愛される人
愛されない人
私は愛されない人に類する
愛されていることに気付いていないだけなのだろうか?
いやいや愛は絶対感じるはず
思い出の中に愛はない
いつも不完全燃焼で求めるものとは違った
自分の存在はまるで半透明と感じていた
自分を犠牲にしてまで愛してくれる人はいなかった
親に捨てられたトラウマは幼少期の人格形成に大いに影響し愛を求める行為は間違ったものだった
尽くして尽くして自己犠牲することによって
自分は必要な存在だと示すのに必死になった
愛は与えられることなく・・
本当に愛されることを知らずに人生も終わりに近づく
愛されている人を見ると
「どんな感覚なんだろう」
「何故愛されるんだろう」
愛されることが当たり前なんだな
と羨望のまなざしで見てしまう
愛された記憶がない人は愛を失うこともない
その辛さは想像するしかないが耐えられない程のものだろう
代償としてその思いはしなくてすむ
愛を求めて自分の存在価値を模索し挫折し失望し運命を呪った
今お一人様でかつてない幸せを味わっている
生まれるも一人。死ぬも一人。
悟ったような気持ちでいる
「群れない・慣れない・頼らない」私の出来上がり
此処まで来るのに大変な時間がかかった
やっぱり人生は修行だな