わくわくママの豊かな日和

15歳と12歳の男の子のママの日記 小1から不登校の息子たち 日々のわくわくそしてホームエデュケーションLifeあれこれ

学校へ

2010年04月07日 | まあくんとの会話

新しい先生(小3)に挨拶するため 子供達を連れて放課後学校へ・・・

始業式の前日にわざわざ元担任の先生からも電話を頂いて
新しい担任の先生も心配されているということだったので
お礼の気持ちを伝えた上で
本人は学校へ通う意思がないこと
親も通わせたいという思いがないこと 
ホームシューレの会員の方と交流しながら
家庭での教育を続けていきたいこと まあくんの最近の様子など
新しい先生に伝えて欲しいことをお話して
本人と放課後先生に挨拶に行きたいと伝えていたので
てっきり話はスムーズに伝わっていると思っていた

でも いやぁ~強烈でした 新しい担任の先生

以前 学校側との対応にすごいストレスを感じていたときに
主人に言われたことがあった

「そもそも相手にこちらの意思を理解してもらおうなんて思うから
 ミスコミュニケーションが生まれるんだよ
 自分を理解してもらおうと思う前に 相手の気持ちを理解してあげた方がいい
 先生も大変なんだってことを 先生の気持ちになって理解してあげたうえで
 コミュニケーションしたら?・・・」

そんな風に言われてから あまりこちらの意思をわかってもらおうと思うのは置いて
先生の気持ちになってコミュニケーションしてきたつもりだった

今までは・・・

でも今回新しく担任になった20代男性教師は 一言でいえば

熱かった

とりあえずまあくんに自分の意思を自分の言葉で伝える経験も必要かなと思って
主にまあくんと先生がお話しするように伝えて
ママは少し席をはずしたり
また教室に戻ってもかっくんの相手をして絵本を読んであげたりしながら
まあくんと先生の対話を遠くから見守っていた

まあくんも自分の気持ち・・・学校のどういうところが嫌なのかを先生にお話した

けれども

熱い先生は学校がどんなに楽しいか
勉強がどんなに大切かをまあくんに説明・・・
一緒に教室でサッカーもしてくれて 黒板に算数の問題も出してくれて
どんなに楽しいかを一生懸命見せてくださった

そこまではまだ良かったんだけど・・・

それに対してまあくんは「ぼくはそうは思わない」と反論しちゃったもんだから

先生は説得からだんだん説教に・・・

NOを言うと否定される環境って
学校の大きな特徴だったりするわけで・・・

かなり・・・あぁ~そこまで言っちゃいますかぁ・・・みたいな

しまいに まあくんが将来は学校を作りたい
今ある学校ではない学校を作りたいと言っちゃったもんだから

先生・・・
「そんなこと今の君に出来るわけないだろ 
 だいたい学校を作るのには ものすごいお金が必要なんだ
 勉強だってしないといけない 小学校だって中学校だって
 高校だって大学だって出ないといけない英語も出来ないといけない
 漢字も計算も出来なかったら生徒にどうやって教えるんだ」

・・・と 
いかにそんな夢が実現不可能かを力説しはじめた・・・

そしてついには

「お父さんは仕事をしている お母さんは食事も作ってくれて
 君達の世話をしている 食事を食べるのだって
 お百姓さんがお米を作ってくれている
 色んな人のお世話になって生きている
 みんな誰かのために一生懸命やってくれているのに
 君は自分の好きなことだけして自由にして
 そんな自分勝手な生き方をしていいと思っているのか」

まあくんを完全否定

先生そこまで言いますかぁ・・・
っていうか そういうふうに先生の目には映るんですねぇ

今まで担任の先生 学校全体の不登校担当の先生 市の教育相談 
学校のカウンセリングの先生と対話を続けてきて
私なりに良好な関係を続けてきたと思っていたし
まあくんの性質やこちらの気持ちも尊重して頂いていたと思っていたんだけれど

そもそも引き継ぎってどこまで出来ているんだろう?って
かなり疑問になってしまった???

