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クリームソーダ的宇宙

金曜サスペンス「名探偵マイケル~愛と嫉妬の京都鴨川納涼殺人事件~大文字焼きに消えた男」6

2013-08-23 11:00:00 | うよん JWY

ウーはロビーでマイコ―の連絡を待つ。

しかし、あの男…

 うむ…。

 

そうなのか、サリー?違うと言っておくれよ、サリー!

しかし、心の叫びとはウラハラに、ウーにはわかっていた。

 

100%黒。

 

ひゃくぱー、くろ

 

 

あいつがサリーの…パパだ。血縁のないほうの、な!ハハハ!ちゃんちゃらおかしいぜ!

 …頭に血が上る。

 いや、まて、俺。うーん。

カネだけだ。

俺が・あいつに・かなわないのは・カネだけだ。

 

サリーは高くつく女。湯水のように出費して贅沢三昧。

外車に乗れ、ダイアをくれ、って俺にもうるさく言ってくる。

でも惚れた弱みかな?今度は毛皮を買う。

 

俺だって結構稼いでる方だけど、

それじゃ足りないんだろ?

SASUGAにマンションは買ってやれない。

 

ちょっと心を落ち着けよう。

なに、ATMの残金的にはあの男に負けるかもしれないけど、

俺の方がかっこいいだろ?

それにこれから長い目で見てくれれば、オレの方が稼ぐぜ?

え?

そこまでカネカネ言っても、まだサリーに執着するのかって?

 

 

オーケー、認めよう、俺はサリーに…Zokkonラブだ。

 

よし、こうしてても仕方がない。

今夜かならずサリーを奪還する。

俺の部屋に連れて行く。

セーを付けるためにも、気分転換のためにも、ここで新聞読んでるよりちょっくらモーニングでも食べてくるぜ。

 

 

ウーはモントレーを後にすると、高木珈琲にいってリッチモーニング600円を食べた。

なかなかだった。

 

―つづく(つもりで書いている)―


金曜サスペンス「名探偵マイケル~愛と嫉妬の京都鴨川納涼殺人事件~大文字焼きに消えた男」5

2013-08-23 09:26:40 | うよん JWY

前回のお話

1、 http://blog.goo.ne.jp/ktam7pm/e/fa1028ba16ef204105d6d67479bbfbd7

2、 http://blog.goo.ne.jp/ktam7pm/e/ad25bd898e0d28b5b369a2ca363e255f

3、 http://blog.goo.ne.jp/ktam7pm/e/34f19dbe41610d646235c05a83d8a1ed?fm=entry_awc

4、 http://blog.goo.ne.jp/ktam7pm/e/dec0e435330789aee95aa45bbd6c804e?fm=entry_awc

 

マイケル(探偵)東京の腕利き探偵。

 

栄 佑貴(依頼者)さかえゆうき。別名ウー

 

八雲紗里(ウーの恋人)やぐもさり。別名サリー

【写真なし】

 

なぎささん(マイケルの知人。京都ツウ)

京都の探偵さん(なぎささんからの紹介。)

キャサリン※写真右(マイケルの知人。セクシー探偵。本業はカメラマン)


京都、ホテルモントレー前で、マイケルとキャサリンが無駄話をしている傍を、

ひときわ目立つオーラを放つ男が通り過ぎた。

 

男はモントレーに入ってゆく。

 

マイケルの探偵センサーがピピピと反応した。

 

こいつだ。

ぜったいこいつだ!

 

「キャサリン、あとで連絡するよ。どうやら…ターゲットを発見したようだ」

「相変わらずつれないのね、マイケル。

いいわ~。送り火に最適な川床、いくつかピックアップしとく!」

ウインクしてキャサリンは男と腕を組み歩いていった。

 

ふう、年を重ねて、いっそう色気が増したんじゃないか?キャサリン。

 

キャサリンとの思い出にひた・・・っている場合じゃないぜ!俺!

