
どうも、こんにちは。
今月いっぱいくらいは「祇園祭」の話を続けます。
今回は山鉾のひとつ「綾傘鉾」です。
また、「綾傘鉾」の会所となっている「大原神社」も訪れました。
この「綾傘鉾」は、神話や伝説、妖怪や英雄をモチーフにしたものではありません。
ただこの「綾傘鉾」。現在の形の山鉾が作られる前の、古い形の傘鉾だそうです。
京都市の中心部・四条烏丸に近い場所にある大原神社の前辺り。

こうして近くで見ると、結構大きいですね。
天女の姿が描かれた幕が印象的です。
大原神社。この中に綾傘鉾が安置され、近年では中に会所も作られたそうです。

参拝のために中へ。

綾傘鉾の飾りや、関連するものがいろいろと祀られています。
奥にかけられた「牛頭天皇(ごすてんのう)」、日本神話のスサノオ神と習合された八坂神社の祭神です。
お囃子などに使うものでしょうか。お面なども安置されています。

近くで見ると、結構リアルで……少し怖い感じもします(笑)。

そして、綾傘鉾の頂上に飾られる鶏の像です。


保存会の方のお話のよりますと、「何百年も生きてこられた鶏様(にわとり)様」だそうです。
作られてから何百年も経つような、古くて貴重な品だということかと、その時は思いましたが。
後で少し調べますと、「にわとり様」と呼ばれたのには、他にもわけがあったのですね。
祇園祭の傘鉾には、「神霊などを乗せて運ぶ」「神霊などが乗り移る依り代」などという意味もあるそうです。つまり、綾傘鉾の上に立つ鶏像にも神が宿っている。
だから「にわとり様」ということだったのですね。
最後は、昨年の記事からですが、「綾傘鉾」巡行の様子です。


それでは、今回はここまで。
次回も、今月いっぱいは、祇園祭の山鉾についてとりあげたいと思います。
また次回。
*大原神社への地図はこちらです。
*祇園祭のHP
http://www.gionmatsuri.jp/
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm



