徒然に思いをこめて♪

季節のさりげない出来事を、思い出のポケットに仕舞い込むように・・・
あなたの心に届くようにと・・・♪

1年後

2005年12月26日 | 命の闘病記
20004年
私にとって
忘れられない年になってしまいました。
この年の初めから、喉の調子が悪くて
ガラガラ声のまま、風邪だと思い込んだままの父を
無理やり耳鼻咽喉科に連れて行ったのは この年の5月の事でした。

即、総合病院に行く様にと 紹介状を渡され、検査に・・・
その時は、もうすでに 深刻な状態になっていたのです。
「食道癌」これが父に付いた病名です。
腫瘍は、食道どころか気道も詰まらせてる状態で
肺にまで、転移が見られる 末期状態でした。
告知を随分悩みましたが、父は病名がはっきりしてるほうが
戦ってくれるはず
そう言う思いで、告知していただきました。
その後、7ヶ月の間
立派に戦った 最愛の父は
翌年、2005年1月24日に 天国に旅立ってしまいました。
お父さん子だった私にとって、こんなに悲しい出来事はありませんでした。

父の看病をしながら
2004年6月17日
1年後の検診に、外科を訪れました。
私の主治医は、すでにK市の院長になってましたので
新しい主治医が決まった日でもあります。

新しい先生は、J先生
まだまだ、インターン上がりのような
若い風貌で、少し頼りなさげに見えてしまった
(。-人-。) ゴメーン
この日も、いつもの様に 触診・マンモグラフィー・エコー
そして、いたぁ~~~~いマンモトーム生検
結果は、以前と同じ
癌の細胞は、出て来ませんでした。

J先生いわく
「M先生が何度も、針を刺した訳がわかりますよ
 あなたの腫瘍は、100人の先生が見たら100人とも癌って言うでしょう
 それほど疑わしい腫瘍の形をしてるって事ですから、ちゃんと検診には来てくださいね」

ヽ(───o───〃)ノ はぁ~い♪

この先生、私のずぼらさを見抜いてたと見える・・・
(;^_^A アセアセ

次の検診は、何故か3ヵ月後
そんなに疑わしいのかぁ。。。

まぁ、M先生と違って
無理やり予約入れられたから
来ない訳にはいかないし・・・
ただの若いドクターと思ってたけど
”御主、中々やるのぉ~”
状態でした
(;^_^A アセアセ

2年半後(;^_^A アセアセ

2005年12月17日 | 命の闘病記
気がついたら、初診から2年半がたっていました。
行こう行こうと思いつつ
総合病院の待ち時間やら、駐車場やら
考えたら おっくうになって
結局、2年半もそのままでした。

2003年6月26日
久しぶりに 医大を訪れました
その頃の私は 急激に5キロほど痩せてしまって
少しばかり不安を覚えていました。

その日、診察室を訪れると M先生に
「こんなに疑わしい腫瘍もってて、2年半も来ない患者って初めてですよ」
と 言われてしまい 返す言葉もない状態(;^_^A アセアセ
「何か気になる事が ありましたか?」
「この頃、急に痩せてしまって・・・」
「そんな怖い事 言わないでくださいよ」
そう言うと、いつものように 触診・マンモグラフィー・エコーによる検査と
今回は、細い針での針生検を行いました。
結果は、またまた前回と同じで
針生検以外は すべて癌の判定なのに
針生検では、癌が発見されませんでした。
要観察のマークは取れないまま 今回も不思議な腫瘍は
私の胸に おさまったままでした。

今度は、何故か1年後の診察でいいと言ってくれました。
きっと、1年くらい空けないと 来ないと思ったからに違いありません
ヾ(; ̄ ̄ ̄▽ ̄ ̄ ̄;A 汗汗・・・

診察終了後、M先生が
「実は、今日がこの病院の最後の診察日だったんですよ。明日からK市に行く事になって。。。最後にとまとさんに会えてよかったです」
「え~~????? 居なくなちゃうんですかぁ~~???」
「はい、きっと神様が呼んだんですね」
( ̄▽ ̄;)!!ガーン

現在、M先生はK市のでかい病院の 院長をしてるそうです。
「あなたみたいに明るい人を、この世から消すわけにはいきません」
そう言って
何度も生検にトライしてたM先生
きっと、いい院長先生になってる事と思います♪

その後
1年後に訪れるまで、何の進展もなく
時は流れました・・・・・

(o・。・o)あっ!そうそう
この2003年7月の末
私の歴史に残る「そこのあなた”いらっしゃ~~い”」のトピ開設しました♪
このトピ、今年2005年4月24日
16160で閉じるまで、多くの人たちに可愛がられました
いい思い出です


プロローグ

2005年12月10日 | 命の闘病記
4年9ヶ月前の2001年2月
私の癌との戦いの始まりでした。

町の検診で
触診・エコーの結果 胸のしこりを発見。

担当医だった
医科大学(現在の宮崎大学医学部付属病院)のM先生に
同病院の紹介状を書いてもらい 再検査に行く

触診・マンモグラフィー・エコー・MRIによる造影
その結果 癌であると判明
「どうも癌のようですね」と告知を受ける
へ?告知ってこんなに簡単にするの?と拍子抜け。
周りは、みんな心配して泣いてくれる人も居るのに 本人は実感がわかず
( ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄;)うーん
後日 マンモトーム生検を受ける
検査結果は、2週間後の予定

しかし
マンモトーム生検で癌が見つからず 先生も困った様子
採取した腫瘍に癌の細胞がないらしい・・・
M先生は
「どう見ても、癌そのものの形なのに、おかしい」
といって、1週間後に再検査となる
その2週間後に結果が出るが やはり 癌の細胞が見つからず
3度目の正直だと言ってもう一回トライする

このマンモトーム生検 非常に痛い
なんせドリルのようなものを局所麻酔で刺されるのだからたまらない
表面は、麻酔が効いてるものの
腫瘍の付近までは 麻酔が達してない

やっとドリルが腫瘍に達したとこで スイッチとともに細胞に何かが突き刺さる
私は
「うっ!!」とうめいて足と腕がピクンとする
「銃で打たれたら こんな感じなのだろうか。。。」
と、考えてしまった(;^_^A アセアセ

この痛さがたまらないので
先生に外科的生検を提案するが
「傷は付けたくない」と却下
マンモトーム生検のあとは、決まって 3日間ほど乳首から血が出た

2週間後、3度目もやはり細胞は出なかった

そういえば・・・
MRI検査で、右の方にも腫瘍が見つかったことがあった
「どうします?」と聞かれて
「バランスがとれていいですね」と答えてしまって
笑われてしまった
(;^_^A アセアセ
この腫瘍 何故か消滅してしまった。

この後、3ヵ月後に来なさいと言われたのに
2年半も、検査に行かなかった・・・・・