子狸がエンドウ準備に取り掛かっていたら、例の「百姓候補生」氏も準備作業を始めたようだ。一輪車を貸してと言ってたので、肥料搬送かと思っていたらエンドウの資材だった。段取りは出来上がってるようで、早速の作業開始だ。角材を打ち込み、竹の支柱を立てて固定していく。骨組みが出来上がるとネット張り、某100均ショップのネットを活用するらしい。緑のネットを順に張っていった。従前はキュウリネットを流用していたのだが、張り方に難儀し路線変更した模様。
彼は子狸と異なり、エンドウは「実エンドウ」の1本槍だ。スナップやキヌサヤには興味が無いようだ。何でも、ご近所さんのリクエストが実エンドウ(豆ご飯用)に集中してるようで、自宅用も実エンドウのみでOKだとか。リクエストに応え、提供するために栽培するようなものだが、反射効果として健康をもらってるから十分なのかも・・・・・・・・ですね。
子狸の場合、「実エンドウ」と「スナップエンドウ」とをチョイスしている。キヌサヤはカットだ。キヌサヤまで手を出すと、連作障害の恐れで耕地選択が極端に制限される。弱小農家(?)は選択の余地に乏しいのだ。彼の実エンドへの1点集中は、そうした事情も含んでいるのかも。もう一つの視点は、スナップはキヌサヤの役割をも兼ねることが可能だろう・・・・・という側面がある。余り料理に拘らなければ、スナップオンリーでも日常生活に支障は無いだろう。
さて件の彼の準備作業だが、見てる間に支柱を立てネットも張り終えてしまった。子狸が手こずってアタフタしてる間に、完了したのだ。子狸よりも遅く始めたのに早く終了した。作業の事前準備と取り組みの合理性がもたらす効果なのかも。まさに木下藤吉郎の「一夜城」みたいな作業状況だった。
斯くして彼の準備作業は滞りなく終了、後は種蒔きを残すのみとなった。今週中にはタマネギの植栽も可能だろうし、エンドウの種蒔きも同様だろう。彼の年内農作業は今週中で概ね完了となるだろう。