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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

サトイモの比較状況

2023年11月08日 05時23分08秒 | 耕作放棄地

サトイモ栽培だが収穫期を迎えている。仲間内では、[大御所]、[長老]、[百姓候補生]、の3氏が挑戦中だ。子狸は栽培していない、何度か記述してるかと思うが、耕地が条件的に不利かと思えるからだ。ご存じかと思うが、サトイモは泥イモとも呼ばれるように、水分多めの耕地を好む野菜だ。出来れば栽培地に水流を通せる場所が望ましい。上記三者は、制限はあるが水の導入が可能な栽培地なのだ。やはり適地適作、似合った場所に似合った作物の組み合わせが好ましいだろう。

三者の栽培状況を覗いて見ようかと思う。敬意を表して「長幼の序」ということで、まずは「大御所」の畑から。サトイモ栽培とは言うが、厳密には彼の栽培物はズイキである。いわゆるイモでは無く茎を食する野菜だ。しかしながら、一部にはイモも食べれる品種があるようで、彼のはそうした品種だ。ご存じの向きもあるかも知れないが、このズイキ芋を使って「イモ掘り体験」のイベント開催が彼の趣味。今年は未だ実施の運びには至って無いようで、少々寂しげな雰囲気。彼のお眼鏡に叶うような観光客の来村が待ち遠しいところだ。収穫期を迎えてることもあり、時々は掘り出しての賞味中、子狸もご相伴に預かることがある。大量に栽培しているので、イベント開催が待ち望まれるのだが。

続いては「長老」のサトイモ畑、彼は熱烈なサトイモフアンで、恐らくだが好物の筆頭ではなかろうか。何を差し置いてもサトイモだけは忘れない栽培物のようで、優先順位がトップの模様だ。毎年、春先にはサトイモの植え込みが最初、種芋も自家栽培で準備中だ。自宅でも料理の中心に据えられる模様で、サトイモを使った献立の話題が尽きない。水路からは遠いのだが、工夫して水の導入を図っているようだ。掘り出した株跡が覗かれるから、何度か持ち帰って賞味してるのだろう。

引き続いては「百姓候補生」氏、彼は今年が初めての挑戦だ。長老より種芋を提供してもらったのが契機のようで、二畝20株程を栽培している。初心者とは思えぬほどの出来のようで、子狸も分けてもらったことがあるが、結構充実した実りであった。水路からは一番遠く、条件的には不利なんだが、相応の収穫は期待できそうだ。但し、茎等の成長は前二者に比べ、やや心許ないのは否めない。やはり水の影響が大きいかと思われる。

斯くして三者三様の栽培状況だが、何れも賞味は可能なので不満は無いだろうと思う。3例でも解るように、時折には水流の導入が可能な場所が望まれる。耕地条件は選べ無いので工夫が必要だが、ミニ水路やパイプの活用などが想定可能かも。いずれにしても如雨露等による水撒きでは十分とは言い難いので、ご注意を。