折り紙の
如き白峯
一月尽
不機嫌に
鴉ひと声
昼月冴ゆ
ー挿画人からー
甥っ子いわく、
「カラスは勝ち組。」なのだそうです。
勝ち組という言い方が大嫌いな僕は
反論を試みたのですが、みごと負け組に。
風花や
ひとりぽつんと
空を見る
人間を
休みたくなる
風花よ
ー挿画人からー
遠くに見える雪のお山から風に運ばれてきたのだろう。
風花の旅の果ては、作者の手のひらでした。
「遠くから来たのですね、風花さん。私も遥か昔に遠いところから
ここに来ました。それからずっとここに居るのに、だのに、今なお、
ここも遠い…。」
作者の孤独を、冬の青と白に込めて描いてみました。
空澄みて
花に見紛う
雪の枝
伯母の窓
今朝も来し鳶
春近し
ー挿画人からー
おぉ!
僕の拙ブログの中の駄文と写真が俳句に
詠まれている!うれしいです!