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暮 楽 花 人 の 風

  ★暮らし・花とハーブと手作りを楽しむ★手作り工房「暮楽花人の風」のスタッフがお届けします。

普茶料理

2007-03-18 08:14:31 | Weblog
         3月16日

お彼岸を前に、静岡県長泉町にある西願寺で、普茶料理を頂いてきました。

        

普茶料理とは・・・

黄檗宗(おうばくしゅう)開組、隠元禅師が日本に伝えた中国風精進料理。

季節の野菜ばかりで作られる素朴で禅味のある料理で、黄檗宗にのみ伝えられているそうです。

 一部をご紹介します。

        

菓子:紫芋・グリンピース・百合根   和え物:もって菊の胡麻和え
                            新筍の木の芽和え
                            白和え

最初にお菓子とお煎茶。水出しのお茶はとても美味でした。



煮物:京人参・長芋・飛竜頭など。
    左上は、豆腐と牛蒡で、うなぎの蒲焼そっくりに仕立てられた「うなぎもどき」

  

野菜のあんかけ              メインディッシュは胡麻豆腐
葛を上手に使うのも特徴の一つとか。   しっかり味付けされていて、こくがあります。

  

   てんぷら(味付き)             みそ汁 



豆乳とイチゴのアイス


 華やかさは無いけれど、野菜の滋味あふれるお料理といった感じでしょうか。

全体に味はしっかりついています。

3月4月の春と、10月11月の秋限定、完全予約制だそうです。

       

掲げられていたこの木彫りの魚は、「かいばん」というもので、

魚は不眠不休であるところから、僧侶の怠惰を戒めるために叩くものだそうです。

僧侶にとって料理も修行そのもの、ということなのでしょう。

毎日家族に作る料理も、修行のつもりで手間隙かけて、心を込めて作れればいいのでしょうが、

凡人である私は、なかなかその境地にはたどり着けそうもありません。

「もう少し丁寧に、心込めて毎日を過ごさなくちゃ」そんなふうに感じました。

お彼岸を前に、お寺で頂いた普茶料理の、これが真髄かな?