①畑土などの良質な土壌を葉が半分くらいかくれるようにかける
②均し板で全般の凹凸のないように均し、目地をふさぐ
③目土かけの後、ローラーなどにより転圧し、床土と密着させる
④乾燥している場合は、飛散などを防ぐために適宜潅水する
①畑土などの良質な土壌を葉が半分くらいかくれるようにかける
②均し板で全般の凹凸のないように均し、目地をふさぐ
③目土かけの後、ローラーなどにより転圧し、床土と密着させる
④乾燥している場合は、飛散などを防ぐために適宜潅水する
①表土を開墾し、根、雑草、石などの雑物を取り除く
②酸性土壌の場合は、消石灰、炭酸カルシウムなどを散布して中和する
③その他、粘質土壌や砂質土壌の場合には、土壌改良材を施用する
④播種や植え芝などの工法では基肥を施す
⑤表面の凹凸を均し、表面排水を確保できる勾配をとる
移植樹木の植え付け後の活着と良好な生育を促すために養生を行う。
養生として必要な作業の内容や留意点は次の通り。
①枝葉の剪定・切除
根の切断により減少した水分の吸収量と蒸散のバランスを保つため、
余分な枝葉を取り除き、葉量を調整する。
②支柱取り付け
風等による倒木を防ぐほか、樹木の揺れを防ぐことにより、新しく伸びた根の生育を助ける。
③幹巻き
幹巻きは、活着の促進を図るための処置である。ワラやコモ、
幹巻きテープなどの保護材により、樹皮を覆う。厳冬期は、
凍害による霜割れを防ぎ、盛夏期は直射日光による日焼けを防止する。
④マルチング
土壌の乾燥防止、地温の調節、雑草繁茂の防止、霜害防止、土
壌改良などの目的で、ワラ、コモ、落ち葉、もみがら、バーク堆肥、
ウッドチップなどで植物の根元周辺を被覆する。
⑤寒冷紗かけ
厳冬期の寒さや風による乾燥から、樹木を保護するため、一般に
常緑樹に用いられる。合成繊維などの薄いネット上の布で樹木を覆う。
①植穴への植栽樹木立て込み時の留意点
植え付け後の活着、良好な生育を促す方法。
・植穴の底は良質な土を敷いてやや高くする。
・あらかじめ生育を考慮して元肥を施す場合は、
効果が長期間持続するような緩効性あるいは、
遅効性肥料を施し、肥料やけを起こさないよう、
根に直接当たらないよう注意する。
②水極めの手順と留意点
水極めは立て込んだ樹木の周囲に、水を注ぎながら植え込む方法。
・樹木を据えた植え穴に、土を埋め戻しながら水を注ぎ、根鉢の周囲に土を密着させる。
・植穴に空かんや陥没が生じないよう注意する。
③水鉢づくりの手順と留意点
水鉢は、植穴を埋め戻した後、根鉢内に十分に水を行き渡らせる方法。
・鉢の直径に合わせて、土を盛り上げ、土手を作る。(あるいは、幅の浅い溝を掘る)
・潅水を行ったときに決壊して水が流れ出ないように注意する。
水を撒いた後の、グラウンド
そっーっと覗いて見てごらん。
四角く囲ったライン、斜めに伸びるライン、
ジワッとにじみ出ています。
ああ、いいね、いいね、あそこに暗渠が埋まっている。
グラウンドを眺めながら、スッーと水がひいていくのが、うれしい私♪
やっぱり、これもマニアック?!!
□管渠排水
側溝などにためた排水を、排水枡(マンホール)などの排水施設に集水し、管渠で流す排水工法
管渠の接合方法は3種類
1、管頂接合 : 管の内面頂部の高さを合わせる接合方法
2、水面接合 : 管の内面の計画水位の高さを一定にする接合方法
3、段差接合 : 地表面の勾配が急なときに使用し、流速を落とすために、段差を設ける接合方
□排水枡の設置方法
排水枡に取り付け管を設置する場合には、排水枡の底面から、15cm以上、上部に設置し、取り付け管からの土砂の流出を防ぐ
取り付け管の角度は、管内の流水をよくするため、排水管に対し、直角または、流下方向へ60°の向きに取り付ける
□暗渠排水
地表面からの浸透水を集水したり、地下水位を下げるために設置する排水工法
有孔管を所定の深さに埋設し、透水性の高いフィルター材で埋め戻す
フィルター材には、空隙が大きく、かつ有孔管の中にフィルター材が侵入しない、目詰まりを起しにくい粒径の、砂利、砕石を用いる
□温度は110℃!
