『フライトプラン』で犯罪を犯したことを履歴書に書き忘れたために悲惨な結果を迎える。湾岸で客室乗務員をナンパして相棒にしたんだな・・・
訓練中に一人死んでしまったことを除けば、かなり笑わせてもらった前半。ラッパの声帯模写でS・ワンダーの「You're the sunshine of my life」を歌うところが好きなんですけど、声を出して笑ってしまったのが防毒マスクをつけて『スターウォーズ』のパロディ・シーン。目の前にいたアツアツカップルは連発する卑猥語のため二人とも固まってしまった様子だったけど、笑い声によってダークサイドに引きずり込んでしまいたくなりました(鑑賞後、どうなったんだろ。まさかジョディに・・・)。もちろん、引きずり込んでもマスター・オブ・ジュダイになれるはずもなく、せいぜいマスター・オブ・ベーション止まりでしょうね。
『地獄の黙示録』鑑賞シーンは凄まじかったです。敵を殺すことしか頭にないほど、洗脳されたのでしょう。あの映画だって、反戦映画ではあるけれど、見方によってはずいぶんとらえ方が違うしろもの。もしかすると軍によって戦意高揚のために編集されていたのかもしれないと想像してしまいます。
サダム・フセインに武器を与えたのは・・・などといった、皮肉たっぷりの会話もあるし、自虐的なジェイク・ギレンホールも楽しめた。偉い上官(?)のデニス・ヘイスバートのウンコネタも笑えたし、砂の嵐作戦が開始されるまでは軍隊こき下ろし映画のようにも思えました。しかし、一人の青年の視点で描かれたストーリーであるため、後半が楽しめない。油田が燃えるという不気味な美しさは良かったのですが、戦争がすぐに終わった事実は周知のことなので、オチも見えているのが残念なところ。それでも、『戦火の勇気』(1996)のように湾岸戦争を美化しすぎているバカバカしい映画よりは、真実を語っている点で良心的な戦争映画かもしれません。
★★★・・
訓練中に一人死んでしまったことを除けば、かなり笑わせてもらった前半。ラッパの声帯模写でS・ワンダーの「You're the sunshine of my life」を歌うところが好きなんですけど、声を出して笑ってしまったのが防毒マスクをつけて『スターウォーズ』のパロディ・シーン。目の前にいたアツアツカップルは連発する卑猥語のため二人とも固まってしまった様子だったけど、笑い声によってダークサイドに引きずり込んでしまいたくなりました(鑑賞後、どうなったんだろ。まさかジョディに・・・)。もちろん、引きずり込んでもマスター・オブ・ジュダイになれるはずもなく、せいぜいマスター・オブ・ベーション止まりでしょうね。
『地獄の黙示録』鑑賞シーンは凄まじかったです。敵を殺すことしか頭にないほど、洗脳されたのでしょう。あの映画だって、反戦映画ではあるけれど、見方によってはずいぶんとらえ方が違うしろもの。もしかすると軍によって戦意高揚のために編集されていたのかもしれないと想像してしまいます。
サダム・フセインに武器を与えたのは・・・などといった、皮肉たっぷりの会話もあるし、自虐的なジェイク・ギレンホールも楽しめた。偉い上官(?)のデニス・ヘイスバートのウンコネタも笑えたし、砂の嵐作戦が開始されるまでは軍隊こき下ろし映画のようにも思えました。しかし、一人の青年の視点で描かれたストーリーであるため、後半が楽しめない。油田が燃えるという不気味な美しさは良かったのですが、戦争がすぐに終わった事実は周知のことなので、オチも見えているのが残念なところ。それでも、『戦火の勇気』(1996)のように湾岸戦争を美化しすぎているバカバカしい映画よりは、真実を語っている点で良心的な戦争映画かもしれません。
★★★・・
虚しさを描くことによって反戦を訴える映画というのもありますよね。これもその一つだった思いますが、やっぱり戦争を描かないと伝わってこない部分も・・・
現実がわからないこともメッセージとしてあったのかもしれませんね。
映像が美しかったですね。現実はどうなんでしょうか。
TBさせていただきました。
はじめまして。
足跡を残さないことは気になさらずに!
