京都の闇に魅せられて(新館)

黄檗万福寺、蓮と布袋と羅漢・前編 @ 京都妖怪探訪(700)





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 どうも、こんにちは。
 まだ梅雨が続いております。そして今年もまた蓮の季節が訪れました。
 そこで今年も、蓮が美しく咲く季節がやってきました。
 そこで今年も、『霊場魔所の蓮』シリーズを始めたいと思います。
 蓮の名所でもある霊場魔所や妖怪伝承地などを巡ります。

 2020年(令和2年)の『霊場魔所の蓮』シリーズの第1回目は、七福神のうち布袋(ほてい)を祀る寺院、黄檗万福寺(おうばくまんぷくじ)を訪れます。
 雨の日に訪れたこの禅寺には、蓮と布袋像の他にも面白いものがありました。


 まずは、いつもの通りアクセスから。
 京阪電車「黄檗(おうばく)」駅から。





 またJR奈良線「黄檗」駅もすぐ近くにあります。


 そこから少し歩いた場所に、入り口にあたる総門が見えてきます。






 総門から中へ。






 堂々と大きくそびえ立つような三門。





 ここで、この「黄檗万福寺(おうばくまんぷくじ)」について簡単に解説を。
 1661年(万治4年、寛文元年)、中国から渡ってきた禅僧・隠元禅師によって開創され、禅師の母国での自坊と同じ「黄檗山万福寺」と名付けられました。
 ところで黄檗万福寺と言われて思い出すのが、「売茶翁(ばいさおう)」という人物です。
 元々は黄檗宗の禅僧だったのですが、東山に「通仙亭」という茶席を開いて、禅道などの話や問答などをしながら茶を出したという人物です。あの天才絵師・伊藤若冲とも親交があったことでも有名です。


 三門をくぐると「天王殿」へとまっすぐ続く参道が。






 その参道脇に、いくつもの蓮の花が。














 雨の降り続く中、しばし蓮の花々を眺めます。
 というより、あえて雨の日を狙って訪れたのです。
 やはり蓮や紫陽花などの梅雨の花には雨の日が似合います。


 しばし眺めた後は「天王殿(てんのうでん)」へ。






 天王殿前の池には睡蓮も。












 天王殿の中へ。






 天王殿のど真ん中に堂々と鎮座する七福神の一人、布袋尊。






 その周囲を四天王が守護しています。








 布袋は、元々は唐代末から五代時代の中国に実在したともされる契此(かいし)という僧で、「特定の寺に居ず、トレードマークとも言うべき大きな袋を持って各地を泊まり歩いた」とか「生臭ものであってもかまわず施しを受けた」などと多くの逸話や。「人の吉凶を言い当てた」とか「雪の降る中で横になっても布袋の上には雪が降り積もらなかった」とか「亡くなったはずなのに、後日も他所で姿を見かけた」などの数々の伝説が遺されている人物でもあります。
 更に「弥勒菩薩の化身である」ともされています。
 それでここでも祀られているのでしょう。
 ただ、ここで見る布袋さんには、恰幅の良い堂々たる姿であると同時に、「ああ、こういうおっちゃん本当に居そうだな」とも思えるような親しみやすさも感じます。
 この親しみやすい人柄も、布袋という人が時代を超えて記憶され、愛され続ける理由なのだろう、とも思えてきます。


 この天王殿は、広大な黄檗山万福寺の中では、まだ玄関のようなものだそうです。
 まだ雨の降り続く中、その奥に立つ、本殿ともいうべき大雄寶殿(だいおうほうでん)へと向かいます。





 そこでもまた面白いものがあるのですが、今回はここまでにします。
 この続きはまた次回、後編で。





*黄檗万福寺へのアクセス・周辺地図はこちらをご覧下さい。




*黄檗万福寺のHP
https://www.obakusan.or.jp/




*『京都妖怪探訪』まとめページ
https://kyotoyokai.jp/




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