明する予定だ。
- Infty Editor + BrailleInfty Packageのダウンロード
ひとつ上の「数式のverbose semanticsから点字ファイルの生成の実験」をしている最中にBrailleInfty Packageが公開されたという連絡をいただいたので、ダウンロードだけさせていただいた。
5) 今後の方針
- Infty Editor + BrailleInfty Packageの調査
ソフトの使い方を習得した後、「数学30講シリーズ」のファイルで調査するとともに、LaTeXで記述した数式から点字ファイルを生成するまでのプロセスを試してみる。
数式は文章中に埋め込まれているシンプルなものと、文章の段落から独立して表記されているもの、表や図の中に記述されているものに大別される。このうち文章から独立して表記されているものと、文章中に埋め込まれている数式の点字表現を調査する。
- 数式のverbose semanticsから点字ファイルの生成の実験を継続
もっと多くの例でこのプロセスがうまくいくかどうかを試す。またプロセスをより効率的にできないか調査する。
- エーデルのインストールと使い方の習得
表や図版の点訳の概要を学ぶとともに、数式の点訳に役立つような使い方ができるかどうかを調査する。
おことわり: 本来は「視覚障がい者」もしくは「視聴覚障碍者」と表記すべきなのだが、ネットでは「視覚障害者」の表記で検索する人のほうが多いので、この記事では「視覚障害者」とさせていただきました。
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点訳をもう始めようとなさっているのですか!僕は数式の部分だけをとりあえず研究しているので、その他の文章の部分の点訳についてはブログの記事で説明していません。
どのような本であれ(小説であれ理数系書籍であれ)、まず2~3ページを点訳してから、経験者か視覚障害者にチェックしてもらったほうがよいですね。間違ったまま進めて、後から気がつくとショックが大きいですから。
あと、もうひとつ気になるのはネメス点字は日本では使われていないということです。日本での数学点字は「点字数学記号解説(暫定改訂版)」や「点字理科記号解説(暫定改訂版)」に従っています。
点字数学記号解説(暫定改訂版)
http://yougu.nittento.or.jp/product886_132.html
点字理科記号解説(暫定改訂版)
http://yougu.nittento.or.jp/product887_132.html
また、次のPDF資料は大変役に立ちます。日本と海外の数学点字の違いがはっきりわかります。
数学点字記号の国際対照表
http://www.tsukuba-tech.ac.jp/repo/dspace/bitstream/10460/366/1/Tec04_0_21.pdf
あと電話でお話するのはまったくかまいません。LINEか固定電話でということにしたいですが、LINEをお使いでしょうか?後ほど個人メールさせていただきます。