

南足柄市「21世紀の森」で行われた、花炭教室に参加してきました。
備長炭などの実用的な炭は樹木を炭にした物ですが、松かさや南瓜など、
木の実・野菜・花などの植物を炭化させたのが花炭と呼ばれています。
花炭は500年ほど前から、茶室に飾られ鑑賞されていたそうです。
客の前で炭をついで火をおこし、茶の湯を沸かす「炭手前」という
おもてなしの作法にも使われていたそうです。
火をおこすのに花炭を使うとは、なんて優雅な世界でしょう

現在では、湿気の吸収・空気の清浄化・脱臭効果・電磁波の遮断など
昔とはまた違う利用法が多々あると思いますが、出来上がった花炭は
美しく、とても燃やす気にはなれませんでした。
作り方は、四角い缶に炭にしたい木の実ともみ殻を入れ、それを炭窯の中に入れ、温度を上げて炭化させるというものです。


缶を入れる場所、火加減などで炭化の進みぐあいが全く違うものとなるようです。




出来上がった花炭は、水分がなくなり軽くなります。大きさもだいぶ小さくなりました。
もみ殻からそーっと取り出さなくては崩れてしまうものもありました。
出来上がった花炭を紹介しましょう。














カラスウリやナタマメなど、色が黒くなっていない物は、うまく炭化できなかった物ですが、
重さは軽くなり、カサカサ・カラカラとなっています。
温度や加熱時間など詳しく教えてもらって、もう一度チャレンジしてみたいと思っています。
