ある本を読んでいたら
「思いは叶う。それは明日かもしれない」
という一行が目に飛び込んできた。
『あれ? これってどこかで見た気がする』
本棚を調べたら、あったあった。
我妻マリ「明日はもっと面白くなるかもしれないじゃない?」
(我妻マリは、70歳を迎えた今も、現役で活躍し続けている伝説のモデル)
ちょっと似てたんだ。
我妻マリは、こんな風に書いている。
『そのときそのときで、自分にとって「これをしたい」と思ったことを大切にする。自分の体や心が喜ぶことをする。そのためには、なんでも決めつけないほうがいいんじゃないか。そのほうがきっと、もっと面白い明日が待っている。そんなふうに思うんです。』
「自分は自分らしく素直に生きていきたい。そう考えると、なんでもすっと受け入れられる気がするから。そんな風に人生を生き尽くそうと思っています。」
ある本の一行から、我妻マリを思い出したんだけど、彼女の文章は実にいい。
さらっとしているくせに、行間の向こうから重厚な人生経験が浮かび上がってくる。
《我妻マリの精神は若い》
たくさんのお年寄りが、「どうせ私は年寄りだから」「そんな難しいこと分からないよ」「面倒なことはイヤ」などと言って縮こまっている。
それはあなたの人生で、あなたが決めた生き方だから、今日も明日も縮こまっていたければどうぞ。(ってこと)
だけど、あなた、我妻マリを読んだら、どう?
あのね、表紙の裏にこう書いてあるよ。
「人は、70代のときはまだ60代のパワーを持っていて、80代になったら70代のパワーを持っていると聞いたことがあります。
だから年齢で自分のことを決めつけるのはもったいないって、いつも自分に言い聞かせているの。」
うん。(うなずく私)