柔らかい布で拭き取ってください

~キモみっともないその生涯~

(´-`)。oO(スルーできない

2005-12-30 21:41:38 | Weblog
つい数日前まで、俺は掲示板のあるスレッドの住人だった。「だった」と言うのは、そのスレが終わったから。
スレはA氏(とする)の入院生活の日常を報告する内容だった。A氏が退院したから終わったのね。
A氏の書きこむ文章が叙情的ですばらしく、俺はそのスレに入り浸りだった。

しかし、ある日を機に俺はそのスレから遠ざかった。毎日チェックはするが、書き込むことはほとんどなくなった。
何故か。
それはA氏のある書き込みが原因だった。
好みの音楽を書き込んでるまでは(俺と趣味は合わなかったが)よかった。
しかしA氏が音楽論(?・ドラム論?)を展開したとき、こんなことを書き込んだ。A氏はアマのバンドマンでドラマーでもあったのだ。

『私のドラムは、ベースほったらかしでメロディー楽器や歌にガンガン食い付いていくドラムです』

要約するとそんな内容だった。自身のポリシーもしっかり持ってるから、自信満々に書き込んだ。
フツーならフンフン・・・と流す展開だ。しかし俺はスルーできなかった。真面目に音楽をやってる者として、読み流すことができなかった。

俺は氏とは全く正反対の持論を持ってるからだ。ドラム・ベースの上にメロディー楽器が乗っかる、と思ってる。これは俺から言わせれば地動説みたいなもんだ。
俺のバンドの現在のドラマーはその点心得てるのか、幸いにしてヘンなコトをしない。たまに俺のギターに乗っかってくると、俺がわざとハズし、「俺に乗るな」と演奏後にキッチリ言う。

昔、A氏タイプのドラマーと組んだことがある。やたらとアンサンブルに加わろうと積極的なタイプだった。やかましかった。小手先のテクニックはすばらしかったが、根本的な部分で「ドラマー」ではなかった。

で、上のA氏の書き込みを読んだ瞬間、俺は思った。
「あー、Aさんてこのタイプか」

それから俺はA氏を嫌いになってスレから遠ざかった。
たかがそんな書き込みで、と普通の人は思うだろう。でも俺にとっては許せなかったんだ。100年の恋も冷める・・・みたいなもんだな。
コメント
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