一期一会・

宇宙と仏法のあり方についての洞察。人間の成仏。

婚活の功罪

2015-08-02 | 日記

「おじいちゃん元気?」

突然前触れもなく昨年慶応大学を卒業した孫娘が訪問してきた。

妻はとにかく家族の管理者で、家族関係の情報を自分の娘を差し置いて管理していて、この日も私に予告なしに孫娘を差し向けたに違いない。

友達との付き合い方から、生活の仕方からあらゆることに子の母親を差し置いて口を出す手を出すおばあちゃんなのである。このおばあちゃんの連れ合いが実は再婚同士の私の妻である。

「やあコンニチワみなちゃん」・・・と突然の孫娘の訪問に私は年甲斐もなくおどおどした。

孫娘の体つきはすっかり大人の女性の体付きになっていた。

この孫娘は実は再婚した現在の妻の実子で私から血のつながりは無い。でも、幼いころから我が家で産湯をつかり此の娘の体を私が洗ってやり風呂場でお湯を掛けあって遊んだ子でありました。自分の本当の孫のように可愛がり楽しんだものでした。

その孫が今、一人の大人の女性として目の前に立っていました。

孫は、大学を出て直ぐに人材派遣会社に就職し、もう一人前のビジネスガールとして活躍しているのだそうです。

今日、突然来訪したのは妻の差し金でありました。孫は同じ大学の出身者である男性とすでに交際を進めていて、将来その相手との結婚を夢見ていたのです。従って、実子の孫娘ではないけれども、産湯から小学校入学までの6年間を私たち祖母と祖父である私が見てきた履歴から。仁義として、挨拶に来させたのであった。

そうなれば、腹違いとは言えなにがしかの祝い金を差し出さなければならない様に予め仕組んだ妻の配慮であった。

人間が育つという姿を目の当たりにして感慨深く成熟した彼女を見つめていた。そして、今度は此の娘が愛し合っている男性と結婚するのだという。同じ大学出身の学生で、同級生で彼はすでに大手企業の社員として活躍しているという。

娘を嫁にやる父親は式の当日は眠れなく式場で娘から別れの花束を貰う時に涙を流すという気持ちが解る気がする。実子でない子でもこのような時込み上げてくる感動は、人間の成長の状況が如何に尊厳を備えていて、感情を揺さぶられる事柄なのか解るのです。人間が赤ちゃんから独り立ちして行く姿それぞれがドラマであり、尊重できるものです。そして人間は多くの人の手や愛情を受けて育っていく果実なのですから、大切に思いやり慈しみ人間としての尊厳を放棄しないように導かないといけません。ミスリードはしてはなりません。

幸いにして、孫娘は自らの力で新しい人生の出発点を探し、スタートに立とうとしています。

これから結婚を模索している若い人は、やたらに遊び半分の「合コン」「出会いコン」「婚活パーティー」に出向くなどしないで、むしろある程度の制約のあるしかとした結婚相談所に相談したほうが無難であることは確かです。

人生経験の少ない若い人達が立ち上げるイベント本位の婚活パーティーは遊び半分の遊びギャルやかどわかしストーカー本位の若者のエサにされ、人生を破滅するケースもあります。

人生の後半を大事に思うなら、結婚の条件をしっかり見つめなおしてスタートし直す勇気が求められます。後悔しない、傷つかない事を考えてみましょう。子を持つ母は子の将来を考えてアドバイスしてください。

 


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