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京都の闇に魅せられて(新館)

瀧尾神社の竜 @ 京都妖怪探訪(724)






(記事中の写真はクリックで拡大します。プライバシー保護等の為、人の顔部分に修正を加えていることがあります)


 どうも、こんにちは。
 またしばらく記事更新が滞ってしまいましたが、再開といきたいです。
 今回は京都・東福寺の近くに立つ古社・瀧尾(たきお)神社を訪れます。
 ここには「夜になると動き出して水を飲みに行く」という噂も立ったという見事な彫り物の竜が現在でもあります。
 また、境内にはシリーズ第576回で紹介した‘ウナギ神社’の祈願所もあります。


 まずはいつもの通り、交通アクセスの紹介から。
 JR奈良線及び京阪電車「東福寺」駅が最寄りの交通機関となります。







 その前の通りを少し北へ歩きますと。







 目指す滝尾神社の鳥居と門が見えてきます。







 この時は昨年(2020年、令和2年)の10月26日、年に一度の「鰻放生大祭(通称・ウナギ祭)」だった為、その案内板が立っています。
 この「ウナギ祭」については、シリーズ次回で紹介したいと思いますが、今回は滝尾神社と境内にあるものについて話を進めます。


 まずは本殿へ礼拝。





 先日のウナギ祭の時には、工事中でしたが、それより前の時期に訪れた本殿の写真がありました。
 最近のコロナ禍で、特に2回目の緊急事態宣言以後は、なかなか以前の様には動き回れず、この古社もませんので、その工事は終わっているのか、今はどうなっているのかはわかりませんが。
 ご祭神は大国主命と弁財天と毘沙門天の3神です。
 極端な言い方をすれば、天孫降臨により国を奪われた「まつろわぬ神」の代表的存在と、元は外来の神仏。
 一体、どんな由緒や歴史のある神社なのか、と思っていましたが。
 それが・・・この古社の起源も創建年代なども現在では不明だそうです。
 古くは、『源平盛衰記』に「武鶏ノ社(たけうのやしろ・武鵜社)」と記されていたそうで、源平合戦の時代以前から祀られていたと考えられますが。
 応仁の乱(1467年)による焼失、豊臣秀吉の方広寺建設による移転などの何度かの移転を得て、現在の地へと。この辺りは京都の古い神社仏閣にはよくあることですが。
 福助人形のモデルともされている、大丸グループの創業者・下村彦右衛門正啓が熱心に信仰していたこと、大丸の成功後に創業家による大規模な整備が行われた話も有名です。



 次に本殿前の舞殿へ行き、天井を見てみます。
 そこには見事な木彫りの龍が。








 江戸時代後期の彫物師である九山新太郎の作とされる全長8メートルあるという龍の木像です。
 あまりにも精巧に作られた為、「夜になると動き出して水を飲みに行く」という噂や伝承まで立った為、「龍が外に出ないように」と本当に金網がかけられていた時期もあったそうです。現在ではその金網もありませんが。
 この点、三井寺の「左甚五郎の竜」(※シリーズ第8回などで紹介)などと似ています。
 確かに、そういう噂が立っても不思議とは思えないほど、リアル感があります。



 さて、本殿より奥にはもうひとつ注目すべきものがあります。
 それがこちらです。














 シリーズ第576回で紹介した‘ウナギ神社’三嶋神社の祈願所です。
 というより、平成12年(2000年)頃に元あった三嶋神社が多額の負債を抱えて土地を手放さざるをえなくなり、社殿は瀧尾神社の境内祈願所に遷座を余儀なくされたという話です。
 秋篠宮親王が(元の三嶋神社に)子宝祈願に訪れた時の写真も飾ってありました。





 その後、三嶋神社が元あった場所にはマンションが建ちましたが、平成14年(2002年)に地主さんによって元の三嶋神社が再建され、現在のマンション裏の小さな社が残っています。。
 なお、以下もシリーズ第576回のおさらいに、しかも未確認情報になりますが。
 ある近隣住民の方のお話に寄りますと、移転してマンション建てた際、やはりその祟りと思われる何らかの現象や出来事があったそうです。その具体的な内容や詳細については、その住民の方は固く口を閉ざして、どうしても教えてくれなかったそうですが。
 これもただの噂に過ぎないのか、あるいはどうしても言えない理由があるのか、口を閉ざさなければならないほど恐ろしい話だったのか、それすらもこちらはわかりませんし、それ以上確かめるすべもないのですけどね・・・。
 ただ、現在も元の三嶋神社は、そのマンション裏にひっそりと建っています。
 また年一回、毎年10月26日に行われる、神使のウナギ(水蛇?)を祀るウナギ祭は現在も続けられています。
 ただし、狭くなった元の三嶋神社の敷地ではウナギ祭は出来ないので、現在ではここ瀧尾神社の祈願所で行われています。
 シリーズ次回は、そのウナギ祭を紹介したいと思います。


 ところでウナギ祭より前、1回目に訪れた時、境内に一匹の猫の姿が。





 よく「神社で動物に遭うのは、そこの神様に歓迎されいる印などとも言われていますが。
 偶然かもしれませんが、そのように思いたいところですね(笑)。






 今回はここまで。
 また次回。





*瀧尾神社へのアクセスはこちら(※「じゃらん」より)。




*『京都妖怪探訪』シリーズ
https://kyotoyokai.jp/




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