いつもベランダから朝焼け見ているかっくんに
「朝日が見られるところに行こう」という主人からの提案
どこがいいかな〜と色々調べて
まだ暗い中車を走らせた
夜中の環八
日中もこれだけ空いていたら夢のようだね
海ほたるに到着
闇に包まれた海を見ていると
夜明けなんて来ないんじゃないかという気持ちになる
うわぁ きたぁ・・・
かっくん
「僕 夕焼けより朝焼けの方が好きだなぁ
1日の始まりと夜の終わり・・・
人がまだ寝ているから凄い静かで
誰もいない外っていうのがいいんだよ
日の出が近づくと雲が光を放っているように見えるの
それがたまらなく綺麗なの
そして鳥が一斉に翔び立つの
僕が朝起きてトイレに行ったり
洗面所に行くためにに階段を降りるってことが
鳥にとっては翔び立つってことなんだよね
鳥が鳴いて翔び立つのがまた幻想的なんだよぉ」
お母さんどう?
来て良かった?いいでしょぉ」
確かに雲が光っているように見えて
鳥が海の上に次々と現れて飛んでいく
日の出を見たのはいつ以来だろう
毎日朝がやってきて 毎日お天道さまが顔を出す
光を浴びてただ癒される
有難いなぁ 綺麗だなぁ
そんな瞬間を味わうことを
とんと忘れている私・・・
かっくんのお陰でそんな時間を持てたことを
本当に有難く思った
帰宅して ふと椅子に座って目を閉じていたら
朝日が鮮明に脳裏に浮かんで
自分を照らしてくれているような感覚に襲われた