アスファルト舗装では、加熱混合物が相当温度のうちに敷きならし固める。
その温度はなんと、110℃を下回らないようにするという規定がある。
暑い、暑い、わけです。
ありがとうございます。
道路、工事現場では、専門用語がたくさん。
「はつる」 これが、使えるようになったとき、連呼したのは、わたくしだけじゃないはず。
ちょっとうれしい専門用語。もっと知りたい専門用語。
意味:舗装など、ひっぺはがすこと。
□アスファルト舗装の構成
___________
↑ アスファルト混合物
| (砕石、砂、フィラー等を歴青材料で、結合したもの)
_ |_表層____ タックコート(基層と表層のなじみをよくする)
| 粗粒度アスファルト混合物
| プライムコート
_ |_基層____ (路盤とアスファルト混合物のなじみをよくする)
↑ 舗装
路盤| 砕石など
↓ ↓
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
路床
参考:http://www.maedaroad.co.jp/movie/monthly2.html
□締め固め作業
機械は、ロードローラ、振動ローラ、タイヤローラなどを使い、
次のの順序でおこなう。
1、継目転圧
2、初転圧
3、二次転圧
4、仕上げ転圧
擁壁を作る場合には、転倒、滑動、沈下そして、円弧すべりの検討をします。
考え方を知っておこうと思います。
①擁壁の転倒を考える
擁壁に加えられる力の合力の作用点が、擁壁の底面部の1/3以上、
中央に寄ったところにおさまるようにする
②擁壁の滑り防止を考える
擁壁の滑動については、滑動させようとする力は、水平土圧力である。
水平土圧力に抵抗する力は、壁底と地盤の間に存在する摩擦抵抗である。
滑動に対する安全率は、1.5以上を基準とし、1.5に満たないときは、底版幅を
大きくする。または、擁壁底面に抵抗突起を設ける。
③擁壁の沈下を考える
擁壁が沈下しないためには、地盤の許容支持力
(地盤が支持できる最大の荷重を一定の安全率で除した値)が、
擁壁底面に働く地盤反力度の最大値以上でなければならない。
擁壁の中の鉄筋は、力を受ける側を背にした、片持ち梁とします。
片持ち梁式の擁壁の鉄筋を打ち継ぐ場合、2種類の目地を入れます。
鉛直打ち継ぎ目地 : ひび割れ防止の目地。
打ち継ぎ目と打ち継ぎ目の間隔は、10m以内とし、
鉛直打ち継ぎ目での鉄筋切断はNG。
伸縮目地 : 温度変化による亀裂防止の目地。間隔は15~20m以内。
この目地で、鉄筋を切断する。継ぎ目には目地材をいれる。
道具にこだわる。
工事現場も、おいしいものも、いいものづくりは、ここから始まる!
