こーすけの独り言 ~言霊を求めて~

日々感じた事、特にBOOK・OFF徘徊や歌詞に関することなど
たまに「こばな詞」というものをしたためる癖あり

フライング的に「雨の曲」についてなんか書いてみる

2019-06-11 00:22:54 | 音楽は心の栄養
雨。




もう梅雨ですね。

そういう理由もあるだろうけど次回の「関ジャム」は雨の曲を扱うっポイ。
どうせ書くことも枯渇気味なので先んじて書いちゃおうという作戦です。

雨の曲ってそれはそれは数多あるね。
僕がざっと思いつくだけで30曲あった。
その内の20曲について「雨度」を中心に書いてみるよ。
雨度は★で5段階評価でつけてみましょう。
順番はiTunesのアーティストソート順です。
僕の世間とのずれが日曜には露呈される寸法です。


では早速。

◎ASKA/はじまりはいつも雨
ASKAの曲ってこれしか知らないんだけどね。
この曲って実際「雨が降っている」という直接的な表現はないんだよね。
「君に逢う日は 不思議なくらい
 雨が多くて
 水のトンネル くぐるみたいで
 しあわせになる」
ここでかろうじて雨が降ってるんだな。
って匂わせてる程度。
どちらかというと曇りの雰囲気が高いイメージ。
あと、雨の曲にしては幸せな歌詞だね。
雨度:★


◎KinKi Kids/雨のMelody
最後のサビで
「雨はギターの涙と叫び
 悲しみという フレーズを
 ひとりぼっちでかき鳴らすのさ
 ぼくの空に 静かに雨が降る」
と言ってるからこの曲の間ずっと雨が降ってるね。
王道の「失恋=雨」という構図。
アイドルがこういうの歌うのって珍しくないかな?
雨度:★★★


◎RCサクセション/雨あがりの夜空に
タイトルが「雨あがり」と言ってるだけあってほとんど雨が降ってないね。
冒頭の「この雨にやられて」しか雨の降っている形跡はない。
何故入れたか?好きだからでしょ。
この曲がぁ好きだからぁぁぁ。
雨度:★


◎ZARD/雨に濡れて
さらに王道の雨曲。
「失恋→雨に濡れる→想い出を流す」的な。
でも忘れられないってのが女性ならではなのかな?
女性の方が次に進みそうだけどね。
この辺はWANDSのテイストなのかな?
雨はずっと降ってるタイプ。
雨度:★★★


◎さだまさし/雨やどり
単純に「雨」というワードにつられているスタイル。
雨は「9月のとある木曜日」にしか降っていない。
好きな曲だと雨度が薄くても選ばれてしまうという雑さ。
余談だけど、この曲って公開収録なんだよね。
僕はLiveバージョン的な客の声が入ってるのって好きじゃないのです。
ノイズでしかない。
先日出たベスト盤に収録されている「雨やどり」は取り直してるからキレイ。
聴きたいけど、買うまでではないという感じなんだよね。
雨度:★


◎稲垣潤一/ドラマティック・レイン
「雨」という漢字の呪縛から解き放たれた。
この曲は雨に女性の体を冷やさせて抱きしめたい。
そんな下心を感じさせる。
そしてごくありふれた恋愛ではなく秘密裏に行われる情事的な。
大人な雨の曲だね。
雨度:★★★


◎奥田民生/コーヒー
「レイン」からも解放された最早タイトルからは雨が感じられない。
折角の雨だから休もう。
新しい切り口の雨の曲だ。
外で無邪気に遊ぶ子供たちを見て自分もとは思うけど歳が歳だしとか。
ずっと雨ーって感じで来るんだけど最後の最後でやむという。
やむって歌詞はに書いてないけどやんでるよね?
そして明日晴れたら釣りだって「晴れても休むんかい!」
雨度:★★★★


