交通事故と闘う

私の父は交通事故に遭い、脳に障害を負いました。加害者は謝罪せず、損保の対応は二転三転..。その「闘い」を綴っています。

入院で心も回復?

2005-04-11 23:59:33 | 交通事故と闘う
先週末の記事の通り、現在入院中の父ですが、予定外(?)の効果が入院で現れて、驚いています。

これまで施設に3ヶ月あまり生活していましたが、時とともに能力の低下は著しく、段々と自力でできることの範囲も少なくなってきていました。
施設入所前は、食事の用意が出来ると、自ら箸に手が伸びていましたが、最近は食欲も無く、また「食事」ということをあまり認識できていないかのようでした。ところが入院してからというもの、まるで施設入所以前に戻ったかのように、毎日毎食自分から箸に手が伸びているようです。

で、いろいろ原因等々考えてみました。施設という場所は、その性質上、どうしても「同じような人」が多く入所しています。しかし病院ですと、同じ高齢者が入院していても、認知症を発症している人もいれば、まだまだ自力でなんでもこなす元気な方も大勢います。そんな中に生活していると、いわゆる「正常な動き」や「正常な会話」を、父も見聞きすることになります。そういった「普通の○○」が、今や「普通」に生活する能力を奪われてしまった父にとっては、とても良い刺激になっているのではないかと思います。

もっとも、入院してからというもの、施設の時と比べてマイナスも多くあります。トイレのお世話などはどうしても施設の方がマメなので、それと比べてしまうと、「ほったらかし感」は否めません。