でも 新しく先生も変わって 男の先生だったし
まあくんも会ってみて 先生と気が合えばもしかしたら気が変わって
学校に行きたいと思うこともあるかもぉ
なんてちょっとだけ思ったママの期待は
完全に消えてしまった

こりゃダメだ

自分を理解してもらえないと思ったら
もう先生に会いたいなんて思わなくなっちゃう

ママはまあくんのいる前で先生にどこまで親の意向を伝えるべきか
改めて両親が説明に伺った方がいいか
ちょっと考えあぐねていた

先生に対して子供が学校に行かないことを認める発言を
子供の前ですることにママは抵抗がある
それは色んな可能性を残してあげたいと思っているし
親も学校に行かない選択をよしとする発言を子供の前ですることで 
僕の考えはすべて正しいと思って欲しくもない
いつも選択には効果と逆効果の両方があるという話をしている
でも選んだ道で生きていくことを尊重したいと思っているとも伝えている

なのでママも何度か もう今日はこの辺で話を切り上げて
また改めて先生とお話出来ないか・・・と思って聞いていたけれど
あまりにも先生の態度が まあくんの話を尊重していない発言が多くて
上からモノを言う態度もエスカレートしてきてしまって
さすがにそこまで言われちゃあ ねぇ・・・という感じになってしまったので

ママも沈黙を破って 言葉をはさんだ

先生に今まで2年間の経過を 
どこまで把握しているのか お伺いをたてつつ
こちらの意思を伝えた

「先生のお気持ちは本当に有難いと思っていますが
 学校で学ぶということに違和感を感じていて 
 ここ(学校)で生きていくということは出来ないと感じている 
 そういう子供もいるということを
 どうかご理解して頂けないでしょうか・・・」

 そして 親も彼の意思を尊重したいと思っていること
 HE(ホームエディケーション=家庭での教育)に魅力を感じていること 
 彼の楽しみながら学ぶ その時に興味を持ったことに取り組んでいくという
 生き方に共感していること
 両親共に彼の生き方に影響を受けて いい意味で変われたこと
 楽しむことの素晴らしさを感じていること
 家族がそれによってより幸せを感じていること
 彼に備わっている自己実現力 
 家族で取り組んでいる対話 彼のもつコミュニケーション能力 
 決して学校に行っていないからと言って人と関われない子にはならない 
 むしろその逆
 家庭での彼の取り組み(ぞうきんがけなどの家事)
 決して自分勝手に生きているわけではないこと・・・etc

私が一通り話しを終えると
先生はようやく理解を示してくださり・・・というか
これ以上何を言ってもしょうがないと思ったのか
親が学校に通わせたい意思がないならしょうがないと思ったのか
本当のところはわからないけど

「お母様の気持ちはわかりました」
まあくんに対しては「でも先生はいつでも待っているよ」 
ママには「何か相談したいことがあったらいつでも来てください」と言って

長い長い時間の話し合いは終わった

は~ぁ 疲れた・・・

でも若くてカッコよくて熱くて一生懸命で 
ホントにいい先生・・・たぶん他の生徒たちにとっては・・・

長い時間を割いて本当に一生懸命だった先生 
でもすべてがまあくんにとっては逆効果だったみたい

帰り道 まあくんに「たまには先生に会いに学校行ったら?」と言ったら

「もう僕あの先生だったら 一生学校行かない
 
 だって僕の言うこと何にも聞いてないよあの先生

 あれでよく先生って言えるよ なんで僕の話は全然理解しないで 
 
 ママが話すと理解してくれるの?」

まあくんも自分なりの言葉でよく話したなぁと思うのだけれど
話しても理解してもらえない感が強く残ってしまったらしい
今までの先生の方がずっと良かったと言って
もう二度と行かないと言われてしまった