これから、工事現場めぐりをします。
□ブルトーザwww.scm.co.jp/lineup/lineup/buru/img/d5m.gif
大量掘削から、板開除根、小規模な掘削押土まで使用され、60m以下の距離の掘削押土に適している
□被けん引式スクレーパ
被けん引式スクレーパは、自走式スクレーパに比べ、勾配の急なところ、運搬路面の悪いところでも用いられ、60~400m程度の距離の運搬に適している
□自走式スクレーパ
自走式スクレーパは、被砕岩の積み込み運搬に使用され、200~1200m程度の距離の掘削運搬に適している
□バックホウ
バックホウは、機体より低い場所の掘削に適している
□トラクタシャベル
トラクタシャベルは、押土に適しており、ダンプトラックなどの運搬機械と組み合わせて使用される
今日は、まるで、緑が出てきませんが土木のお話。
土木と造園、屈強な兄と物腰柔らかな弟。
兄弟のような関係です。
用・強・美
どれかが欠けても気持ちよくない。
ふたりが離れることはありません。
園路などの工事で、盛土のり面の締め固めが不十分であると、豪雨などにより、法面が滑り、崩壊を起こす危険があるので、法面は可能な限り機械によって締め固める必要がある。
盛土は、施工後に圧密沈下することが予想されるので、盛土に際しては、計画高より余分な盛土、すなわち余盛をするのが一般的である。
基礎地盤の土壌の含水比が高く、軟弱な場合、機械の施工性、盛土の圧密沈下の防止を図るため、基礎地盤の処理工法としてサンドマット工法※を用いることが多い。
※サンドマット工法
敷砂工法で、圧密によって地盤中から排出される水の排水路となり、また、地盤の施工機械の走行能力の確保にも役立つ。
この、施工機械の走行に耐え得る地面の能力をトラフィカビリティーという。
造園で使われる池(水辺護岸)の作り方は6種類。
大規模な河川では、強さに欠けるかもしれません。でも、身近な池泉、細い河川では、活躍できます。
どれも、多孔質で、生物がすめる環境です。そして、人が水まで近づきやすいのが特徴です。
□草止め
水もちのよい荒木田などの土を岸に叩き固めたところに、水辺植物を植え、土留めする
□州浜
なぎさから、水中にいたるまでごろた石を敷き詰める
□乱杭
木杭などを用い、土留めする。杭の頭を揃えたり、杭の高さを不ぞろいに打ち込んだりする
□しがらみ
横に渡した木の小枝や、割り竹を土中に打ち込んだ杭で止めて、土留めする
□玉石
岸辺にごろた石よりつぶが大きく、そろっている、玉石を並べ土留めする
□蛇籠
鉄線や竹で編んだかごの中に、玉石などを詰めて並べ、土留めする
運動施設の計画は、日本体育施設協会やそれぞれの競技協会が定めています。
すごい勾配で、テニス、野球。。。勢いよく走ったら、飛んで行ってしまう!!ので難しい。
硬式テニスコートの計画
□施設基準
コートの計測は、ラインの外側で行う。
ラインは、幅5.0cmを標準とし、すべて均一の色で表示する。
排水勾配は、ベースラインと平行(横断方向)に片流れ0.5%以下が標準。
なお一方のベースラインから、もう片方のベースライン、 1つのコーナーから、対角コーナー、
この3つの方法のいずれかを選択することとしている。
(後の2つは、どちらかに不利な気もします。。。)
□方位
長軸の方位は、太陽光線の競技への影響を考慮して、北-南方向から9°~15°北西-南東方向へ振る
□照明灯
照明灯は、サイドラインと平行に配置し、公式競技を行うコートの競技面の平均照度を1000ルクス以上とする
□材質
ネットポストは材質を木製または、金属製のものを標準とし、1辺の長さまたは、直径を15cm以下とする。
陸上競技場の計画
□施設基準
トラック1周の距離の許容誤差は、第1種公認では1/10000以内である。
トラック1周の計測方法は、縁石の走路側の端より、30cm外側で行う。
トラックとフィールドの境界は、高さ5cm、幅5cm以下のコンクリート、木材の類で仕切る。
排水勾配は、トラックの縦断方向で0.1%以下、横断方向で1.0%以下。
フィールドとトラックの間に設けた、排水溝に向かって排水する。(フィールド→排水溝←トラック)
□方位
フィールドトラックの長軸の方位は、南北にとるのが望ましい
□照明灯
□材質
サッカー場の計画
□施設基準
フィールド面は平坦で、常緑の天然芝であること。