訪問された方々が皆コメントを残すと大変なことになりますので・・・(汗)
俺もこの映画はどちらかというと肯定的です。あれこれ比較したおかげでちょっと下がってしまいました・・・
やはり、観客がいかに笑えるかにかかっているんでしょうね~アメリカ人も観てるような回だと盛りあがったに違いありません。
香港の映画ライフも良さそうですね~♪
遅ればせながら、ジャーヘッド観てきました。ネガティブコメントが多い中、私は結構気に入っちゃったので、恥ずかしながらコメントさせて頂きます。
自虐的ジェイクのバカさ加減、結構素でやってんじゃないか?ダースベイダーのパロディはお約束、男が何人か集まれば下ネタ・バカ騒ぎは当たり前。(それが好きでボーイズとつるんでる。)
そんなキャンプと戦場とのコントラストが、妙に現実感あったりする。
ココ、香港では思う存分笑うことが可能でした。日本じゃ睨まれちゃうよね~っつ
武器を与えやがって~~!(笑)
これだからアメリカって国は・・・
色んな映画へのパロディを感じられたし、映画好きにはたまらない内容でしたよね。
ブラックユーモアも感じましたけど、もっとブラックにできたかもしれませんよね。
>ノラネコ様
『フルメタルジャケット』へは多分オマージュの気持ちがあったのではないでしょうか。戦争映画好きの人の意見を聞いてみたいところです。
自虐的な部分、自分に対しても軍に対しても・・・こうでなくては映画として面白くないですよね~♪
まあ海兵隊の「ジャーヘッド」っぷりを自虐的に笑い飛ばしたと思うと、これはこれでありですね。
これ聞いた時、思わず「ユーリーでしょ!(または大統領)」(『ロード・オブ・ウォー』)って答えそうになりました。
『地獄の黙示録』に“このジャーヘッドども!!”となったり、『ディア・ハンター』で“うわぁ~士気が下がる~”と心配したり(別の心配でしたね。笑)『スター・ウォーズ』で爆笑したり、様々な曲を一緒に歌ったり・・と戦争作品としては、ブラックユーモアの効いた作品だったと思います。
いい映画だと思いますよ。
3点にするか4点にするか迷ったのですが、最終的には娯楽作品としてはどうか?という点で決めました。
もっとドキュメンタリーっぽくするか、もっと笑える映画にするか、もっとスリリングな展開にするか、と考えると、ちょっとだけ不満が残るんですよね・・・
あ~ありましたよね。
大学病院などの薬の治験でも書かされるやつですよね。
なんでもかんでも訴訟してしまうアメリカならではの発想なのかもしれません。予防薬だけでもこんな始末だから、実際に核の影響で白血病になっても何も文句言えなくなりそうです。。。
今日観た『張り込み』という昔の映画で聞こえてきました。あれは何を観てたのだろう・・・
『地獄の黙示録』がポルノ!
う~む、見ちゃいけないという意味なのか・・・どうなんでしょう。それなら上映会なんてするはずがないし・・・
しかしあの映画をそういう風に使うかーってビックリでした。
なんでも、米軍兵士にとって「地獄の黙示録」は、ある意味「ポルノ」なんですって
(原作にはそう書いてあるそうです)
何よりも興奮させられるものらしい。
なるほど・・・そんなところに伏線が!!
