続強子の部屋

思いつくまま、気の向くまま、書いています。

三日とろろと円谷幸吉さん

2018-01-04 12:17:26 | 悲しい
昨日の夜はとろろを頂きました。夫の生まれた仙台市では
3日にとろろを頂く風習があります。
自然薯をすりおろし、何度もすり鉢ですります。丁寧に丁寧に作ります。
お味噌を出汁でといて、ゆっくりと丁寧にまぜて、またすります。
大きなすり鉢一杯にふわふわしたとろろ汁が出来上がります。
大きなお茶碗にご飯を盛り、中央に穴をあけてその中に焼き鮭を
ほぐしてさらに刻んだ葱を入れて、最後にもみのりをふりかけて
出来上がり、とっても美味しいです。
これを作るときはなぜか舅が主導権を握り姑は助手です。私や兄嫁は
ネギを刻んだりもみのりを作ります。
義兄や夫も交代ですり鉢当番をします。みんなで作ったとろろが懐かしいです。

わが家でも息子たちととろろを作りました。みんな手伝いました。
今は私一人で冷凍のとろろを使って、三日とろろを頂きました。
あのころみんなで作ったとろろが懐かしいです。
舅、姑、義兄、兄嫁、私の夫みんな遠い国へ旅立ってしまいました。

三日とろろを頂くと円谷幸吉さんの、
  父上様母上様三日とろろ美味しゅうございました
と遺書に書かれていたのを思い出します。涙がこぼれます。
きっと円谷家でもに賑やかに皆さんでとろろを作っていらっしゃったのでしょう。
私の家族とともに円谷幸吉さんのこの言葉を思い出します。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