トランプ大統領を嫌う人たち、というくくりにはいる人に、問いかけてみたい、といつも思う。
どうして、彼を嫌っているのか？
何か明確な理由があるのか、それとも、ただ漠然とそう思うのか？
いつ頃からそう思うようになったのか？
新聞で、テレビニュースで、言っている事……白人至上主義、人種差別家、苦労知らずに育った坊ちゃん、親の財産をもとに億万長者になった人、ハリウッドのプレイボーイ、エプスタインと親友、口が悪く（ツイッターの暴言）、品が悪く（演説の手を振るジェスチャー）、大統領の品格に欠ける、他国との友好関係を壊す人、3人の妻を迎えた、女癖が悪い、そう思っている人もいるだろう、お前は首だ！と言うテレビのショーから冷血漢と感じる人も…。
彼を嫌う場合、たいがい、これらの理由をあげるようだ。
そして、事の真意を確かめたりすることはしない。
メディアが伝えるままに、受け止め、そう信じる。
メディアは、彼のイメージを汚染し続けた。
そう、これらは、メディアが伝え続けた彼の作られた姿だったのだ。
トランプがエプスタインと一緒に写した1枚の同じ写真を、新聞も雑誌もニュースもバラエティーショーも繰り返し使って、トランプはエプスタインと友好関係があったと言う事実を作りたかったメディア。
メディアと言うものが、民主党の（社会主義運動の）道具になっていると言う事実を知らずに、ニュースの伝える事はみな真実と、その誘導操作にはまってきたのは、他ならぬ私自身であった。
私こそ、我知らず、いつの間にかその誘導操作に取り込まれ、気が付いたら、彼に対する間違った先入観が自分の中に出来上がっていた。
ツイッターの切り取られた言葉を耳にするたびに、一国の大統領として品のない、と思った。
手ぶりの動画をいつも見るたびに、あの身振り手振りはどうにかならないのだろうか、と心の中で思っていた。
ヤフーニュースのトップに上がるニュースを拾い読みし、グーグルのヘッドニュースを拾い読みし、ユーチューブのおすすめ動画を見続け、フェイスブックに上がるニュースを読み、6時半のプライムタイムに流れるアメリカ主流ニュースを見て、世の中の動きを感じていた。そこからトランプの人物像を得ていた。そこには、明らかな意図が存在したことを、馬鹿な私は気が付かなかった。
トランプ大統領のツイッターの下品な言葉を切り取り、ニュースキャスターは言葉にしないまでも、大統領にあるまじき暴言と言う姿勢で大衆に見せ続ける。トランプさんの、ふてくされ気味の顔や、人差し指を立てて右左に振る、あのお得意の手ぶりを見せながら。
私は、何度も、何度もこの類のニュースを見させられ続けた。
彼が語った国連での演説や、政治政策、各所で行ったアメリカ国民を思う様々なスピーチを目にすることなく。
メディアとぶつかる彼の姿ばかりを目にした、フェイクニュースと叫ぶ彼のいら立つ姿に、品格を疑った。
一度たりとも、彼の真意を知ろうとしなかった。
私は、なんと愚かであったのか。
彼は、本当の事を言ったから叩かれ、アマゾンや政界の沼に潜む人たちを敵に回し、叩かれた。
共和党内の人間でさえも、彼らの利益に脅威となるトランプを廃絶しようとリンカーンプロジェクトを打ち立てて彼を叩き続けた。（今は見る影もない、偽りの悪の組織であったからだ）
もし、あなたが、過去の私と同じように、トランプの事を思っていて、そして、今も、斜め視線で彼を見つめている部分があるのであるならば、
考えて欲しい……。
保守のニュースにも、私情が入る。今の世の中、偏見の入らない情報と言うものは存在しないのではないかと思う。背後の色々な利害関係が情報を操作する時代、信じる事の出来る情報源のみを探して行かねば、ならないが、容易ではない。
このユーチューブのサイト、ここ最近急激に視聴者数を伸ばし、登録者数はいつのまにかミリオンを越えたサイト。
ここが伝えるのは、操作なしの、過去のありのままのトランプ大統領の数々の映像だ、メディアが国民に伝えなかった姿だ。
自分が信じてきたものが、本当にそうだったのだろうかと、疑問を持った時、その真意を知る手段は、ある。
少し検索するだけで、分かる事がある。主流メディアの言う事だけ聞いていた時は、分からなかった隠された事実がある事に、一人でも多くの人が、ふれる事ができるならと、思う。
頭をよぎる言葉がある、
村の長老に｢西の土地で何か不吉なことがおこっておる｡その地におもむき､くもりなき眼(まなこ)で物事を見定めるならあるいはその呪いを断つ道がみつかるかもしれぬ｣と言われ送り出されるアシタカ。もののけ姫の中に出てくる名言中の名言だ。
私達こそ、今、くもりなき眼で、物事を見極める必要がある。
それは、自分自身の為であると同時に、何よりも子供たちが暮らす未来のために、過去の多くの義人たちが払った犠牲を無駄にしないために、人類の未来をよきものとするために、私が、今、何をどう考え行動するべきか、人間として責任を持って発言し、行動する時が、まさしく今の時だと、心から思う。ポジティブな気持ちを拡散し、必ず良き未来が来ると信じ続ける。
「サンは森で、私はタタラ場で暮らそう。ともに生きよう。会いにいくよ。ヤックルに乗って」
それぞれの場所で同じ志を持って生きる。アメリカに暮らしながら、日本の未来を思う。
トランプをよく思っていなかった私が、どうしてトランプ支持に転向したか、その事には、ハッキリとした理由がある。
