感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

白人警察官が皆悪いわけではない。

2020-06-06 | 日々思うこと

市民が声をあげだして1週間が過ぎた。

市民の声が、すこしづつ政治を動かし始めている。3級殺人容疑にかけられていた白人警察官が2級殺人容疑となり、警官を首になっただけだった同僚の3人の警察官も、罪を課せられることになった。これは、大きな進展だ。

それでも、市民のデモ行進は終わらない。

国民たちが、警察官の過度の行使、国民を敵対視するかのごとくな行いに完全に腹を立てていると言った状態。堪忍袋の緒が切れてしまったようだ。国民を守るのではなく、市民を過度に痛めつける彼らのやり口を撮った昔の映像までも持ちだし、過去にさかのぼって罰しようとしているようだ。昨日今日のニュースに、フロイド氏が亡くなった時と同じように、膝で地面に首を押し付けている警察官の過去の様々な映像が流れ始めた。不正行為を明確に見つけ出し、警察官の当事者を裁くことになりつつある。今まで、繰り返されてきた警察官による市民に対する暴行が、国民の目の前にさらけ出されようとしているわけで、うん、好ましい事だ、とにかく。

アメリカ育ちのうちの子供たちは、ここでマイノリティーとして育ってきた。黒人とまではいかなくとも、色々な場面で、白人至上主義アメリカの冷酷な面もアジア人として肌身で感じてきたと言う。なので、ニュースを見ながら兄弟で熱く語るし、とても今回の騒動に、デモ行進に共感している様子である。

今、行進するデモの群衆は、国が、警察の在り方を問題視し、裁くまでは収まらないのかもしれない。

アメリカの警察官が、皆が皆、フロイド氏を殺害した権力を肩に着て思い上がったあの警察官のようなわけではない。一部の考えの浅い、権力を好む、思い通りにならなかった人生のうっぷんを警察官になって晴らそうとでも思っているような(そう思わないと理解ができない)、そんな人たちが故に、良識ある警察官たちも、同じように見られて迷惑をこうむってるってことだ。

アメリカの陸軍、海軍、空軍、海兵隊に志願して退役したベテランと言われる人たちが、軍役を終えて転職する先が、警察であることがよくあると聞く。軍隊で訓練を受けたベテランたちは、(と言ってもまだ若い、22とか23とかの若者であることがほとんど)戦争で敵と戦う時に行使する様々な技、テクニックを軍の任期中に教わってくる。それをそのまま警察官になっても、マインドセットができない状態で、引きずっている人が少なくないと言うのは、海兵隊あがりの長男の話。

相手は、本来は守るべき国民だよ、

下水道に落ちたペットを何人がかりで助けたり、死にかけた犬を助けたりするのに、黒人は動物以下かよ、と言う事だ。

 

私の街の警察官は、とても紳士である。しかも、かっこいい。背は180センチ以上ありそうな、ガタイの良い、サングラスが良く似合う彼らが、制服を着ていると見とれる。礼儀も正しい。言葉使いも良い。パトロール中の車の中から、目が合えば気軽に笑みを返してくれる。

結局は、人の問題なんだ。心根の問題、それから、教育。

早く、コロナもデモ行進も事が根本的に解決して収まって、私も安心して日本に帰れる、その時が早く来ますように。

天に祈るしかない。

 



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