イベリア半島からブラジルは近いと思っていた。頭の中の世界地図では、イベリア半島のすぐ隣りが南米大陸。両者の間の大西洋は、日本と南米を隔てる太平洋の半分程度しかないと。
が、マドリッド空港を離陸し、リオ・デ・ジャネイロに到着したのは10時間後。ブラジルは、日本と北米大陸ほどに離れていた。
↑ スペインの「前へ進め」は「↓」。これで空港内を右往左往した。
ブラジルは「危ない国」と多くの人に忠告されている。危険はそこらじゅうにあるが、まず、空港から宿に着いた直後が危ない。と。
それで、「空港送迎有り」のホステルを選んで予約した。日本に嫁いだ日系ブラジル人の友人にも、様々な情報をもらっている。安穏としていた欧州の旅の意識を転換させ、用心深く敏感に過敏になれば何とかなる。
空港のゲートを出ると熱気が襲ってきた。暑い国に来たのだ。私の名前のカードを持った老年の男性がゲート出口に立っていた。ポルトガルで覚えた片言の挨拶をすると、満面の笑顔が返ってきた。「危険」な国への緊張感が薄れそうになる。いけない、いけない。
↑リオで最初の宿「Alpha Hostel」の入り口
予約したAlpha Hostelへ着くと、アフロヘアの茶褐色の肌の若者が迎えてくれた。「ボクが、送迎についてメールでやり取りしたLeo(レオ)。ブラジルは初めてでしょ。いろいろ伝えることがあるので、そこに座って」と、着くや否や、リオ・デ・ジャネイロの過ごし方についてのレクチャーが始まった。
「まず、カメラは持ち歩かないで。それと、立派な財布やパスポート類も。外へ出る時は、必要最小限の小銭だけ持って行くのがいい。このホステルの周辺は安全な地域です。でも危険な場所が多いので気をつけて。特に、コパカバーナ海岸は危ない。先日も、ここのゲストが、海岸で被害にあったばかり。」
被害って?
「拳銃を突きつけられ、持ち物を全部奪われたんだ。カメラや財布全部ね」
・・・なるほど、やはり、危険な国なのだ。
でも、ブラジル風景を撮れないなんて。
↑「Alpha Hostel」の壁一面に、チリ人旅行者が残したリオの風景が。
が、マドリッド空港を離陸し、リオ・デ・ジャネイロに到着したのは10時間後。ブラジルは、日本と北米大陸ほどに離れていた。
↑ スペインの「前へ進め」は「↓」。これで空港内を右往左往した。
ブラジルは「危ない国」と多くの人に忠告されている。危険はそこらじゅうにあるが、まず、空港から宿に着いた直後が危ない。と。
それで、「空港送迎有り」のホステルを選んで予約した。日本に嫁いだ日系ブラジル人の友人にも、様々な情報をもらっている。安穏としていた欧州の旅の意識を転換させ、用心深く敏感に過敏になれば何とかなる。
空港のゲートを出ると熱気が襲ってきた。暑い国に来たのだ。私の名前のカードを持った老年の男性がゲート出口に立っていた。ポルトガルで覚えた片言の挨拶をすると、満面の笑顔が返ってきた。「危険」な国への緊張感が薄れそうになる。いけない、いけない。
↑リオで最初の宿「Alpha Hostel」の入り口
予約したAlpha Hostelへ着くと、アフロヘアの茶褐色の肌の若者が迎えてくれた。「ボクが、送迎についてメールでやり取りしたLeo(レオ)。ブラジルは初めてでしょ。いろいろ伝えることがあるので、そこに座って」と、着くや否や、リオ・デ・ジャネイロの過ごし方についてのレクチャーが始まった。
「まず、カメラは持ち歩かないで。それと、立派な財布やパスポート類も。外へ出る時は、必要最小限の小銭だけ持って行くのがいい。このホステルの周辺は安全な地域です。でも危険な場所が多いので気をつけて。特に、コパカバーナ海岸は危ない。先日も、ここのゲストが、海岸で被害にあったばかり。」
被害って?
「拳銃を突きつけられ、持ち物を全部奪われたんだ。カメラや財布全部ね」
・・・なるほど、やはり、危険な国なのだ。
でも、ブラジル風景を撮れないなんて。
↑「Alpha Hostel」の壁一面に、チリ人旅行者が残したリオの風景が。