コンテナ不足、陸揚げ労力不足などに起因する海上輸送の混乱によって、海外からの様々な物資の輸入が滞る事態が起こっているという事を、コロナの騒動の中、聞いてはいたけれど、タンカーが100隻近く海上で陸揚げの順番を数週間数か月という期間待っているという、どうしようもない事態はその後も改善されたと聞いていません。
そして、私達アメリカで暮らす日系人の生活にも、影響が出てきています。
納豆品薄。
近場の日系最大手スーパーマーケットから納豆が姿を消した!その期間約10日間ほど。
10日ほどの品切れの期間、毎日のように納豆を求めるお客さんへの対応で、お店も四苦八苦した事でしょう。お店では、アメリカの他州の倉庫にあった納豆の在庫をあるものすべて取り寄せたらしく、今はその納豆が並んでいて、いつもの銘柄は限られ、始めてみる日本産納豆もあったけれど、この際銘柄にこだわってはいられない、さっそく、12パック入りを1箱購入して冷凍庫にしまい込んだところ。
食品卸の方では、この先納豆入荷のめどが立っていないという話をしているらしい…。
日本産の納豆は、ほぼすべてがNON-GMO、プレミアムな大豆を使っているわけで、どんな大豆でもオーケーというわけではないから、調達はさらに困難な状況かも。
困ります。
これは、
納豆を自家製するしかないです。
一昼夜水に浸した大豆を4時間くらい茹で、湯を切り、大豆が熱いところに、ごく少量の湯を加え溶いた納豆1パック分を加えてサッと混ぜ、平たいコンテナーにひろげて、電気マットの上に置きました。
電気マットは中くらいの温度、30度~40度くらいが良いらしいけれど、正確に測れないから適当に。水分がたくさん出るから、キッチンタオルを間に挟んでタオルをかぶせて、空気が通るように密閉はせず、この状態で24時間。
24時間後、写真ではわかりにくいけれど、大豆の表面は白い粉がふいたような状態。底の方は糸を引いてべちゃべちゃです。
その後、冷蔵庫で2日間寝かせれば、アンモニア臭もおさまり、味も落ち着いて食べごろという事らしいです。取り分ける時に、出る粘りはすごいもので、臭いもきつい。納豆を作る24時間は、部屋の中になんとも言えない臭いが充満して、ちょっと困りましたが、キャンドルを焚いてやり切りました。
納豆になる過程で、大豆がしまるらしく、食べてみると茹でた時よりも気持ち硬くなっていたような気がします。
ポイントは、やはり大豆、そして茹で方、もしくは蒸し方。
蒸す方が大豆の味が凝縮して美味しいという話のようですが、茹でても十分においしいです。ただ、ほんとに柔らかく茹でないといけないので、ゆでる時間や茹で方は手間を惜しまないことだと思いました。
次回は、もう少し時間をかけてもっと柔らかくしないといけないと反省してます。
できた納豆は小分けにして冷凍庫にしまいます。
しかし、大豆が大きくて、極小粒納豆ならぬ、超大粒納豆になってしまいます