こーすけの独り言 ~言霊を求めて~

日々感じた事、特にBOOK・OFF徘徊や歌詞に関することなど
たまに「こばな詞」というものをしたためる癖あり

かんざんじ温泉

2007-04-16 21:54:41 | 観光は癒しと疲労の戦い

 

「勇者モロよ、石にされた姫を元に戻す薬があるといふ」

「(゜Д゜)ノ ァィ 」

「それを取ってきて来てもらえぬるか?」

「  ・⌒ヾ(*´_`)ホイ」

ということで、勇者モロは謎の薬を探しに冒険に出るのであった。


カンザンジクエスト


♪ぱ~ぱぱ~ぱ~ぱ~ぱ~(DQのオープニング風味で)


モロは新幹線を手に入れたヽ(´ー`)ノ


「旅に出る前に腹ごしらえをしないとな」


良純公推薦の『深川めし』を頬張っていると、あっという間にハママツの町に到着。

勇者モロは町人から情報を収集。

「石を元に戻す薬を探しているのだが」

「それは『マーの薬』ですね」

「『マーの薬』を探しているのだが」

「『マーの薬』は緑色をしているよ」

「『マーの薬』を探しているのだが」

「『マーの薬』は緑色をしているよ」

「さっき聞いたよウゼェ」

「『マーの薬』は緑色をしているよ」

「…」

早くも行き詰った勇者モロ。

その辺をアワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ していると、怪しげな老人が…

「おぬしが『マーの薬』を探しているものか?」

「誰だてめぇ」

「『マーの薬』はカンザンジの村の塔にあると言われておる」

「( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーヘェーヘェー」

「カンザンジの村に行くにはバスを使うがよい」

「バスはどこにあんね?」

「カンザンジの村に行くにはバスを使うがよい」

「チッ…」

「カンザンジの村に行くにはバスを使うがよい」

西に向かう勇者モロ。

突き当たりの看板に何か書いてある。

【カンザンジの村へ行くバスはこちら→】

矢印の方向へ進むとバスが止まっている。

「なんか順調すぎるな…」

「罠か?」

深く考えても仕方がないのでバスに乗る勇者モロ。

バスが到着した場所は…


横浜ドリー○ランドを髣髴とさせる寂れた遊園地だった。

「ここはパルパルだよ」

「カンザンジの村はどこかね?」

「ここはパルパルだよ」

「ここからロープウェーに乗って天空の島に行けばいいよ」

「天空の島にカンザンジの村はあるのだね?」

「ここからロープウェーに乗って天空の島に行けばいいよ」

「ウゼェ」

「ここからロープウェーに乗って天空の島に行けばいいよ」

「ロープウェーに乗ってみるか」

「ここからロープウェーに乗って天空の島に行けばいいよ」


「お客さん、天空の島ですよ」


「ここにカンザンジの村が?」

「お客さん、天空の島ですよ」

「なんでおんなじことしか言わねぇんだよ( ゜Д゜)ドルァ!!」

「お客さん、天空の島ですよ」

歩いてると看板が

【カンザンジの村】

「順調に着いたな…」

しばらく歩き、見上げると塔が!


塔に侵入すると番人が話しかけてきた。

「おぬし、何をしにここに来た?」

「『マーの薬』を探しに」

「『マーの薬』ならばこの塔のどこかにあったかも?」

「何でいきなり疑問系?」

「『マーの薬』ならばこの塔のどこかにあったかも?」

「やばい早くここを去ろう」

「『マーの薬』ならばこの塔のどこかにあったかも?」

塔を上っていくと壁に怪しげな…


「トラップか…」

「なんか貼り付けてあるのが怪しいな…」

「ここはもちろん下を選ぶしかなかろう」

勇者モロは階段を下りていく。

そこにいたのは…

「なんじゃい、若いのが来たねぇ」

すっぽんぽんの老婆が襲い掛かってきた!

「やばい、逃げねば」

しかし老婆は意外とすばやく回り込みじりじりとにじり寄ってくる…

「無念…ここまでか…」

勇者モロはイヤ-----(*゜∀゜*)-----ン!!!!

ぐったりする勇者モロ…

精気を奪った老婆はこう言った。

「こんな元気をもらったのは久しぶりじゃ」

「そぅ…」

「お礼にこれをあ・げ・る(はぁと)」


と老婆は口から緑色の液体を吐き出した。

勇者モロは『マーの薬』を手に入れた。

♪ピンポンパンポンポロン(DQ風味で)

「げぇ、これが『マーの薬』」

「わしが麻婆じゃから、マーの薬と呼ばれているのじゃ」

「  (´σ `) ホジホジ 」

「わしが麻婆じゃから、マーの薬と呼ばれているのじゃ」

「もう用はないから帰ろう」

「わしが麻婆じゃから、マーの薬と呼ばれているのじゃ」

無事にヨコハマの町に帰ってきた勇者モロは『マーの薬』を石の姫にふりかけた。

すると石はいぶし銀に変化し姫様が蘇ったのだった。

「ありがとう、勇者モロ」

「わしからも礼を言うぞ、勇者モロよ」

こうして勇者もモロ意味のない冒険は終わったのであった。


~ The end ~


この物語は荒唐無稽のフィクションです。


塔として出てきたのが宿。

マーの薬は宿に着いた時に出てきた抹茶。

パルパルは宿から1分ぐらいのところにあった遊園地。お客さんが全然いなかった。

ロープウェーの写真は宿から撮ったもので、実際に乗ってない。

島みたいなところも宿から撮ったもの。上にはオルゴール博物館があるらしい。

男湯に入ったか女湯に入ったかは秘密。

露天風呂もあり、なかなかよい温泉だったっす。

以上、かんざんじ温泉レポでした。