京都の鬼門・比叡山を守護するなど、京都の霊的防衛の要として開山された比叡山。
その僧坊のひとつとして始まった青蓮院門跡。
前回に続いて、この霊場の雪景色を紹介します。
今回はそのうち、庭園の雪景色をお届けします。
まずは、入り口からここへ入ります。
廊下には、こんな図が。
この絵図は、この寺秘蔵の『青不動明王』を模して描かれたものでしょう。
シリーズ第12回でも少し触れましたが、「不動明王の中の不動明王」と言われ、また「国宝の中の国宝」とも言われている貴重なものだそうです。
以前ここを訪れたのは、長らく秘仏とされてきた『青不動明王』が特別に開帳された時期でした。
華頂殿という建物の内部。
柿本人麻呂、山部赤人、小野小町など、「三十六歌仙」と呼ばれた和歌の名手たちの絵図も飾られています。
ここから庭へ。
外を見れば、水もすっかりと凍り付いています。
渡り廊下から見た、雪の庭。
門主の居間として使われ、また仮御所として使われた時期もあったという小御所。
その小御所から、室町時代に相阿弥によって作られたという庭を眺めてみます。
池の鯉たちも、この寒さに震えて固まっているのでしょうか?
次の3枚は、本堂の辺りで撮りました。
以前にも紹介しました、西方浄土を模そうとして失敗したという箇所です。
ちなみにここは、普段はこんな感じです。
次のも、本堂から見た風景です。
右側の建物は、宸殿(しんでん)と呼ばれ、主要な法要はここで行われるそうです。
庭は雪で覆われていますが、宸殿(しんでん)の屋根は、雪がほとんど溶けてしまっています。
次に、各建物を貫く廊下から、庭に降りてみます。
それでは、そこそこの長さになりましたので、今回はここまで。
続きはまた次回に。
天台宗・青蓮院門跡のホームページ
http://www.shorenin.com/
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm
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