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とね日記

理数系ネタ、パソコン、フランス語の話が中心。
量子テレポーテーションや超弦理論の理解を目指して勉強を続けています!

読み始めた:ファインマン物理学 (5) 量子力学

2006年11月16日 12時55分38秒 | 物理学、数学
先週からとうとう「ファインマン物理学(5)量子力学」を読み始めた。昨夜第8章まで読み終わったところだ。

これはファインマン物理学(I~V)の5冊目にあたる本で、ファインマン教授が1960年代にカリフォルニア理工科大学の1、2年生に対して行った物理学入門の講義をまとめたものだ。読者に対する話しかけがあり、リズムと流れがある大変個性的な教科書である.

空間や時間、物質を構成する原子や電子、素粒子、重力をはじめとするさまざまな力や電磁波などで構成されるこの世界の根本の原理や、その延長としてパラレルワールド(無数に存在する別の宇宙)が存在するという仮説やタイムマシンの理論が可能であることを数学的な構造として理解できるようになろうとしてはじめた僕の「宇宙論プロジェクト」で、最終的には素粒子物理学や超ひも理論を理解できるようになりたいわけであるが、これらの本に進む前にそれ以前の物理学の理解が必須であろうと「ファインマン物理学」を読み始めたわけだ。この「量子力学」編が読み終わったら1冊目から4冊目にもひととおり目を通しておこうと思っている。(I:力学II:光 熱 波動III:電磁気学IV:電磁波と物性V:量子力学

いきなり5冊目から読み始めたばかりであるが、ミクロな世界での電子や原子の量子的性質がよくわかるように書かれている。物理の教科書を読んでいるような堅苦しさがないので楽しく勉強できるのがよいと思う。

それにしても読みたい本がこの他にも数冊あり、時間がなかなかとれないのが辛いところだ。

「量子力学」編の章立ては次のとおりだ。

第1章:量子的な性質
第2章:波動的観点と粒子的観点の関係
第3章:確率振幅
第4章:同種粒子
第5章:スピン1
第6章:スピン1/2
第7章:振幅の時間依存性
第8章:ハミルトニアン行列
第9章:アンモニア・メーザー
第10章:他の2状態系
第11章:さらに2状態系
第12章:水素原子の超微細構造
第13章:結晶格子内における伝播
第14章:半導体
第15章:独立粒子近似
第16章:振幅の位置依存性
第17章:対称性と保存則
第18章:角運動量
第19章:水素原子と周期律表
第20章:演算子
第21章;古典的状況のもとでのシュレディンガー方程式:超伝導のゼミナール
ファインマン結びの言葉

参考リンク:

『ご冗談でしょう、ファインマンさん(上)(下)』
http://booklog.kinokuniya.co.jp/mogi/archives/2005/07/post.html


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