カテーテルアブレーション体験記

心房細動のカテーテルアブレーションの体験を綴る

心房細動のアブレーション

2017年11月20日 | Weblog

   ある医師の興味深い記事を読みましたので転載させて頂きます。

              心房細動は、アブレーションが必要でしょうか?

 まだ、アブレーションは治療の過渡期にあります。治療により色々なことがわかってきています。

 心房細動を治せば、それに越したことはありません。しかし、再発をした時に、脳梗塞を起こしたら、アブレーションをして、脈が戻って、抗凝固を止めたことが、あだとなります。


 心臓も大きくなく、症状もひどくない人で、高齢の方は、無理をしてアブレーションをしても、その恩恵は少ないと思っています。これは、人にもよります。症状がない人は、適応になりません。抗凝固がしっかりできる方も適応になりません。心機能も悪くない方も適応になりません。


 心房細動はアブレーション治療ができる以前は、病気というより、老化の自然経過として診ていて、特に高齢のかたは、内服治療で、問題なく経過をみれていました。

 特に高齢の方は、アブレーションで心房細動が根治しても、その後数年にまた心房細動が出現することがあります。それが実は問題で、その心房細動が再発した時に、運が悪いと血栓症を起こして、脳梗塞になることがあります。

  アブレーションで、若年の方は、劇的に症状が取れて、恩恵がある方が多数いる一方、症状が強くない方、高齢で再発の可能性が高い方は、デメリットの方があることがあります。