






以前ご紹介した 西の魔女が死んだ が映画化され、21日より上映されています。
中学に入ってまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいが、
西の魔女こと、イギリス人のおばあちゃんと過ごした一ヶ月のお話。
おばあちゃんと過ごす毎日には、ハーブの恵みがいっぱい登場します。






穏やかな暮らしの中にも、心の揺れや小さな事件はおこり、そんな時の魔女の言葉や
自然とのかかわりの中で変わってゆく少女が描かれています。
全体に静かな映画で、見る人によっては物足りなく感じるかもしれません。
けれど、何気ないシーンや言葉の中に、色々と考えさせられることも多く、
私にとっては、深く深く心に染み入る映画でした。
効率・成果・利益などが重視され、人と同じである事に安心しながらも、
人に先んずること、人を出し抜くことを追い求めてきた時代。
そんな時代の反動なのか、魔女の言う「オールドファッションな生き方」は、
「スローライフ」「ロハスな暮らし」と言葉を変えて、今また見直されつつあります。
一方ターシャを思い起こさせる魔女の暮らしは、憧れではあるけれど、
便利さと手軽さを享受した私達にとって、全てをまねできるような物ではありません。
手間隙かけた、手作りの良さを楽しむこと。
安易に化学物質に頼らず、植物の持つ力を学び活かすこと。
そんなふうに、できることから始めてみたい。そう思わせてくれる映画でもありました。
7月から始まる


特にお勧めです。
