秋の山へ(3)～奥匹見峡～

一夜明けた翌日・・・・・・・・・
お天気は・・・やはり・・・・雨・・・・・・

昨夜よりさらに不機嫌な犬が１匹・・・・・



チェックアウトギリギリまで待ってみたが、雨は一向に止みそうにない。
あきらめて帰路につくことにした。

小梅ッ、残念だけど仕方ないサ・・・・・！　
また今度、晴れた時に来ようナ！　
車の窓から、恨めしそうに空を見上げる小梅の後ろ姿がせつない・・・・



途中、道の駅で昼食をとり、しばらく走っていると、
小梅の願いが空に届いたか、雨が上がってきた。　　

ヨシヨシ・・・・・・・
では、どこかお前が遊べる所で車を停めよう！
ちょうど“奥匹見峡”という看板があったぞ。
そこへ行ってみることにしますか・・・・・・

車は、かなり秘境っぽい狭い道を入っていく。
山道はぬかるんで滑りそうだが、遊歩道が比較的整備されているようだ。
この頃めっきりドン臭くなった私にとっては、大変ウレシイ。

　　


美しい渓流沿いの山道を上がっていく。
その合間・合間に小さな滝があり、楽しませてくれる。



ちなみに、小梅さん・・・・・・
油断すると・・・・山でもやっぱりナマズ歩き・・・・・・・



ぼけちゃいましたが、この実。
たくさん落ちていたのだけれど、なんの実でしょ～？！
ご存知の方いらっしゃれば、教えてください。



雨上がりの森は静かで、神秘的で、まるでトトロの森に迷い込んだみたいダ！


なんだか“もののけ”でも出てきそうな雰囲気だねぇ～～・・・

・・・・と思ってたら・・・・・・


・・・ギャァッ！！ 出たッ！！！・・・・



お前ッ！　本物の河童のようだヨ！！
背中の葉っぱが河童度をUP！　何やら怪しい動物と化している！！
　
さあさッ、憑いたモノはちゃんとここで落として行ってくれッ！！！
犬に戻れェ～～！ 犬にィ～！！　　　　　　　　　　　　　　

　憑きモノお払い中！


しばらく雨上がりの山道を楽しむ。
道はぬかるんで滑るのだが、小梅は平気で歩いていく。
小梅～！少しでも欲求不満が解消されるといいねぇ～。
　　　　

山の雰囲気に呑まれたか、小梅さん・・・
顔つきが、ケモノ道を歩くケモノのようになってきた・・・・



雨で鬱憤のたまっていた犬は、ますますヒートアップ・・・・・！！！


そして最後には・・・・
テンション・マックスとなっていったのであった・・・・・
やはり山の“もののけ”にやられたのだろうか・・・・？？？


・・・きっとこんな感じで、目をどこかにぶつけたのだろうと思われます。

我が家では、雨上がりの山でこそゴーグル着用を義務づけよう・・・という
意見も検討されました。しかし、残念ながら小梅のゴーグル着用我慢時間は、
ウルトラマンよりチョット長い１５分程度かと思われます。
カップラーメンは食べられても、山頂までの登山はまず無理でしょ～。

飼い主の注意以外解決策はないナ・・・と深く深く心に刻んで・・・・・・

・・・・きっと・・・・我が家はまた山へ登るのでしょうネ・・・・



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