小椋佳（３／１５）

月曜日の午後１０時からＮＨＫで“小椋佳　６３歳のメッセージ”というのをやっていた。私はビデオを撮ってそのままである。私は昔からのファンである。顔を見せる前からのファンである。大学生の時にレコード店の店先でみつけた“さらば青春”が強烈な出会いであった。それ以降いろいろレコードやＣＤを買いあさっている。カラオケでも小椋佳の歌はよく歌う。私の口の悪い友人は「抑揚のない歌」というが、私はこの語り歌的なところが好きである。
笑い話のような話であるが、以前美空ひばり芸能生活４０周年のときに、小椋佳が作詞や作曲を担当したが、レコーディングの場に姿を見せない小椋佳について美空ひばりが「現場に来ないの？」とたずねたらスタッフが「小椋さんはお勤め（当時第一勧業銀行勤務）がありますから」と答えると美空ひばりはすかさず「刑務所に入っている方なのね」と言ったという。当の小椋佳は美空ひばりが亡くなってからこの話を聞いて苦笑したという。