
運動施設の計画は、日本体育施設協会やそれぞれの競技協会が定めています。
すごい勾配で、テニス、野球。。。勢いよく走ったら、飛んで行ってしまう!!ので難しい。
硬式テニスコートの計画
□施設基準
コートの計測は、ラインの外側で行う。
ラインは、幅5.0cmを標準とし、すべて均一の色で表示する。
排水勾配は、ベースラインと平行(横断方向)に片流れ0.5%以下が標準。
なお一方のベースラインから、もう片方のベースライン、 1つのコーナーから、対角コーナー、
この3つの方法のいずれかを選択することとしている。
(後の2つは、どちらかに不利な気もします。。。)
□方位
長軸の方位は、太陽光線の競技への影響を考慮して、北-南方向から9°~15°北西-南東方向へ振る
□照明灯
照明灯は、サイドラインと平行に配置し、公式競技を行うコートの競技面の平均照度を1000ルクス以上とする
□材質
ネットポストは材質を木製または、金属製のものを標準とし、1辺の長さまたは、直径を15cm以下とする。
陸上競技場の計画
□施設基準
トラック1周の距離の許容誤差は、第1種公認では1/10000以内である。
トラック1周の計測方法は、縁石の走路側の端より、30cm外側で行う。
トラックとフィールドの境界は、高さ5cm、幅5cm以下のコンクリート、木材の類で仕切る。
排水勾配は、トラックの縦断方向で0.1%以下、横断方向で1.0%以下。
フィールドとトラックの間に設けた、排水溝に向かって排水する。(フィールド→排水溝←トラック)
□方位
フィールドトラックの長軸の方位は、南北にとるのが望ましい
□照明灯
□材質
サッカー場の計画
□施設基準
フィールド面は平坦で、常緑の天然芝であること。
有効な給排水設備を設けること。
□方位
フィールドの方位は、南北にとるのが望ましい。
メインスタンドの方位は、観客が西日に悩まされないように、東向きに設置することが望ましい。
□照明灯
□材質
競技者の激しい動きに耐える、スポーツターフであること。
関東より西では、暖地型芝のバーミュダグラス類に、寒地型芝のペレニアルライグラスをオーバーシーディングすることが多い。
芝床は、降雨直後のプレーにも良好なコンディションを得るため、砂とすることが多い。
野球場の計画
□施設基準
排水勾配は、塁線から外野側に向かって、0.3~0,7%以下
□方位
観客優先か、選手優先か施設ごとに設定。
選手優先の場合は、守備に太陽光の影響が出ないように、選手が太陽を背にプレーできるように、本塁を投手板より南側にとる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます