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ECON 590 International Economics (2012 Tomoki)

2012-02-13 18:54:18 | Elective-Others
ECON 590 International Economics
受講時期:2011 Module 2
担当教官:Hummels, David


このクラスでは、国際市場における各国の貿易政策、
為替政策、環境政策などについて、経済学の理論を
応用しながら学習しました。

また、移民政策をはじめとした国際労働市場についても
学習しました。最近では、高い教育を受けた人材の移民が多く、
アメリカの博士号取得者の30%は外国人であるという点は
興味深いデータでした。確かに、わが校でも、教授の中には、
インド人をはじめとした外国人の割合が高いことも納得です。

各国の貿易政策の理論については、現在、日本で争点に
なっているTPPやFTAなどについても学習しました。

外務省職員でもない限り、これらの知識が直接的に業務で
生きてくることは少ないと思いますが、世界経済の理解を
深めるうえで重要なクラスだと思います。

また、国際経済を語るなかで、日本の事例が度々登場し、
授業中に意見を求められることも多かったです。
国際経済における我が国のプレゼンスの高さを再認識できます。

なお、このクラスではHW2つに加え、プロジェクトが課されました。
その内容は、各チームでクラスター戦略を調査し、レポートを
作成することでした。クラスター戦略とは、シリコンバレー(IT)
やデトロイト(自動車)のように、特定の業種が一定のエリアに
集中することで、競争力を高める戦略のことです。

私は、韓国・台湾人のクラスメートとチームを組んで、韓国の巨済島
における造船業のクラスターについてレポートをまとめました。
ちなみに韓国は造船の世界シェアの約半分を握る造船大国です。
プロジェクトを進める中で、韓国経済の現状等について多くを
学ぶことができ、その理解を深めることができたのは大きな収穫でした。

このクラスでは成績は、試験(期末のみ)の成績やプロジェクトの評価などで
総合的に判定されます。Participationはあまり関係ないようです。
なお、試験は資料持込み可、パソコン持込み可、そして、試験中に
インターネットで調べ物をしてもいいという珍しい形式でした。

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