◎吉川晃司/モニカ
僕の中では謎多き曲。
「真夜中のスコール Backミラーふいにのぞけば
 赤い電話Boxの中から
 君とあいつ出てきた Sea Side Avenue」
モニカとあいつは電話Boxの中で何をしていたのか?
雨やどり説:まだスコールが降ってるのに出てくるのはおかしい。
誰かに電話説:せっかく二人っきりでいるのに第3者を呼ぶのはおかしい。
Hな事説:終わったからってスコールの中出てくるのはおかしい。
シャワー代わりという考え方もあるけどどれだけ貧乏やねん!って感じ。
チラシ貼り説:モニカは風俗の源氏名であいつは風俗店のドライバー。
電話Boxにチラシを貼り終わったから出てきたのはしっくりくるな。
僕の疑問を投げかけただけで終わり。
雨的には1番はスコールで2番はカラッと晴れるという感じ。
雨度:★★★


◎今井美樹/雨にキッスの花束を
僕の中では雨曲の王者に位置するね。
大雨注意報が出ているぐらいの大雨の中、ずぶぬれでプロポーズされるという。
曲全体で大雨感がすごいのにものすごく幸せな曲というコントラストがいい。
コントラストとか書いてみたけど意味わかんねーっす。
作曲も僕が天才と思ってる人だし凄い雨曲だな。
雨度:★★★★★


◎森高千里/雨
シンプルに「雨」
そして雨失恋におけるキーワードをグリグリに盛り込んだ豪華な歌詞。
ジ・雨曲と言っても過言ではなさそうだけど「雨にキッスの花束を」が君臨するし。
森高千里の曲としては寂し過ぎるんだよねぇ。
嫌いではないですよ。名曲です。
雨度:★★★★


◎村上孝蔵/初恋
強引にねじ込んだ形。
これを雨の曲だという人は滅多にいないだろう。
もしかしたら僕ただ一人かもしれないね。
「五月雨は緑色」
このフレーズが大好きでね。
「こばな詞」でもオマージュさせてもらったぐらい好き。
でもこのフレーズが初恋の切なさ儚さを引き立たせてるのではないかと。
ずっと晴れていたらあんまり寂しそうじゃないジャン?
雨度:★


◎大江千里/Rain
シンプルに「Rain」
ザ・Rain曲と言っても過言ではなさそうだけど「雨にキッスの花束を」が君臨するし。
すごくいい曲なんだけど歌詞が僕には少し難しいなぁと。
ただ、Rain感はずっと付きまとうので今回のテーマにはぴったりだね。
関ジャムの予告でコレのセッションをやる感じを出してたし。
王道なんだろうな。
雨度:★★★★★


◎竹内まりや/恋の嵐
2番から雨が降ってくる、今までにないパターン。
ここまで10数曲みてきたけど大体初めに雨ありきだった。
僕があさはかだからそういう曲しか知らないと言われればそうなんだけど。
でも、冒頭で雨だぜ!って植え付けるのが歌詞のパターンなんじゃないかな。
そこまで雨というものが重要ではないのかもしれないけど。
雨というより嵐を望んでる曲だからかな。
雨度:★★


◎中西保志/最後の雨 2007
2007ってついてるのは2007年のアルバムを買ったからですね。
ノーマルの「最後の雨」と何が違うのか聴いてないからわからない。
アレンジが少し違うぐらいだと僕は思っているけど。
曲の内容へ話を移すと
「本気で忘れるくらいなら
 泣けるほど愛したりはしない」
これがしびれるフレーズだね。
最後の方で
「行き場のない愛がとまらない
 傘を捨てて 雨を見上げてた」
って歌ってるから涙を雨で流してる情景が浮かぶ。
雨曲って雨そのものにとらわれがちだけど「傘」ってのも重要だよね。
「雨にキッスの花束を」も傘が使われてる。まさに王者。
雨度:★★★★


◎中村あゆみ/翼の折れたエンジェル
「ドライバーズ・シートまで横なぐりの雨
 ワイパーきかない 夜のハリケーン」
って、窓開けてるの?って疑問がずっと付きまとうんだよね。
あと、高速道路で横なぐりの雨が入ってきちゃうぐらい窓を開けるのは少々危険。
そんな道徳はどうでもいいね。
雨曲というよりは若者の恋愛の曲かな。
1番ではものすごく雨が降ってるんだけどね。
ハリケーンだし。
日本じゃないのかもしれないね。
雨度:★★


