カテーテルアブレーション体験記

心房細動のカテーテルアブレーションの体験を綴る

受診&受診零れ話

2012年05月17日 | Weblog

受診

 今年に入り順調に来たが、4月2回、5月13日と心房細動になる。
何れもシベノールで治まる。
今迄抗不整脈薬は飲んでなかったが、シベノール100mgを一日2回処方される。
私の発作の原因は肺静脈以外のようである。肺静脈は完全にアブレーションしてあると。
数は少ないが、このような人もいるとの事。
シベノールを服用し様子をみる事となる。
 
 エベレスト登頂者の三浦雄一郎さんは2回のアブレーション後一度も心房細動にならないという。
来年80歳で又挑戦すると。私もエベレストはとても無理だが、キリマンジャロには登りたかった。
同じ先生にやってもらったが、個体差があり致し方ない。



 少々憂鬱な気分を晴らすべく、受診時等の零れ話を思いつくままに記してみる。

 
受診こぼれ話

 
★恋は卒業

 昨年、声帯を痛め声が出なくなった。予約日外に行き「声患いになり予約日に伺えませんでした」と申しましたら、「女性にとって恋は何歳になっても重要だよ(笑)でも僕はもう卒業したけど(笑)」と言われました。
ダンディな先生の事ですので今までに多くの恋を経験してきたことでしょう。

女性にとって重要なものは男性にも重要なのでは?でも先生の場合、今は公私共に充実していて恋は不要?・・・私も言ってみたかったなあ~~“恋は卒業”と。


 ★この言葉何人の女(ひと)に書きたるや〈何時も輝く星の如くに〉と

 お守りに先生のサインをとお願いした所、さらさらと書いて頂きました。
その手元を見ながらこの言葉を何人の人に書いたのだろう?と想像しました。

いえいえ山姥の私の心のリハビリの為に書いてくれたのでしょう。有難うございます。

 

★電話

   ある夜、動悸がして治まらず先生に恐る恐る電話しました。「プライベートな時間にお電話して申し訳ありません」と申しましたところ、「僕は24時間いつも仕事の事を考えているから良いんだよ」と言って頂きその一言でほっとし、動悸が治まるようでした。
又、再発時に電話した時に、色々アドバイスを頂きその上で「遠くて面倒みて上げらなくてご免なさいね」と言われました。

 

★病名

 待合室でカテアブをしたという人に会いました。何の病気でしたのですか?と尋ねましたら分からないと言われました。
そのような人もいるのですね。翻って私は考え過ぎ?突き詰めすぎ?あまり神経質にならない方が心臓には良いのではと思う。

 

★手弱女(たおやめ)と言われ些かこそばゆく帰路の時間の短きことよ

  古文のテスト?

 
★多忙

  医師に求めるのは適切な診断と治療だけにするべきである。日本の診療報酬は低いので医師は多忙である。
その他を求めるのは酷と知ってはいる。が、病気の話以外もしたくなる。
忙しいのにも関わらず雑談に応じて頂き、癒され救われている。

でもよく考えてみると先生にも他の患者さんにも迷惑になっている事に今更ながら気が付いた。


★地域限定


 「当地で先生の評判が良いですよ」と申しましたら「地域限定じゃあね」と言われ笑ってしまった。

  

★食事会

  待合室で先生を囲んで食事会をしようという話が出ました。都合を伺ったところ二つ返事で良いですよと言われ実現出来た。

 
★わが身をば案ずる主治医のメール優し読みつつ何時しか涙にかすむ

 2年前に尿管結石になりました。(スイスに行く3日前でした)専門外なのに原因、対処法など詳しく説明、励まして頂きました。また必ずチャンスは巡って来ますからとも・・・。
その通り、昨年行ってくることが出来ました。

 

★老化

  心房細動の原因はストレス、高血圧、老化と言われるが、私の場合もう老化では?耐用年数切れ?今迄の人生で心臓を酷使、酷使せざるを得ない様な生活をしてきたように思う。

心臓に優しい生活を心がけ、病に対して油断せず過したい。

 
 
 通院は前の病院から数えると5年8カ月になる。以前は往復6時間、今の病院は5時間。
大変と言えば大変だが、何時の時も診察室には笑いがあり苦痛ではない。

 考えてみると通院が楽しいというのは幸せと思う。通院不要となるのが一番だが・・・。