お花見の思い出（４／５）

私が子どもの頃（小学校入学するごろまで）、呉市は４月３日は会社が全部休みで、みんなでお花見に行っていました。（いまだに造船の会社の呉工場だけはその名残があって３日は休みのようです）
和やかな時代です。呉市民全員どこかの桜を見に出かけていたのです。
忙しいのはお母さん方ですね。朝早くから弁当作りです。私の家は、隣が祖父、祖母（母方）の家でしたから祖母も朝から手伝いに来て巻き寿司を作っていました。
私の父が当時部下で連れていた若い人たちは２日の夜から泊まりに来ていましたので、お弁当も半端な量ではありません。お重を五つ、六ついっぱいにしようとすると大変だったと思います。それを持って近くの水源地に出かけて行きました。場所取りはその若い衆です。私と姉もついていっていました。家にいると邪魔だから追い出されていたのでしょう。
父は上司の家に前日から泊まっていますので私たちと合流するのは夕方です。父が来ると片づけて家に帰っていました。今考えるとすごいことですね。


昨日は一日雨でした。アムくんも朝夕の散歩はレインコート着用でした。娘が休みなので雨でなかったら買い物についてこれたのですが、仕方なしに留守番でした。アムくんもあきらめて寝ていましたよ。
夕食後、娘がチーズケーキを作りだして、しばらくすると二階までいい匂いがしてきました。アムくんは晩ご飯も済んで寝る体制になっていたのですが、その匂いに気がついて一階に下りると言ってつれて降りてもらっていました。焼くまではアムくんがいるとお手伝いと称して邪魔をするのでいつも二階に連れて上がられます。オーブンに入れると手伝いようがないので大丈夫なのです。娘が『明日（今日のこと）食べようね』と納得させるのにかなり時間がかかっていました。あきらめたアムくんはまた二階で寝る体制に入りました。