先生はまあくんが話すそばから 説得&否定になっちゃっていたから
普段 大人って子供と対等に向き合うよりこっちの意思を伝えて
なんとか解らせようとして 結局相手の話を聞いていないってことを
やちゃってるんだろうなぁ・・・とママもすごくいい勉強になった

でも最後の・・・先生の寂しそうな顔にママの心もちょっと痛んだよ



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4 コメント

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お疲れさまでした。 (マキ)
2010-04-08 10:36:38
大変な顔合わせでしたね。
でも、とても実りあるものだったと思いました。

まあくん。
人に伝えるのってむずかしいよね。
ちゃんと話を聞いてくれる人ばかりじゃない。
残念だったね。でも、まあくんがしっかり気持ちを話したことは
ムダにはならないと思います。

きっとその先生も、何年かして
「あの子が言っていたのはこういうことだったのか」と
わかる時がくるんじゃないかなと思いました。


わくわくママさん。

”色んな可能性を残してあげたい”
”自分の考えはすべて正しいと思って欲しくない”
”選択には効果と逆効果の両方がある”

すごく勉強になりました。それをちゃんとお子さんに伝えている姿も
ステキだなぁと思いました。

そして、熱血先生への気持ちの伝え方がとても上手で
羨ましくなりました。
私も子供たちを誇りに思っているけれど、それを伝えるのってすごく難しい。

入学したての娘が、さっそく行きたくないと言い出していまして。
『気分ではなく、意思を尊重したい』
それにはどうするのがいいのか、もがいている最中です。

朝渋られると、息子の時と同じ焦り・苦しみ、他人にどう思われるか
なんて事がまたムクムク沸いてきて、自分にうんざりしています。

返信する
Unknown (m)
2010-04-08 12:23:14
お疲れ様でした~!
大変でしたね!

でも、わくわくママさん、エライです。
尊敬してしまいます~

先生の気持ちも、まあくんの気持ちも、汲んだ上で、
ご自分の思いも、キチンと伝えられて・・・
わくわくママさんの思いを読んで、ほんとうに、感心してしまいました。
素敵ですね~

わたしも、わくわくママさんみたいに、ホームエデュケーションや、自分の子どもを、もっともっと肯定していけるようになりたいです。

まあくんも、立派でしたね!
返信する
はじめまして (つくし)
2010-04-08 17:28:19
つくし と申します
中2と小3の息子が家で過ごしています
次男が まあくん と同じ学年ということで なんとなく親近感がありコメントさせていただきました
私も 教師(特に小学校の方)の発言には一喜一憂してます
とても気持ちわかります
問題ないか問題でないか
良いか悪いか
では なく この子に何ができるか…
そんな思いで 学校とタッグが組める日が来たらいいな…と
一歩一歩
歩みよっていけたらなぁと思う日々です
なかなか…ですね

でも まあくんしっかりしてますね!
うちの次男も寡黙なので
あまり自分の気持ちを話しませんが
大人が何を考えているか すべてお見通しという感じなので
こちらの あらぬ期待を察して サッとリセットしたり
子供って すごいなと思います

私も とにかく今は親子で楽しんでます

長文ですみません
またおじゃまさせていただきます
返信する
ありがとうございました (わくわくママ)
2010-04-09 07:02:52
マキさん msさん つくしさん コメントありがとうございました
たまたま朝早く目が覚めたので 自分の思いをブログにぶつけてしまいました 長文を読んでくださってありがとう

まあくんはかなりへこんで その姿を見るのはちょっと辛かったんですが こうしてコメントを頂いたり 携帯にメールをくださった方もいたりして その内容を少し伝えてあげたら 顔がパッと明るくなりました

「自分のことをなかなか理解してくれない人もいる でもその何倍も理解してくれる人もいる 自分の夢を応援してくれる人もいる 今回そういう体験が出来たから良かったね と言ったら「うん そうだね なるほどね・・」と言っていました

ブログで自分の思いをどこまで綴っていいものなのか時々考えてしまうのですが 発信することで またたくさんギフトを頂いた気がしています 
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