感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

寒くなってきたなと思ったら、ハロウィーンの季節

2013-10-24 | 日々思うこと
さすがに10月も後半になると、朝の出勤にはジャケットが必要になる。
ついこの前までの、あんなに暑かった夏はいつの事だったのだろう。
今朝などは、秋というよりは冬に近い体感温度で、バスを待つ数分の間に手がかじかんでくるのを覚えた。
手袋が必要な寒さだった。

家の暖房も朝夕の時間帯でスイッチが入るようになるのも、いつもハロウィーン前のこの時期からだ。

私は、個人的にはこのハロウィーンという行事をあまり好んではいない。
だからといって、この日に家を訪ねてくる近所の子供たちの為にキャンディーを用意しないかというとそうではなくて、
一応、形だけでもわずかばかりのキャンディーを用意して、家を訪ねてきた子供たちががっかりしないようには、毎年している。

家の軒先にハロウィーンのお化けや、お墓や、幽霊や、ガイコツや、魔女や、蜘蛛やと言った飾りが施されているのが
トリックオアトリートを仕掛けてもよい家であるというのが、一応の暗黙の了解となっているけれど、
中には、手当たり次第にドアベルを鳴らしてキャンディーをもらってまわる子供たちもいたりするからだ。

コスチュームを作って販売する会社と、キャンディーの製造販売会社があおりたてているのが、ハロウィーンという気がしないでもない。
最近は、世情を現してなのか、最近の嗜好がそうなのか、おどろおどろしいものや、血が滴っているようなコスチューム、変なものが多い。
子供たちの情緒に、良い影響よりは悪い影響の方がはるかに大きいと思う。
人を殺す殺人鬼みたいなのもある。それを着て喜ぶわけだから、やっぱりおかしいと思う。

もちろん、人気キャラクターや動物の着ぐるみなどの可愛いコスチュームもたくさんありはする。
かりに、コスチュームが可愛かったとしても、キャンディーが問題。
アメリカのキャンディーが質が悪いと言ってるわけではないが、何でできてるのかと思うような色や食感のお菓子があるし、
チョコレートはチョコレートで、すごく甘い。使っている砂糖がのせいなのか、歯が痛くなるくらいの甘さだと思う。
しかも、チョコの中にはなぜかキャラメルやヌガーの様な、歯にくっつく素材が入っているのが多いのだ。

それを、頑張ってもらってくる子は、両手に抱えきれないくらいもらって帰ってくる。
その昔、うちの子らが小学生だった頃、ハロウィーンでもらってきたキャンディーをより分けるのが毎年恒例の我々親の仕事で、
もらってきたうちの半分くらいは、捨ててたと記憶している。
明らかに、これはどうかと思える名もないメーカーの飴やチョコをより分けて捨てる。
安心できる品物だけを、子供に与えるようにするわけだ。

もうすぐ、ハロウィーン。
裏庭の木々も、ちょっとした風にはらはらと葉を落とすのに忙しそうで、早い木はもう裸に近い状態になっている。
裏庭や、町の道路、公園が落ち葉だらけになるのも今の季節、落ち葉をかき集めるのに体力を使うのもここ1~2週間。
空が青くて高いなと感じる秋に、紅葉も美しく、身近に感じるごくありふれたアメリカの、しかし美しい光景。
九州で育った私にとっては、何年ここに暮らしても、窓の外に広がる紅葉がきれいな秋は、いまだにちょっと感動ものです。

 いろんな色の実がきれい

 はっとするくらい赤い蔦の葉

 秋の空にジョージワシントンブリッジ、ニュージャージーから


ハロウィーンも過ぎて、木々の葉が散ってしまったら、長い冬の始まり。
アメリカの秋は短い、短いからこんなにきれいなのかななんて、一人思ってみたり。

明日は、ハロウィーンのためのキャンディーを買いに行くのを忘れないようにしなければ…。


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