京都の闇に魅せられて(新館)

四大絵師の雲龍 @ 嵯峨嵐山文華館『京(みやこ)のファンタジスタ』より





(記事中の写真はクリックで拡大します。プライバシー保護等の為、人の顔部分に修正を加えていることがあります)


 どうも、こんにちは。
 先月、何度目かの緊急事態宣言が出た後でしたっけ。
 京都・嵐山の「嵯峨嵐山文華館」で開催されていました企画展『京(みやこ)のファンタジスタ ?若冲と同時代の画家たち』を訪れました。
 近年、美術展マニアとなりつつある私ですが、特に伊藤若冲と曽我蕭白(そがしょうはく)の作品が観られるなら無理して遠方まで行ってしまうほどで。
 もっとも最近のコロナ禍で、以前ほど自由には動き回れなくなっておりますが。
 伊藤若冲の他、円山応挙、さらに私が‘異形の天才’と讃える曾我蕭白(そが・しょうはく)の作品が幾つも展示され、しかもそのほとんどが撮影を許可されているという、まさに夢のような企画展でした。


 まずは嵐山の玄関口のひとつともいうべき嵐電「嵐山」駅から。








 現在も続くコロナ禍の為でしょうか。
 以前より人は少なく、シャッターを下ろしたままの店舗も見られます。


 京都・嵐山、渡月橋の付近へ。








 鮮やかな青空と夏の雲が広がっている頃でした。



 川沿いの道を少し歩けば、「嵯峨嵐山文華館」へ。









 入場料を払って中へ。
 こういう時期ですから、消毒用アルコールで手を拭き、検温して平熱であることを確認してから入場を許可されます。









 展示物のほとんどが撮影可で、夢のようです。


 小倉百人一首の歌と、それぞれの作者の人形が並んでいます。






 『京都妖怪探訪』シリーズでお馴染みの面々、小野小町とか。






 小野篁(おのの・たかむら)とか。






 崇徳上皇とか。






 菅原道真とか。





 それにしても、『京都妖怪探訪』シリーズなどというものを長年続けていますと、皆が知っている歌人や偉人なども、また違った視点で見えるのが、また面白いかな、と思いました。



 そして、本題の美術展へ。


 色鮮やかな円山応挙の孔雀図と、呉春(ごしゅん)という絵師の書いた墨絵の孔雀。





 色鮮やかなだけで無く、細部まで精密に描かれています。








 与謝野蕪村と円山応挙に師事したという絵師・呉春が描いた墨絵の孔雀も。









 禅僧でもあった白隠慧鶴(はくいんえかく)が描いた海老図。





 これも、墨絵と色つき絵画のそれぞれの面白さが出ているようで面白いですね。



 以下、鶴図の競演。
 円山応挙の鶴図に。









 曾我蕭白の「粟に鶴図」。






 岸連山(きし・れんざん。この人は知らなかった・・・)という人の描いた、見事な鶴と孔雀の金屏風。















 伊藤若冲の作品群の中で有名なのが、細密な鶏の絵ですが、ここにも墨絵の鶏の屏風が。









 伊藤若冲と言えば、こちらの髑髏の絵でも有名でしたっけ?






 伊藤若冲の弟が、伊藤白歳(いとう・はくさい)という雅号で描いた作品も。









 何匹もの蝦蟇を描いた絵も。









 他にもたくさん面白い作品もあったのですが、ここで全ては紹介し切れないので、最期に伊藤若冲、曾我蕭白、円山応挙、狩野探幽の4人の絵師が描いた雲龍図の競演を観て行きます。






 「どの方向から見ても目が合う」という狩野探幽の雲龍図。






 風雨の激しさも表現した円山応挙の雲龍図。






 天に向かっていく伊藤若冲の雲龍。






 そして少し変わった構図で描かれた曾我蕭白の雲龍図。








 いずれも威厳があるけど、その一方でどこか親しみやすさも感じさせる龍ですね。
 なお、ファンタジーRPGオタクであり、竜種愛好者でもある私などは、これだけでもうお腹いっぱいです(笑)。
 なお、雲龍図といえば、そして曾我蕭白といえば、何年か前に『ボストン美術館』展で観た、ボストン美術館蔵の巨大な『園竜図』もまた観たくなってきましたね。思えばあの『雲龍図』の迫力に圧倒されて、曾我蕭白のファンになってしまったのです。



 美術鑑賞の後は、文華館のカフェでひと休み。






 今回はここまで。
 また次回。




*嵯峨嵐山文華館へのアクセスはこちら




*嵯峨嵐山文華館のHP
https://www.samac.jp/




*『京都妖怪探訪』シリーズ
https://kyotoyokai.jp/




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