意外でした(笑)
ワグナーを聞くとどうしてもヒトラーの顔を思い出してしまうんですけど、地獄の黙示録を思いだす方も多いようで、どっちが多いのかなぁ・・・
既に伏線があったとは…???(爆)
「地獄の黙示録」。ワグナーは士気が高まりますが、あれはねぇ…怖いです。
では、またおじゃまします♪
そ、それは読みが鋭すぎます!(笑)
ベトナム戦争のときの教育と一緒でしたかぁ。
よくわからないので、二人で一丁の銃という点が気になりました。俺の銃だぁぁ!って。
>ハンター様
戦闘シーンを多くするか、コメディ部分を多くするか、中途半端な印象でしたよね。俺は戦闘シーンを排除しても面白いかと思いました。
海兵隊の洗脳プログラムは兵士の生存率を高めるため計算されたものだ、という話を聞いたことがあります(戦場で引き金を躊躇無く引けなければ死ぬ)。『フルメタル・ジャケット』のハートマン軍曹と本作の冒頭の教官が同じ口調なのはそれ故。毎回同じことを言ってるんですね。
最もそれはベトナム戦争時の話で、現代では時代錯誤な面が出てきてるかも、とは思います。
貴重なご意見、とても参考になります。ありがとうございました。
米marineは今でも砂漠に・・・よく考えれば、日本にも数万人いる。
守ってやってるという意識と臨戦体勢では違うとは思いますが、日本人だってアラブ人と同じなんですよね。
>八ちゃん様
洗脳は怖いです。
1990年頃というと、「戦争は楽しい」みたいな漫画を見たこともあるのですが、これも全くの洗脳ですよね。
ああいう状態に自分がおかれるとどうなるか・・・とても不安。
まぁ、予告編は1回しか見なかったので平気でしたぁ~
>aiai様
映画好きの人々を利用して、映画によって洗脳していたんでしょうね。絶対に編集されてる!というか、あの序盤のシーンしか見せなかったのかもしれないですよね。
体育会系とは一概に言えるかどうかは知りませんが、手紙のやりとりをマメにやっていれば精神状態は保てるんだと思います。もしかして検閲されてたのかな・・・
映画の解釈は人それぞれですが、映画があそこまで趣旨と違う見方をされてしまうなんて・・・映画好きとしては悲しいです。
体育会系のノリにもついていけませんでしたが、あんなものなのでしょうか(T-T)自分の彼氏があの中で同じようにしてたら、かなりショックです。
予告編の字幕のように…「洗脳された」(汗)
俺にとってのワルキューレは『ブルースブラザーズ』です。この曲を大音量で聴くと、建設中の高速道路から落ちるネオナチが思い浮かびます・・・
>Mar様
そうですね、ドアーズがプラスされれば黙示録になりますねぇ。
あのSWのギャグをするためだけでガスマスクが欲しくなってきました。安いのは2万円くらいであったような。
デミ・ムーアのラジーな映画は『GIジェーン』でしたっけ?あの肉体美だけはすごかった・・・・
ガスマスクギャグはついついやってしまいそうですね。
以前、デミ・ムーアが海兵隊の同じ偵察隊でがんばってましたね
戦争の無意味さはよく伝わってきましたね~
つまんないと仰る方の気持ちもわかるんです。
俺だって後半は面白くなかったし、
卑猥なギャグがダメだったら、全部ダメかなと・・・
原作もこんな感じなんでしょうかね。
>charlotte様
字幕ではスティービー・ワンダー。
台詞はタイトル名でした。
思わず一緒になって口笛吹きたくなっちゃいました(笑)
映画ではあの退屈さも2時間。
実際は200日くらいでしたっけ?
耐えられないかもしれない・・・
>ミチ様
防毒マスクのシーンは最高でしたよね!
俺が観た回も10数人しかいなくて、笑い声が聞こえてきませんでした・・・自分だけだったので、恥ずかしくなってきましたよ。
実際には女性兵士もいたんだろうけど、あの部隊にはいなかっただけ・・・いたらどういうことになったんだろ。
>wakana様
『地獄の黙示録』『ディア・ハンター』『スターウォーズ』と映画に関するシーンが3ヶ所ありましたが、全て違った印象のシーンですよね。映画の取り入れ方がうますぎます。
シモネタ以外の部分だったら、一緒に楽しみましょう♪
>『スターウォーズ』のパロディ・シーン
笑いました。噴出して笑いましたよ。
あぁゆうバカバカしくて下品で楽しい仲間に入れてもらって騒ぎたいんですが、女であるがゆえに叶いません。永遠の憧れです。
でもお客さんが少なくて私の声だけが響いていたかも。
あの訓練では実弾を使っていたんですねぇ。
軍曹が「実際はこんな音がするんだぞー」と言っていたので、音だけかと思っていたら・・・。
>マスター・オブ・ベーション
上手い!!!
でも女性にはワカラン世界です。
ピーター、ここでも悲惨でした…泣
ところでダークサイドは退屈で淡々とした日々だったようです。世間とは切り離された一種独特の集団の中では色々とやりきれなさも出てくるし、発散の仕方も「軍」ということでなければ普通なことなんでしょうけど。
音楽も楽しんできました。
この映画、つまんないと言う方も多いようですが、
自分が思うに、構成のあの間延びした感じからして、
あの戦争の無意味さを意図的に表しているかと。
原作者の意図を充分に汲み取っているのではないのでせうか。
良心的ですよね。