有効な給排水設備を設けること。
□方位
フィールドの方位は、南北にとるのが望ましい。
メインスタンドの方位は、観客が西日に悩まされないように、東向きに設置することが望ましい。
□照明灯
□材質
競技者の激しい動きに耐える、スポーツターフであること。
関東より西では、暖地型芝のバーミュダグラス類に、寒地型芝のペレニアルライグラスをオーバーシーディングすることが多い。
芝床は、降雨直後のプレーにも良好なコンディションを得るため、砂とすることが多い。
野球場の計画
□施設基準
排水勾配は、塁線から外野側に向かって、0.3~0,7%以下
□方位
観客優先か、選手優先か施設ごとに設定。
選手優先の場合は、守備に太陽光の影響が出ないように、選手が太陽を背にプレーできるように、本塁を投手板より南側にとる。
日本は台風も多いですし、植えつけた樹木は活着するまで、しっかり支えておかないと心配です。
でも、街路や広場ではすっきりとした空間をつくりたい。
そこで、割と身近な素材を使って、樹木の大きさにあった、様々な支柱を使い分けているんですね。
造園の知恵です。
樹木規格 材料 適用植栽地
□標準支柱
布掛け型 幹周り10~19cm 竹 生垣など列植植栽
幹周り20~49cm 杉長丸太 生垣など列植植栽
添え柱型 幹周り0~14cm 竹 広場内の幼木など
二脚鳥居(添柱付き) 幹周り9~29 杉切丸太 街路樹など
三脚鳥居(添柱無し) 幹周り30~59cm 杉切丸太 街路樹など
十字鳥居 幹周り30~59cm 杉切丸太 街路樹など
八掛け3~8本 幹周り20~119cm 杉長丸太 芝生地内の高木など
四脚八掛け 幹周り120~149cm 杉長丸太 芝生地内の高木など
□特殊支柱
ワイヤー支柱 八掛けに準じる 鉄線 樹高7m以上程度で、八掛けで
強度がでない場合
地下支柱 ― 鋼材 地上部の空間利用を積極的に
図りたい場合
方丈支柱 ― 杉切丸太 斜幹の樹木(日本庭園内など)
移植の難易の見極めは、苅住昇先生にお世話になっています。
樹木根系図説:樹木の根の組織や生長など基礎事項を総論で扱い、各論編では473種の根系や栽培等を詳細解説。(日本農業書総目録より)
樹木は樹種により、移植の容易なものと、困難なものがある。その原因としては、根の形態、再生力、成長力などがある。特に根の形態は、最も関係が深い。
難
↑ 粗根 直根 常緑針葉樹に多い
| 太根 常緑広葉樹
| 側根
↓ 細根 密生根 落葉広葉樹に多い
易
移植の難易樹種
難しい樹種 落葉広葉樹
アメリカフウ、タイワンフウ、ユリノキ、カラタチ
クヌギ、クリ、コブシ、シモクレン、シラカバ、サクラ類
常緑広葉樹
ウバメガシ、オガタマノキ、ゲッケイジュ、シャクナゲ
シャリンバイ、ジンチョウゲ、タイサンボク、ツバキ
落葉針葉樹
カラマツ
常緑針葉樹
アスナロ、イタリアサイプレス、イチイ、コウヤマキ
スギ、ダイオウショウ、ドイツトウヒ、ヒノキ、モミ
普通 落葉広葉樹
アキニレ、ケヤキ、サルスベリ、カツラ、カエデ類、シンジュ
ハナミズキ、ホオノキ
常緑広葉樹
アラカシ、イヌツゲ、キンモクセイ、クスノキ、チャ、ユズリハ
トベラ、ヒイラギナンテン、マテバシイ、モッコク、ヤマモモ
常緑針葉樹
アカマツ、イヌマキ、カイズカイブキ、キャラボク
クロマツ、ヒマラヤスギ
易しい樹種 落葉広葉樹
アオギリ、アジサイ、イチョウ、ウメ、シダレヤナギ
スズカケノキ、ナンキンパゼ、ニセアカシア、ハギ
ポプラ、ヤマブキ、ユキヤナギ
常緑広葉樹
アオキ、カナメモチ、サツキ、サンゴジュ、ツツジ類、ハマヒサカキ
マサキ、モチノキ、ヤツデ
落葉針葉樹
ラクウショウ
春はいい季節。外より温かい土の中で、根から活動開始です。
樹木の移植には、樹種により移植の適期がある。
春 夏 秋 冬 春 夏 秋 冬
根回し 移植 移植
■------→□ □
落葉広葉樹:萌芽直前期に根回しを行い、秋の落葉期以降、冬にかけてか、翌年の萌芽直前期に掘り取り移植を行う
老木については、一度に根回しをおこなわず、半分ずつ2年に分けて、3年目に移植を行う
根回し 移植 移植
■----------→□ □
常緑広葉樹:萌芽直前期に根回しを行い、翌年の春または、梅雨時期に掘り取り移植を行う
根回し 移植 移植
■----------→□ □
針葉樹 :春に根回しを行い、翌年の春または、秋に掘り取り移植を行う