徒然に思いをこめて♪

季節のさりげない出来事を、思い出のポケットに仕舞い込むように・・・
あなたの心に届くようにと・・・♪

検査入院 ①

2006年02月10日 | 命の闘病記
11月15日(腫瘍発見から4年9ヶ月)
外科的生検のため13時 1外科病棟入院。
短期間の入院と空き部屋がない事を理由に
1日3045円の個室に入ってくださいと言われOKする。

入院後、オリエンテーションで
入院の生活の説明を受ける。
夕方 採血
(採血って苦手だ。。。。。気分が悪くなる。。。)
そのあとで
検査のための インフォームドコンセントを受ける

説明の内容は次の通り

左乳房の外側に腫瘍を認めます。2001年から大きさがほとんど大きくなっていないので、良性の可能性が高いと判断しますが、マンモグラムの所見 MRIの所見 超音波検査の所見から悪性が否定できません。針生検では、悪性細胞は認めていません。
11月16日に、乳腺腫瘍を切除して 癌でないかを調べます。癌であった場合は、後日乳房の追加切除と腋窩リンパ節を郭清する手術を行います。癌でない可能性が高いと判断しています。
今回の麻酔は局所麻酔です。点滴に意識がぼやっとする薬を使用します。
様々な薬を用いるので、アレルギーやショックの可能性があります。まれに急性循環不全などにより、後遺症を残す場合があります。手術中や術後に心筋梗塞・不整脈、血栓症など 後遺症を残したり死亡する可能性の疾患が発症し、手術が原因のように思われることがまれにあります。発症した場合に緊急処置、治療を行い、状況をご説明します。

以上のようなことでした。

先生も、癌の可能性は低いと
このときに 考えてたことが判ります。

11月16日生検手術日 朝食は抜き
8時前に 手術着に着替えて点滴を打たれて
車椅子で、手術室に入る
中で、ストレッチャーに乗り 手術用のキャップをかぶせられる

手術室は、テレビのドラマで見るのと ほとんど変わらない
殺風景な機械だらけの部屋の中央の天井に
ライトが沢山ついたようなものがある
中で、手術台に乗り換えて
首のとこに緑色のカーテンのような物を置かれた。
これも よくテレビで見る光景だ。
手術室には、麻酔担当の何人かの看護師さんと
白衣の先生が主治医以外に2名いる。
1名は、研修医のようだ。
その他、私の顔の近くに いつも居て 様子を伺ってる看護師さんがいる。
しょっちゅう、「気分は悪くないですか?」と聞いてくる。
右手には、定期的に自動で血圧を計れる血圧計と点滴
足・手首には 心電図の機械がつけてあった。
目の前の カーテンで あとは何をしてるのか判らなかったが
局所麻酔のため、見える範囲で記憶は残ってる。

腫瘍摘出手術が 始まった。
レーザーメスで 胸を切り開いているようだ。
「ジジジジジ~~」と 自分の肉の焼ける音と匂い、カーテンの向こうから立ち上がる煙が異様である。
針による 局所麻酔で最初は痛みもなかったのだが、途中ぎりぎりの局所麻酔のため
麻酔が効いてないとこにメスが入る。
「痛い!!!」激痛とともに身体が硬直する。
「麻酔1本追加」
麻酔を追加して また手術が再開される。

痛みを知るまでは、普通でいられたのに
一度 痛みを味わうと
「また、来る 来そうだ。。。」
と言う思いで、身体は硬直したまま 構えている。
数分後、「うっ!!!」顔がゆがむ。
「麻酔1本追加」
この繰り返しである。

私は、早く終ってくれ~と願いながら
身体は、恐怖で硬直したまま。。。。。。

そのうちに、カーテンのある首の下辺りが重くなった。
研修医が、手術の器具を そこに置いてたようだ。
主治医である執刀医に、「患者さんの上に物を置かない!」と言われて
器具を 移動したようだ。
「うっ!!!!」
「麻酔1本追加」
『も~~~~~、1本じゃなくて 何本も打っててよぉ~~』
言いたくても 言えない 悲しさ 

そうこうしてる間に、今度は首の中央 気管辺りが苦しい。。。。。
どうも、研修医がそこに手を置いて 手伝ってるようだ。。。。
(-________-;) ウッ・・・
そこに置いたら 息が出来ないじゃん。。。。。
麻酔切れの恐怖と、呼吸困難なんて洒落にならないよぉ~~
と思っていたら、移動してくれた。(´▽`) ホッ

「うっ!!!」
「あと、少しで終りますから 頑張って」
「あと少し あと少し」
そう、言い聞かせながら ようやく手術が終った。
 
ベッドを移動して、ストレッチャーで外手術室の外の控え室に
そこで、自分のベッドに移しかえられた
時計を見ると、10時
背中や、肩の部分が痛い
「2時間も、硬直したままだったんだ。。。」

先生に、採取した腫瘍を見せてくださいとお願いして
控え室で、ベッドに横になったまま 瓶詰めの自分の腫瘍を見た。
結構、でかいじゃん。。。。
「これを すぐに病理に出しますね」
そう話してるうちに 病棟の看護師さんがベッドごと お迎えに来た。

その日の夜から2日ほど
腰痛に悩まされる。。。。。。。。。
最初、何故だか判らなかったが
どうも、手術中の硬直のせいらしかった。。。
クッションをもらって 腰に入れてもらったが
中々治らなかった。。。。。。

検査入院② に続く