◎徳永英明/レイニーブルー
もの凄い名雨曲なんだけどさ。
何処かで書いたかもしれないけど
「人影も見えない 午前0時
 電話BOXの は雨」
って口ずさんじゃってから、面白映像にしか思えなくなっちゃってね。
自業自得なんだけどさ。
ただ、やっぱり名雨曲には違いない。
僕がしびれるのは
「あなたの幻 消すように
 私も今日は そっと雨」
このフレーズ。
「私も今日はそっと雨」って色々想像できて素敵センスだよな。
こんな言葉僕には出てこない。
雨度:★★★★


◎内山田洋とクール・ファイブ/長崎は今日も雨だった
もの凄く切ない歌詞なんだけど内山田洋とクール・ファイブが歌ってるから良い。
思うのは「そんなに長崎って雨降るの?」ってこと。
調べてみましたよ。


11位。
全国平均よりは上だけど微妙。
雨度:★★


◎日野美歌/氷雨
何というか雨を失恋酒を飲んでいたい口実に使っている感じ?
イメージではもっと雨が絡んでいるのかと思ったのだけど・・・
雨というより酒。
雨曲でありがちな雨で失恋の色々を流すとか使わず酒で忘れるという。
歌詞を読みこんでないと勘違いするもんだね。
雨度:★


◎八代亜紀/雨の慕情
阿久悠の素敵歌詞全開って感じ。
これまでだらだら描いてきたけど、初めて雨に「私のいい人つれて来い」って前向き。
凄く珍しいんじゃないかな。
なんかね。


うる星やつらの「美少女は雨とともに」を思い出した。
全然関係ないんだけどね。
このお話しとても素敵なお話しなのでマンガでもアニメでもお勧めします。
雨度:★★


◎槇原敬之/2つの願い(VERSION II)
VERSION IIはアルバムVer.って事かな?
アーティストでソートすると最後になりがちな槇原敬之。
つまりトリです。
失恋ソングだけど雨の使い方が秀逸だよね。
出だしで
「今朝からずっと雨音の
 すきまに耳をすましてる
 TVドラマの電話と
 間違えないように」
雨と電話に関係性をつける。
またね、「雨音のすきま」ってセンスがしびれるね。
でサビの
「雨がやみますように
 電話が来ますように
 2つの願いは必ず
 ひとつしかかなわない」
につながる訳です。
ここで、僕が嫌いな言葉が出てくるんだけど。
「必ず」とか「絶対」って気持ち悪く感じちゃうんだよね。
穿った見方をするとさ。
もし電話が来た場合、雨は永遠にやんではいけないことになっちゃう。
まぁ、書いてる槇原敬之にしてみれば電話は絶対かかってこない状態なんだよ
って意味を込めてるのだろうけど。
じゃぁ、最初の電話を待ってる状態は何なんだ?未練か。そうか。
くだらない事はおいといてもう一つ雨のうまい使い方がね。
「フロントガラス雨粒を
 赤信号がルビーに変える
 きっと僕があげたくて
 君が欲しかったもの」
素敵。センス抜群。
でも、あげたかったらあげればいいのにね。
お金がなかったのかな?
槇原敬之の歌詞って素敵な言葉遣いが多いんだけどさ。
僕からすると登場人物(男)がダメな奴なんだよね。
偽善者臭がプンプンするのですよ。
出てくる男はおいといて、槇原敬之の曲は好きですよ。
話を戻すと雨曲としては秀逸。
雨度:★★★★


リストにすると



こんな感じ。
もっとサラッと終わるはずだったのに長くなったので今日はこの辺で。

機会があったら「20選からこぼれた曲たち」についても書いてみます。


後述になりましたが、敬称略システムでお送りしました。



ではでは。


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