【写真:ケルン大聖堂(16/04)】
旅程
《16/04/06 ユトレヒト→ケルン(続き)》
短かったオランダ観光を終え、ユトレヒトの駅へ。Nはバス乗り場まで見送りに来てくれた。「ケルンくらいまでだったら一緒に行っても良かったね。」などとNは話すが、今日はここでお別れ。次にNと会うのは日本でということになるかもしれない。
実は昨日、ロシアにも是非と誘ったのだが、即座に一言、「えーっ、こわーい!。」と言われてしまった。ロシアはやっぱり怖いと思われてるのかなと一瞬とても残念に思ったが、どうやらロシアだからということではなく、Nは大きい街を恐れているようであった。昨年パリのIをNが訪れた際も、パリが怖かったのだという。
なるほど、ユトレヒトのような静かな、小さな街で暮らしていればパリやペテルブルクのような大都会をおそれるのも無理はないが、オランダではいろいろとお世話になったことだし、是非ペテルブルクにもきてほしいなと思う。
バスは定刻よりも遅れて到着し、25分遅れでユトレヒトを発車した。
時折現れる、なかなかまともに読めない道路標識を見ながら、Iと、「どこでパスポートコントロールなのかな?スタンプもらえるかな?」「さすがに国境では停車するくらいするでしょう。」などとパスポートコントロールを心待ちにしていたが、期待は見事に裏切られた。
バスはオランダ・ドイツ国境を素通り(そもそも、国境がどこだったのかすらおよそ見当がつかなかった)し、いつの間にかドイツに入国。パスポートにはスタンプなど「ス」の字ももらえなかった。そういえばスイスからフランスに入ったときも、フランスからオランダに入ったときも(スイス側出国で、スタンプなしでパスポートをチェックされたのを除いて)パスポートコントロールはなかったわけで、改めてEUの国境感覚には度肝を抜かれた。
途中で1カ所休息地に寄り、ユトレヒトから4時間弱でケルンに到着。私は昨年12月にイタリアのヴォローニャからフィンランドのヘルシンキへ行く途中ここで一泊しており、今回が2回目のケルン訪問。とはいえ、前回は夜到着して翌朝出発だったから観光らしい観光をするのは今回が初めてとなる。
今回の私の旅行、ロシアを出発して以来エストニアではロシア語が通じたし、スイスではスティーブン、クリスに、フランスではIにそれぞれ現地語に通訳してもらった。そのためあらゆる場面で問題なく英語が通じたオランダを除いて、このケルンが唯一、現地語を話せる人がいないという、コミュニケーション面で不安がある場所。Iと私で計4カ国語(フランス語、ロシア語、英語、日本語)が使えるとはいえ、うち3つは明らかに「エリア外」。
やむを得ず駅では唯一通じる可能性がある英語で、空港までの一日乗車券のようなものがあるかと聞いてみたがいまいち分かってもらえず。ここは英語が通じなくても腹を立てる場所ではないということは重々承知しているが、言葉が通じないと言うのはやはり不便。ドイツエリアをカバーするベルリンのHの登場(明日)が待ち遠しいところ。
旅程
《16/04/06 ユトレヒト→ケルン(続き)》
短かったオランダ観光を終え、ユトレヒトの駅へ。Nはバス乗り場まで見送りに来てくれた。「ケルンくらいまでだったら一緒に行っても良かったね。」などとNは話すが、今日はここでお別れ。次にNと会うのは日本でということになるかもしれない。
実は昨日、ロシアにも是非と誘ったのだが、即座に一言、「えーっ、こわーい!。」と言われてしまった。ロシアはやっぱり怖いと思われてるのかなと一瞬とても残念に思ったが、どうやらロシアだからということではなく、Nは大きい街を恐れているようであった。昨年パリのIをNが訪れた際も、パリが怖かったのだという。
なるほど、ユトレヒトのような静かな、小さな街で暮らしていればパリやペテルブルクのような大都会をおそれるのも無理はないが、オランダではいろいろとお世話になったことだし、是非ペテルブルクにもきてほしいなと思う。
バスは定刻よりも遅れて到着し、25分遅れでユトレヒトを発車した。
時折現れる、なかなかまともに読めない道路標識を見ながら、Iと、「どこでパスポートコントロールなのかな?スタンプもらえるかな?」「さすがに国境では停車するくらいするでしょう。」などとパスポートコントロールを心待ちにしていたが、期待は見事に裏切られた。
バスはオランダ・ドイツ国境を素通り(そもそも、国境がどこだったのかすらおよそ見当がつかなかった)し、いつの間にかドイツに入国。パスポートにはスタンプなど「ス」の字ももらえなかった。そういえばスイスからフランスに入ったときも、フランスからオランダに入ったときも(スイス側出国で、スタンプなしでパスポートをチェックされたのを除いて)パスポートコントロールはなかったわけで、改めてEUの国境感覚には度肝を抜かれた。
途中で1カ所休息地に寄り、ユトレヒトから4時間弱でケルンに到着。私は昨年12月にイタリアのヴォローニャからフィンランドのヘルシンキへ行く途中ここで一泊しており、今回が2回目のケルン訪問。とはいえ、前回は夜到着して翌朝出発だったから観光らしい観光をするのは今回が初めてとなる。
今回の私の旅行、ロシアを出発して以来エストニアではロシア語が通じたし、スイスではスティーブン、クリスに、フランスではIにそれぞれ現地語に通訳してもらった。そのためあらゆる場面で問題なく英語が通じたオランダを除いて、このケルンが唯一、現地語を話せる人がいないという、コミュニケーション面で不安がある場所。Iと私で計4カ国語(フランス語、ロシア語、英語、日本語)が使えるとはいえ、うち3つは明らかに「エリア外」。
やむを得ず駅では唯一通じる可能性がある英語で、空港までの一日乗車券のようなものがあるかと聞いてみたがいまいち分かってもらえず。ここは英語が通じなくても腹を立てる場所ではないということは重々承知しているが、言葉が通じないと言うのはやはり不便。ドイツエリアをカバーするベルリンのHの登場(明日)が待ち遠しいところ。