娘が嫁ぐ日

仕事が詰まってきて忙しいというのに、
　　　　先週、私が一心に力を注いでいたのは・・・・・・・
　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・娘の結婚・・・・・・・・・・　

　　　　　　


ヒートが始まって12日目の某吉日・・・・・！！

小梅は、晴れて婚約者ハクくんの花嫁となりました！！ 　
　　　　　　　　　　　　


その日の朝・・・・・
夫が「どうしても小梅にさせるッ！」と、こだわったものがある。

それは・・・・嫁ぐ娘から父への挨拶・・・・・・



「犬に挨拶させてどうするッ！！」・・・と思う言葉をグッと飲み込み・・・



父の前で頭を垂れる娘の姿を見届けたのであった・・・・・　

“父親”とは、いつの時代も、嫁ぐ日、娘から挨拶されることを夢見る
生き物なのだろうか・・・・


その後、感涙に咽ぶ 父 をとっとと置いて・・・・・　
母と娘は婚約者“ハクくん”の待つ家へと向かった。

環境の変化でオス犬がデリケートにならぬよう、通常、メス犬がオス犬の
家へ出向くのが一般的らしい。
念のため、前の週にもお宅に伺って２匹を会わせていた。

どうやら小梅も、３回目のヒートでやっと大人の体になったらしい。
恋の季節を迎え、前回までなかった男の子を『迎え入れる』ような
行動を初めてとった。
母としては、なんだか嬉しいような、戸惑うような複雑な心境だ・・・・


まっ、そんな様子だったので、この日も、母親達の心配をよそに、
会う早々“事”はあっけないくらいスムースに進んだ。

お互いの匂いをクンクンと確認しあった後・・・・

　　　　

あっさりと婚姻成立・・・・・・！！！！

　　

きっと、もともと２匹の相性が良かったことや、ハクちゃんの小梅への強い
恋心が良かったのだろう。

通常は拒否するメス犬がいたり、オス犬がデリケートになって
交配に応じれなかったりと、なかなか大変らしい。
経験のない犬同士となればなおさらだ。

母親達は、とりあえずホッと安堵のため息をついたのだった。

もし、これから子犬を生ませようとお考えの方がいれば、『犬の親子手帖』
というサイトがある。
ご覧になってみたら、参考になるのではないだろうか。

とうとう小梅も人妻（犬妻？）になってしまった・・・・
これからは人妻として、大人の魅力をプンプンと振り撒くことに
なるのだろう・・・・




交配にあたっては、かなり長い間考えた。

最近はいろいろと難しい問題があって、ハクくんのお母さんとも何度も話し合った。
調べれば調べる程、素人には難しい時代になっている。
突き詰めて考えていくと、今の血統書のあり方まで疑問に思うこともあった。

しかし、そんな中、ハクくんのお母さんは「男側の責任だから！」と
心良く、健康診断や血液検査までしてくださった。

いい方に巡り会えて、私達は本当に幸せだと思った。

どうやら小梅も恋に落ちたようだ・・・・・・

　海に向かって愛をさけぶ！！

さてさて、２ヶ月先に２世誕生となるのか・・・・
わかるのは１ヶ月先である・・・・・・



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