ソラマメを種蒔きして育てていたが、無事に発芽してソコソコ大きくなって来た。茎丈が15センチから20センチ程あるだろうか、ソロソロ本来の栽培地に移植する時期だろう。栽培予定地は耕耘して元肥や土壌改良材を仕込み、スタンバイ出来ている。そこで・・・・・・・となってくるが、苗は全部で24本、おかげで全部が発芽した模様だ。有り難いことである。虫食いも鳥害も無かった。これが畑への直蒔きだと、欠損株の発生など不足の事態も考えられ、畝の状況など不安定になりやすいだろう。
栽培予定地だが、細めの畝で一列縦隊の植え込みを想定している。株間を30センチ程確保しても畝長が16メートル程あるので十分だろう。昨年から今年に掛けての栽培は補強用の支柱を準備したが、必要なかった。確かに倒壊した茎も存在したが、実の付きには大きな影響は無かったようだ。無論、茎は直立不動が望ましいので不安な方は支柱のご準備を。
移植についてはポット苗を掘り出し、土塊ごと新天地に植え込むのだが、根の破損に注意が必要だ。覗いたら一目瞭然だが、根はポット全体に巻き付くように成長しており、ポットから取り出すときに破損しやすい。留意して24個を取り出し、全部を新居に移し替えた。当分は水やりが必要だろう。数日で根は定着するかと思うので、後は苗の自己努力に任せたい。
ソラマメは冬越しをして来年5月頃が収穫期だ。其の時分には実エンドウやスナップエンドウ等も収穫期が重なり、マメ科のオンパレードとなりがちだ。無論、ソラマメも柔らかい間の賞味が望ましいのだが、後回しとされやすく、乾燥して長期保存とのスタイルも存在する。マメは炒り豆として消費されるのだが、固くて子狸には賞味できない。・・・・・・・幼少期の苦い思い出である。従ってか、マメ科の中でもソラマメよりはエンドウやインゲン等が好ましい。トラウマの継続が続いているようだ。
ソラマメは1本の茎に5個から10個程度の実を付ける。実の向きが上向きとして成長するのだが、下向きに転じたら収穫期の合図、多分、時期的には5月の初旬ぐらいでしょう。マメからのメッセージをお見逃し無く。尚、茎丈が1メートル程もあり強風に弱いのが難点でしょうか。上述の支柱うんぬんも、この点からの留意事項です。