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暮 楽 花 人 の 風

  ★暮らし・花とハーブと手作りを楽しむ★手作り工房「暮楽花人の風」のスタッフがお届けします。

花炭、作ってみました

2007-03-22 08:05:29 | クラフト
         花炭教室に行ってきました。

南足柄市「21世紀の森」で行われた、花炭教室に参加してきました。

備長炭などの実用的な炭は樹木を炭にした物ですが、松かさや南瓜など、

木の実・野菜・花などの植物を炭化させたのが花炭と呼ばれています。

花炭は500年ほど前から、茶室に飾られ鑑賞されていたそうです。

客の前で炭をついで火をおこし、茶の湯を沸かす「炭手前」という

おもてなしの作法にも使われていたそうです。

火をおこすのに花炭を使うとは、なんて優雅な世界でしょう

現在では、湿気の吸収・空気の清浄化・脱臭効果・電磁波の遮断など

昔とはまた違う利用法が多々あると思いますが、出来上がった花炭は

美しく、とても燃やす気にはなれませんでした。

作り方は、四角い缶に炭にしたい木の実ともみ殻を入れ、それを炭窯の中に入れ、温度を上げて炭化させるというものです。

 
      缶を入れる場所、火加減などで炭化の進みぐあいが全く違うものとなるようです。

 
 窯から出してふたを開けると真っ黒!


 上の籾殻を取り除いていくと、炭が出てきました。

出来上がった花炭は、水分がなくなり軽くなります。大きさもだいぶ小さくなりました。

もみ殻からそーっと取り出さなくては崩れてしまうものもありました。

出来上がった花炭を紹介しましょう。

  どんぐり・小枝など。

  フィリカ・ビリーボタン

  松葉・からすうり・菖蒲の花殻・百合の花殻

  綿の実・かぼちゃ・いもがら

  松かさ・蓮の実・ごまの殻

  ふうの実

  なた豆

カラスウリやナタマメなど、色が黒くなっていない物は、うまく炭化できなかった物ですが、

重さは軽くなり、カサカサ・カラカラとなっています。

温度や加熱時間など詳しく教えてもらって、もう一度チャレンジしてみたいと思っています。