BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

ど真ん中

2004-08-29 | Weblog
夏のおわりに、どまんなかまつり、今年は駅前にも会場を設けて行われた。
交通規制はさぞや、と、名鉄前を片側車線だけ、踊り広場となった。
観客は歩道から見る格好で小雨がぱらつき出したなかを鳴子を手にした踊りがリズムに乗って繰り広げられた。
台風の影響で曇り空が広がって時折、小雨が降る、気温は日中で30℃、蒸し暑さがある。

中日の社説、週のはじめに考えるを読んで、競争社会の実感を思う。
旅行先の宿をインターネットで探せば、値段サービス先客に評判などから一覧が見られて宿選びに大変便利です、というのを経験したばかりだし、同時に旅館の経営者にとっては競争の激化を意味しますから安心できません、と記述するのに納得したりした、が、じつは・・・
競争は市場におこり、情報化と競争の地球規模の勢いを見て、その一方で、競争の行き着くところは何か、それを正規社員の割合が減少して、それとともに非正規雇用の所得者層が増加することで、賃金格差の増大とそれが生み出す貧富の差であると見ている。
日本社会の行く末が勝ち組と、その層に属する再生産が進んでいる、どういうことかというと、高所得者に進学率が高く、高学歴の管理者の子息がまた、同じ職業の管理者となっていく、というデータの見方ができる、そして行き着くところは、ばらばらの生活のゆとりを楽しむことのない社会の出現である、と言う。

室伏選手の金メダルが確定した。
こんなのでもらってうれしいかな、と、外野の声だ。
そりゃあ、うれしいだろう、と言ってみて、考え込む。
不正は明らかにされず、メダル剥奪による繰り上がりは、ほかにも例はある、はたして本人のコメントはいかが。

オリンピックの政治利用とは穏やかでない、と思うのは、いささか、スポーツも政治もグローバル環境であることを考慮しない物言いか。
米大統領選で、イラクのサッカーチームの活躍にブッシュさんが自由の結果だと言及し、戦争後のイラク社会はいまだ占領されたままだ、自由はないと、イラクのサッカーの監督が反撃した。
アフガニスタン、パレスチナ、そしてイラクを見ると、アメリカの戦争への関与は明白だ、平和の祭典と語られる一方で政治的なバランスには戦争の影がある。
オリンピックの組織内にもともと政治的な向きもあって、それに伴って、今回のドーピング検査でも東欧諸国とお膝元のギリシャに薬物使用の違反者が続出している。


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