リオの街中は、各社の大小多様なバスが縦横に走り、広い市内を網羅しているのでとても便利。
路線は少ないが安全な地下鉄と組み合わせると、運行本数が多いので、行きたい場所に、ほとんど苦労なく到達できる。
バスの運行本数が多く、平日昼間なら10分と待たずに乗れるのは、利用者にとってありがたい。が、それだけ多くのバスが走っているということは、年々増加する一般車に阻まれて、道路の渋滞も半端ではなくなっている。
加えて、走行台数が多く、後ろから迫る次のバスを意識せざるを得ないのか、バスの運転はひどく乱暴である。信じ難いスピードを出す。
バス停では、手をあげてしっかり合図をしないと止まらないのは当たり前。手を上げた人を見止めると、急ブレーキ寸前の状態で止まるので、椅子に腰掛けているときは足を踏ん張らないと滑り落ちる。
実際、私は、何度か座席から振り落とされ、バス停で意思の弱い手の上げ方をした際は、もうスピードで目の前を通り抜けるバスを見送ることになってしまった。
バス停で待つ乗客は、遠くから迫るバスの番号をすばやく見極め、できるだけ早く大きなジェスチャーでバスドライバーにアピールしなければならない。
料金は、バス会社や運行ルートによって多少の違いはあるが、乗車区間にかかわらず、乗車1回が2リアル(130円)前後。
車内に、必ず料金ゲートが設置され、料金を払うと職員がゲートロック解除のスイッチを押す。乗客は自分の力で、渋くてきついゲートを回転させて奥に入る。
ドライバーは料金徴収に関わらないので、運転に専念できる。乗客が乗降ステップに残っていても、ドアが閉められる状態になれば、瞬時に出発。リオのバスでは、動体の中での体のバランス感覚と足腰の筋力が鍛えられそうだ。
運転と料金徴収が明確に分業されており、乗客から固定料金を徴収してゲートを通してしまえば、一段高い椅子の上で、パンを食べたり新聞を読んだり、常連客と世間話をしたり・・・気楽でいい。ドライバーも近くに立っている乗客や徴収担当者と大声で雑談していることも少なくない。
そういえば、日本では「走行中に運転手に話しかけないでください」という注意書きを出しているバス会社もあるほどだが、欧州各国の長距離バスや路線バスでは、乗客や運転交代要員と大きな声で雑談する姿が目立った。
ポルトガルのラゴスからリスボンまで乗った4時間のバスでは、スタートしてから、到着地まで、ドライバーシートの隣りに座った若い女性乗務員が、ず~~~っと休むことなくドライバーに話しかけていた。ドライバーは、さすがに降板は相槌を打つだけだったが・・・。
日本では決して見られないシーンである。
↑ゲートは、ガラガラと音を立てる歯車式でかなりきつく、腰の力だけで入り込むにはちょっとコツがいる。
↑豪華なシートで有名な、ブラジルの長距離バス
↑ブラジルの夜行バスは、「飛行機のファーストクラス並」のゆったりしたシートで定評がある。
実際、背もたれは体全体を包み込むような優しい安定感があり、フラットに近くリクライニングするため、支給された柔らかな毛布をかけると幸せな気分で安眠できる。
↑夜行バスのルートに何ヶ所かある休憩所。24時間営業の、ビュッヘ式のレストランやブラジル各地の民芸品、コンビニエンスショップ、ソファースペースなどが揃っている。
↑真夜中でも、賑やかな装飾がほどこされた休憩所。
↑清潔で明るい休憩所の女性用トイレ。日本の高速道路サービスエリアのトイレとは雰囲気が違う。
路線は少ないが安全な地下鉄と組み合わせると、運行本数が多いので、行きたい場所に、ほとんど苦労なく到達できる。
バスの運行本数が多く、平日昼間なら10分と待たずに乗れるのは、利用者にとってありがたい。が、それだけ多くのバスが走っているということは、年々増加する一般車に阻まれて、道路の渋滞も半端ではなくなっている。
加えて、走行台数が多く、後ろから迫る次のバスを意識せざるを得ないのか、バスの運転はひどく乱暴である。信じ難いスピードを出す。
バス停では、手をあげてしっかり合図をしないと止まらないのは当たり前。手を上げた人を見止めると、急ブレーキ寸前の状態で止まるので、椅子に腰掛けているときは足を踏ん張らないと滑り落ちる。