 

さっきの男。あれはぜったいサリーのコレ(親指)だ。

マイケルはボーイに変装するとモントレーに潜入した。

さっきの男は、フロントでチェックインシートに記入しているところだった。

 

よし、ここからは俺の演技力の発揮のしどころだ。

部屋番号を自然にチェックして自然に荷物を運ぼう。

部屋には、きっとサリーがいるだろう…。

 

ふと、ロビーのソファに目を向けると、

そこに新聞を広げ、顔を隠したウーが座っていた。

 

 

(どーなんだ?マイコ―)

テレパシー?

(多分あの男…)

 

(え?!あの男…?!…あいつなのか?サリーの男。

とにかく部屋番号を調べるんだ)

 

マイケルはボーイ然として、フロントのそばへ歩み寄り部屋番号を確認すると、男のスーツケースを預かる。

ウーは再び新聞で顔を隠すと、サリーの浮気相手かもしれない、その男の顔を新聞の隙間からこっそり凝視した。

 

 

サリー………

 

 

 

ああいうのが、好みなわけ…?

 

 

 

 

予想外のタイプだった。

 

 

 

―つづく(といいなあ)-


金曜サスペンス「名探偵マイケル~愛と嫉妬の京都鴨川納涼殺人事件~大文字焼きに消えた男」 4

2013-08-16 15:00:00 | うよん JWY

11:08、サリーと俺とマイケルを乗せた東京発疑惑ゆき新幹線は定刻通り京都に到着した。

俺はサリーに見つからないよう、モントレーまでの尾行は基本的にマイケルに任せることにした。

 

ふたりで京都なら、どんなに良かっただろう。

いますぐ会いたいよ、そんで抱きしめたい。

俺、気が狂いそうだよ。

 

モントレーはサリーが好きなホテルだから…

俺バカだな。

サリーがおれだけにそう言ってると思ってた?

ほかの男にも言ってるんだろう?

「くそっ!」

もう、どうにかなりそうだ。

 

 

尾行をするマイケルから逐一報告が入る。

”えー、こちらマイケル

サリーは現在錦市場を北上中”

 

「ひとりか?」

”ああ。ひとりだな。

なにやら神社に入っていくな?錦天満宮?牛をなでているぞ”

「ひとりか?」

”ああ、ひとりだよっ”

”さらに北上、おっと、喫茶店にはいったぞ”

「喫茶店、、イノダか?」

”い。の。だ。ああ、そうだ。”

サリーの好きな喫茶店だ。あまいアイスコーヒー。サリーの好物。

 

”えー、いまホテルモントレ到着。侵入するため、一旦切ります”

「わかった。俺もサリーがチェックインしたころを見計らって、いくよ・・・”

勿論、モントレに自分の部屋をおさえてある。

サリー、御願いだ。仕事ってホントだよな?他の男なんていねえよな?

「ま。男がいても、俺の部屋につれてくけどね…!」

 

マイケルがモントレ近くの脇道でボーイになりすますための変装をしていると、

誰かが声をかけてきた。

「あら?マイケル?」

「キャサリン!」

「マイケル―!!」

「ああー!相変わらず色っぽいなー?ん?横の男はだれだ?」

「うふ、まあいいじゃない?」

キャサリン。本名、希麻倫子。

彼女もまた、京都では有名な探偵だ。表向きの職業はカメラマンだが。

「キャサリン、ちょうどよかった。送り火っていうの?大文字焼き?あれをみるのに適した場所とかお店ってどこかな?」

「お安い御用よ。全部おしえてあ・げ・る!」

キャサリンは連れの男に遠慮もなくマイケルにウインクする。

やれやれ、モテて困る。

 

―つづく(かなあ)-

 


金曜サスペンス「名探偵マイケル~愛と嫉妬の京都鴨川納涼殺人事件~大文字焼きに消えた男」 3

2013-08-16 13:30:00 | うよん JWY

前回のお話

1、 http://blog.goo.ne.jp/ktam7pm/e/fa1028ba16ef204105d6d67479bbfbd7

2、 http://blog.goo.ne.jp/ktam7pm/e/ad25bd898e0d28b5b369a2ca363e255f

マイケル(探偵)

栄 佑貴(依頼者)さかえゆうき。別名ウー

 

八雲紗里(ウーの恋人)

【写真なし】

 

なぎささん(マイケルの知人。京都ツウ)


俺はいま、品川駅にいた。

8:57発、のぞみ14号に、サリーが乗るから。

 

高い報酬を出しただけあって、マイケルの仕事は早かった。

 

昨夜マイケルから電話があり、新幹線の時間の報告を受けると、京都まで尾行してくれと頼んだ。

快く了解してくれた。一安心だ。

俺は経営するクラブの見回りで東京を二日とあけることができない。

マイケル、頼んだぞ!

