ウチごはん&ソトごはん

今日なに食べた?

静岡マニアックツアー2日目 秘境!?「俵峰」山葵田&茶畑…つづく

2006-09-26 10:04:51 | 旅行記


静岡旅行二日目は、今回の旅の目的である山葵田へ。
「静岡の山奥に、とても素敵な山葵田があるんですよ。天空の山葵田です」」と聞いて、それはぜひ見てみたい♪とやって来たのでした。

この日は、地元静岡の日本茶専門店「錦園石部商店」の店主、石部さんが案内してくれることに♪

【日本茶専門店「錦園石部商店」】
http://www.nishikien.com/

というのも、山葵田へ行くには道が狭く、慣れた人でないと危険なのだそう。
そう聞いてはいたものの、山道は長野で慣れてるし、焼酎の取材で宮崎の崖っぷち道路を運転して泣きそうになったこともあるし、私たちだけでも大丈夫じゃないの? なーんて心の底で思っていたのですが…

…すみません、なめてました。
静岡駅からクルマで山に向かって、安部川沿いをどんどん北上すること…どのくらいだったかしら? おしゃべりしていたので時間の感覚が曖昧ですが、途中、民家がまったくなくなった…びっくり。

「お茶の業者さんたちも、大丈夫、自分たちで行けるからって言うんですけどね。途中から携帯もつながらないし…たどり着けずに諦めて引き返すことになるんですよ」と、石部さん。実は石部さんとは、去年の「OZONE夏の大茶会」ではじめてお会いし、今回で二度目。初対面に毛が生えたようなものなのに、お世話になってすみません…と、だんだん恐縮してしまった。

途中、クルマを坂道に止めて、来た道のりを振り返ったときに撮影したのが、冒頭の写真。そして、クルマはまだまだ登る。

ようやく集落が見えたときの嬉しさといったら…。



山葵田を持つ、望月さんにご挨拶をして、さっそく山葵田へ連れて行ってもらうことに♪



まず、獣道を登る。
丸太の橋を渡り、石垣のトンネルをくぐり抜けると!?


人目を忍ぶように、山葵田があった。

こちらの山葵田は、深さ二メートルくらいのプールのような感じなのだが、これを先々代が掘って作ったと聞いて、びっくり! だって…重機が使えるような場所じゃないのだ(その頃に、どんな重機があったのかわからないけど)。つまり人の手で、こつこつ掘るしかない。そのために費やされた時間と労力を思うと…眩暈がした。

すごいな。

山葵は、日本茶と並ぶ静岡特産品のひとつ。山葵栽培発祥地は静岡市の有東木(うとうぎ)だそうで、徳川家康公が愛で門外不出としたのだそう…ということを、移動中に教わった(笑)。



上流の山葵を抜いてくださったのだが…え? 山葵って一株にこんなにくっついているの!? 根っこも、ぼーぼー生えてる。ちなみに根っこの太い部分はチューブのワサビになるのだそう。


望月さんのご自宅に戻り、隣接している畑でトマトをもいで食べ(太陽の味だ)、


庭に干してあった梅干をつまんだり、自家製の蜂蜜をなめなめ。地蜂の蜂蜜は、濃厚なのに後味がさっぱり。いつまでも、ずーっとなめていたかった…。


そして、石部さんが持参の道具でお茶を入れてくださり…。
とても気持ちのいい、昼下がり。

聞けば、望月庄司さんは有名なお茶農家さんなのだとか(汗)。せっかくだからと石部さんが茶畑を案内してくれた。

茶畑の急で細い坂道には、ガードレールなんて上等なものはなく、「ひえええ」となったり、無性におかしくなったり、まるでジェットコースター気分。こりゃ、落ちたら死ぬな…と。


しかし、景色は抜群に素晴らしかった!

この日のことは、石部さんのホームページにも載ってます。
夏の俵峰「山葵田とさくらかおり」
石部さんは8月9日に書いているのに、私は9月も終わりになってるし。

さてさて、のんびりしてると、お昼を食べ損ねてしまう!
望月さんもお誘いして、一緒にお昼を食べに出かけたのでした(つづく)

4 コメント

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よだれが… (うさぎ・ちびた・みぃ)
2006-09-27 16:46:00
暗くなったら、絶対下りたくないあの山道。

明るくても、手に汗握るあの農道。



トマトも、山葵の根っこも、蜂蜜も、

お金を出しても絶対味わえない、物ばかり。



カンザワ・イタバシ夫妻に、

何があっても、味わっていただきたかった

『静岡』、堪能なさったご様子で、

何よりでございます。
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あはは♪ (カンザワユミコ)
2006-09-27 17:14:54
★うさぎさん



こんにちは。

確かにあの道はすごいね。

石部さんがお付き合いしてくれて、本当によかった…。



景色は素晴らしいし、話は面白いし、食べ物はうまいし…山も川も海もある静岡っていいなぁ~と思ったよ!!



夜道は…たしかにすごいだろうね~。想像するだけで震えます。
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怖い道ならば… (燗酒おやぢ)
2006-09-27 19:02:48
駒ノ湯の手前から銀山平~銀山湖~奥尾瀬へ抜けるルートも怖いですよぉ。

一歩間違えると、銀山湖の底に…。

奥尾瀬へ回って食べる岩魚がうまいでしょうな。



駒ノ湯の玄関脇の池には尺岩魚と二尺はあろうかという鱒も。

今年もあと一月の営業です。
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恐い道 (カンザワユミコ)
2006-09-28 10:05:02
★燗酒おやぢさま



いや…恐い道は遠慮しときます~。



運転で疲れたら、さすがに食べられなくなっちゃうし…ダイエットにはよさそうだけど、心臓に悪そう。
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