実際、私は、何度か座席から振り落とされ、バス停で意思の弱い手の上げ方をした際は、もうスピードで目の前を通り抜けるバスを見送ることになってしまった。
バス停で待つ乗客は、遠くから迫るバスの番号をすばやく見極め、できるだけ早く大きなジェスチャーでバスドライバーにアピールしなければならない。
料金は、バス会社や運行ルートによって多少の違いはあるが、乗車区間にかかわらず、乗車1回が2リアル(130円)前後。
車内に、必ず料金ゲートが設置され、料金を払うと職員がゲートロック解除のスイッチを押す。乗客は自分の力で、渋くてきついゲートを回転させて奥に入る。
ドライバーは料金徴収に関わらないので、運転に専念できる。乗客が乗降ステップに残っていても、ドアが閉められる状態になれば、瞬時に出発。リオのバスでは、動体の中での体のバランス感覚と足腰の筋力が鍛えられそうだ。
運転と料金徴収が明確に分業されており、乗客から固定料金を徴収してゲートを通してしまえば、一段高い椅子の上で、パンを食べたり新聞を読んだり、常連客と世間話をしたり・・・気楽でいい。ドライバーも近くに立っている乗客や徴収担当者と大声で雑談していることも少なくない。
そういえば、日本では「走行中に運転手に話しかけないでください」という注意書きを出しているバス会社もあるほどだが、欧州各国の長距離バスや路線バスでは、乗客や運転交代要員と大きな声で雑談する姿が目立った。
ポルトガルのラゴスからリスボンまで乗った4時間のバスでは、スタートしてから、到着地まで、ドライバーシートの隣りに座った若い女性乗務員が、ず~~~っと休むことなくドライバーに話しかけていた。ドライバーは、さすがに降板は相槌を打つだけだったが・・・。
日本では決して見られないシーンである。
↑ゲートは、ガラガラと音を立てる歯車式でかなりきつく、腰の力だけで入り込むにはちょっとコツがいる。
↑豪華なシートで有名な、ブラジルの長距離バス
↑ブラジルの夜行バスは、「飛行機のファーストクラス並」のゆったりしたシートで定評がある。
実際、背もたれは体全体を包み込むような優しい安定感があり、フラットに近くリクライニングするため、支給された柔らかな毛布をかけると幸せな気分で安眠できる。
↑夜行バスのルートに何ヶ所かある休憩所。24時間営業の、ビュッヘ式のレストランやブラジル各地の民芸品、コンビニエンスショップ、ソファースペースなどが揃っている。
↑真夜中でも、賑やかな装飾がほどこされた休憩所。
↑清潔で明るい休憩所の女性用トイレ。日本の高速道路サービスエリアのトイレとは雰囲気が違う。
ブラジルの市内バスや長距離バスに乗りました。
日本の車内と違いはよく説明出来ました。
今、自動車で市内外に走っています。ガソリンの値段はこどまで上がると心配です。
今滞在しているクリチバ市のとなり街の住宅街は、3ブロックごとにバス停を置くルールがあるそうで、ほんとに便利です。クリチバ市周辺の25都市を移動するバス路線も充実しています。安い料金で(各地のバスターミナルで乗り換える場合は、どこまでも120円の一区間料金)というのは感動的な交通網です。
日本では公共交通空白地帯が多く存在し、高齢者・若年者など自動車に頼れない交通不便者だけの世帯が田舎で生活するのは難しい時代です。ブラジルのバスは安価で利便性が優れていて、郊外に住むことが、大きなハンディーにならないというのが注目すべき点ですね。しかし、バス事業者にしてみれば、このような低料金・定額制で経営が成り立つとは思えません。行政がどの程度このバス運行に関与しているのでしょうか。
ワインさんの冒険旅行はクリチバからアンデスに向かっているのかしら。
古代文明の宝庫が待っています。思う存分楽しんでください(^^)V
「公共交通としてのバスの信頼性と利便性を市民が認知し、利用してもらうまで、空でもいいから頻繁にバスを走らせろ」との、当時の市長の強い指示で、市はバス会社と、バスの走行距離で事業費を契約していたそうです。もちろん、当初は赤字覚悟で。現在、公共交通のマネジメントは市の独自機関が、バスの運行は各バス会社が担っています。
具体的な数値や事例は、ブログで報告したいと思います。