徒然に思いをこめて♪

季節のさりげない出来事を、思い出のポケットに仕舞い込むように・・・
あなたの心に届くようにと・・・♪

梅雨の風景♪

2005年06月11日 | 独り言
雨に濡れたアスファルトの細道を
雨傘を片手に
思い出を辿りながら歩いていくと
何処から現れたのか
沢山の小さい
カタツムリたちが
ユックリと進んでいく

紫陽花は
雨に濡れて重くなった頭をうな垂れて
それでも
鮮やかな色を映し出している


小さかった私は
学校に花を持っていくと言って
母に花を切ってもらったことが
何度もありました

花好きの
母が作った紫陽花は
見事に咲きほころんで
通りすがりの人たちを喜ばせてくれていました

惜しげもなく
切ってくれた
紫陽花の花束を持って
誇らしげに
学校に持って行ったものです。

ダリアの季節にも
色とりどりの
ダリアの花束を持たせてくれました
丹精かけて咲かせた花を
惜しげもなく切ってくれる母の姿を
あの頃は
当たり前だと思っていました

菊の季節になると
黄色いクッションが出来たように
家の周りに咲いていました

私は毎年
その綺麗に咲きほころんだクッションを
次から次へと
もぎ取って
ままごとの、食事にしたものです

今考えたら
とんでもないことですよね。。。。
それでも
1度も怒られた事はありませんでした
母になってようやく
母の偉大さがわかるようになりました

あの頃の
私たちの家が
今年の夏に壊されて
新しい家が建ちます
綺麗な家に済ませてあげたい・・・
弟の想いです。。。

でも。。。。
なんだか淋しい感じですね。。。
あの紫陽花も
ヤマモモも
梅ノ木の
柿の木も
なくなるそうです。。。。。

想い出は
ずっと
残ってますよね。。。。
弟の心の中にも。。。。。