 

しかし、深夜、再びマイケルからの電話。

マイケルの報告をききながら俺はムカムカしてきた。

「なに?それはほんとか?」

ガチャ!

俺はたまらず、電話を切り床に投げつけた。

「ホテル・モントレーだって?!まじかよ!!」

それは…

サリーと俺が、一度泊まったことのあるホテル…。

「サリー…男と泊まるのか?ホテルモントレー。うそだろ?うそだっていってくれよ」

やりきれない。

 

そして俺は仕事もほっぽりだして京都に行く決意をした。

この目で確かめてやる。

サリーが、男と一緒なのか、どうなのか。

 

のぞみに乗り込む。

サリーはグリーン車に乗ったので俺はその隣の普通車にのりこむ。

 

通路に…マイケルがいた。

「来ちゃったね…危険だぜ?ばれるぜ?」

「サリーがもしかしたら男と旅行かもって思っただけで、胸が締め付けられるんだ。

駄目だってわかってるけどじっとしてられなかった。

おれサリーに相当やられてるな…」

「ひゅー」

マイケルが冷やかすが、俺はマジだ。

「サリーは一人だぜ?まあ、今のところは、だがね…」

向こうで合流ってこともあり得るよな。

「おっと、なぎささんからだ」

電話にでるマイケル。

「え?なるほど!そいつは助かります。じゃあ京都についたら早速寄ってみますよ。」

電話を切る。

「ウーさんよ、俺はホテルまで尾行したら、あっちの探偵に情報をもらいにいく。

なにせ京都はアウェイだからな。腕利きの探偵らしい。」

 

「なに、サリーには既にGPSを仕込んだから、見失う心配はない。

あんたはどうする?素人の尾行は難しいぜ?」

 

そうだな…

尾行したところで、男と会うサリーを直視できるかな。

俺はなにもいえず、その場を去った。

普通車に空席をみつけて窓の景色を見ていた。

 

 

 

―つづく(きっと)―


金曜サスペンス「名探偵マイケル~愛と嫉妬の京都鴨川納涼殺人事件~大文字焼きに消えた男」 2

2013-08-16 12:30:00 | うよん JWY

八雲紗里の部屋


 

「明日から京都?まさか、男とじゃないよな」

サリーは何も答えず、ツンとしてウーのとなりからするりと抜けだした。

冷蔵庫から水をだし、一口飲む。

 

怒らせたか

 

「ゴメン、疑って。でもサリーと離れたくないんだ」

”それがどうしたの”という刃(やいば)のような鋭い目線でウーを見る。

ああ、この目線がたまらない。キミは俺をどこまで狂わせる気だ?

ウーは体の芯が高揚するのを感じた。

 

「おいで。離れてしまうぶんまで、サリーに俺の跡を、残すから。」

サリーは”仕方ないわね”という風に気怠く歩み寄ると、もといたウーの腕に再び戻った。

 

 

マイケル探偵事務所。

マイケルは京都の知人に電話をかけていた。

「もしもし。マイケルです。」

『あら、久しぶり。どうしたの?』

「ええ、ひとつご相談が。この時期京都行く理由って、何ですかね?このくそ熱いなか盆地に出かける理由」

『理由、そうね、きっと送り火ね。大文字焼きよ。知ってるでしょ?」

大文字焼き・・・

なるほど。

「ありがとうございます、助かりました、またご相談するかもしれません。」

『はいはーい、いつでもどーぞー』

大文字焼きか。

一度も見たことないな。

 

―つづく(たぶん)-